DC街角ストーリー
コーナー

「DC街角ストーリー」

米国は、混乱が目立つ「トランプ時代」の真っただ中にある。自由、平等、多様性が誇りのはずの世界一の先進国はどこに向かうのか。DCと呼ばれる首都の街から見える米社会の今をつづる。

2020 11/15 8:00
国際

歓喜の裏にのぞく排斥

ホワイトハウス(奥)近くに集まった市民からは、トランプ大統領に対し「負け犬」「出て行け」という怒声も上がった=7日、ワシントン

 ワシントン支局は、ホワイトハウスから歩いて7分ほどのビルの10階にある。米大統領選で民主党バイデン前副大統領の「当確」情報が流れた7日昼前(日本時間8日未明)はそこで待機していた。

2020 10/15 8:00
国際

米大統領選、無事に終わるのか「何でもあり得る」激戦州で聞いた言葉

ウィスコンシン州で農業を営むアダムスキさん

 「ワシントンにいるだけでは大統領選や国内の情勢はつかめない」。米国で取材を始めて3年半の間、取材先から何度となく受けた指摘だ。

2020 9/1 6:00
国際

【DC街角ストーリー】見えない民主党の“熱気”

ホワイトハウス近くの路上で売られていたTシャツ。片隅には「バイデン ハリス」と民主党の正副大統領候補名入りのTシャツも=8月28日

 8月末、首都ワシントン中心部にTシャツを売る出店が多数並んだ。この日あった人種差別解消を訴える大規模集会に駆け付けた数千人の参加者を当て込んでのことだ。

2020 8/4 6:00
国際

近づく大統領選 劣勢覆すサプライズ「次の手は?」

ホワイトハウス近くの歩道沿いに貼られた人種問題への抗議メッセージの中には「VOTE」(投票)の文字も目立つ=1日、ワシントン

 米大統領選投開票まで100日を切り、テレビ画面に「あと○日」と表示する報道番組が出始めた。人種差別に対する抗議活動が今も散発的に発生するホワイトハウス周辺には、投票を呼び掛けるメッセージも掲げられ「選挙近し」を感じさせる。

2020 7/12 6:00
国際

重苦しい「制御不能」 コロナ感染増、止まらぬ米国の今

独立記念日のイベントで、密集も気にせず集結してトランプ大統領支持を訴えた市民=4日、ワシントン

 「制御不能」。新型コロナウイルスの感染者増加が止まらない米国の今を伝えるのに最も的確な表現ではなかろうか。

2020 6/12 6:00
国際

【DC街角ストーリー】マスクが映し出す政治

人が密集したホワイトハウス近くの通りで、マスクを着けて黒人暴行死に抗議する若者たち=6日、米ワシントン

 公の場でマスクを着用するか否かで米大統領選の支持動向が異なる-。ウォールストリート・ジャーナル紙とNBCニュースの世論調査などでこんな結果が出た。

2020 6/1 19:03
国際

【DC街角ストーリー】分断社会、ぶつかり合う「正義」

ホワイトハウス近くの公園の壁は、警察やトランプ大統領を非難するメッセージで埋め尽くされていた=5月31日、ワシントン

 5月末、ワシントン近郊の自宅周辺には春の陽気に誘われて散歩を楽しむ人たちがいた。新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出禁止措置が解除されて最初の週末。

2020 5/13 6:00
国際

【DC街角ストーリー】「いい話」あふれているが

上空を通過した米海軍飛行隊「ブルーエンジェルス」などの編隊フライト。外出禁止令は続くが、駅前には見学者がちらほらいた=2日、米バージニア州

 澄んだ青空を、米軍機がきれいな白煙を引きながら横切っていった。今月初め、南部バージニア州にある自宅近くの上空を数秒間、ごう音とともに通過したのは海軍と空軍のアクロバット飛行隊。

2020 4/27 6:00
国際

【DC街角ストーリー】常識で測れない民意

外出制限に抗議するデモ隊の車両。トランプ氏への称賛のほか、制限を求めた医師を非難するなど科学的な知見を否定するメッセージも目立った=22日、バージニア州

 新型コロナウイルスの治療法として殺菌剤の投与を「面白い方法と思う」と、トランプ米大統領が記者会見で提案した。米国では、ウイルスが日光を浴びると弱体化するとの研究成果を踏まえ、体内に管を入れて光を照射する治療法の研究が始まったそうだ。

2020 4/15 6:00
国際

【DC街角ストーリー】非常事態でも団結遠く

ワシントン近郊のバス停にあったトランプ大統領を批判する張り紙。危機のまっただ中でトランプ氏は団結を呼び掛けるが、世論の批判は高まりつつある=3月26日

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、トランプ政権が非常事態宣言を出して13日で1カ月。外出自粛を続ける米国人家族と電話で話していると、先方がこんな感想を漏らした。

2020 4/2 6:00
国際

【DC街角ストーリー】楽観論が急変「新常態」へ

自宅近くのスーパー前に並ぶ買い物客。他人と1・8メートル以上の距離を取る「ソーシャル ディスタンシング」を守っている=3月27日、バージニア州

 週末、ワシントン近郊の自宅近くで歩道を歩いていると、前方から来た初老の男性がすれ違う手前で、わざわざ車道に降りて通り過ぎていった。新型コロナウイルスの感染拡大が続く米国では今、他人との距離を1・8メートル以上取るのが新常識。

2020 3/13 6:00
国際

【DC街角ストーリー】見えぬ敵への危機対応

手洗い用のせっけんや消毒液がほぼ品切れになった薬局チェーン=9日、バージニア州

 米国でも新型コロナウイルスの感染拡大がいよいよ身近になってきた。支局のある首都ワシントンや周辺の東海岸でも感染報告が相次ぎ、自宅近くの薬局やスーパーでは手洗い用のせっけんや消毒液が品切れ状態だ。

2020 2/18 6:00
国際

【DC街角ストーリー】民主党の混戦、吉か凶か

米中西部アイオワ州の有権者宅を戸別訪問し、民主党のアジア系候補への支持を熱く訴えたニューヨーク州在住の男性ボランティア=1月31日

 「もしもし、ノブユキさんですか? ○○陣営です」。今月、米大統領選の野党民主党の候補選びが始まって以降、私のスマートフォンにはこんな電話やメッセージの着信が格段に増えた。

2020 1/25 6:00
国際

【DC街角ストーリー】“白い粉”入りの封筒

トランプ大統領が外遊中で不在でも、ホワイトハウス前には警官の姿が目立つ=21日、ワシントン

 新年早々、支局のあるワシントンDCやその近郊で、何かと物騒な出来事が続いている。 2日(米国時間)に米軍がイランの司令官を殺害した後、ホワイトハウスや政府機関の周辺では、テロ警戒の大統領警護隊(シークレットサービス)や警官の数が明らかに増えた。

2019 12/28 17:00
国際

【DCの街角から】「正論」超えて民意追う

中西部ウィスコンシン州のトランプ大統領支持者たち。記者に「トランプ政権の成果を知ってほしい」と訴えた=今月中旬

 今年の年明けにワシントンで仲良くしている報道関係者数人と「来年の米大統領選で誰が勝つか」を予想し合った。 私は「野党民主党の白人男性候補」と答えた。

2019 12/14 17:00
国際

【DCの街角から】年末に漂う和みと緊張

買い物客でにぎわうショッピングモール。人気店には行列(右側)もできていた。街はすっかりクリスマスモードだ=11月末、南部バージニア州

 11月末のサンクスギビングデー(感謝祭)の祝日を終え、12月を迎えた米国は、クリスマス休暇に向けてほっこりとした雰囲気が漂い始めている。 週末のショッピングモールは楽しげに買い物をする家族連れでにぎわい、行きつけの理髪店ではクリスマスをどう過ごすかで客と店員の会話も弾む。

2019 11/9 17:00
国際

【DCの街角から】チャンピオンがいる街

大リーグのワールドシリーズを制したナショナルズの優勝パレード。街中がチームカラーの赤に染まった=2日、ワシントン

 「チャンピオンの街」-。ワシントンDCを今、こう呼んで胸を張る人たちがいる。

2019 10/26 17:00
国際

【DCの街角から】原爆論争のバランス

核の研究や開発が今も行われているロスアラモスの歴史博物館には来場者が感想を寄せるコーナーも。「核兵器の肯定より否定の意見が多い」(リドンドーさん)=4日、ニューメキシコ州

 「見学者が多くて驚いた。 1945年7月、史上初の核実験が行われた西部ニューメキシコ州。

2019 10/12 17:00
国際

【DCの街角から】米国人は危機に強い?

出発直前に遅延の案内が出たニューメキシコ州の空港。スタッフに詰め寄るような乗客はおらず、何事もなかったかのような静けさだった=6日

 米国内の出張で飛行機や列車のトラブルに出くわすのは日常茶飯事だ。1週間前に訪れたニューメキシコ州の空港では出発直前になって航空便に遅れが発生。

2019 9/28 17:00
国際

【DCの街角から】奴隷400年 差別は根深く

ワシントンの国立アフリカ系米国人歴史文化博物館では来館者が見学のため長い列をなしていた 

 英国の植民地だった時代の米国の地に、アフリカからの黒人奴隷が連れてこられて8月で400年を迎えたそうだ。 ワシントンにあるスミソニアン博物館群の一つで、そうした黒人差別の歴史などを紹介する「国立アフリカ系米国人歴史文化博物館」は開館から3年たった今も来場者であふれ、先日訪れた際も、涙をぬぐいながら見学する黒人を見掛けた。

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