学ぶ・備える「防災」
連載

「学ぶ・備える「防災」」

毎年のように、大きな災害が九州のどこかで起きるようになりました。豪雨、台風、地震、火山…。いざというときに備え、向き合うために、一緒に学びましょう。

2021 4/14 17:32
くらし

「つらい経験したからこそ」進んだ避難所の強化 益城町

避難所に指定されていた熊本県益城町の総合体育館は、㊤2度目の震度7で天井が崩落。住民を受け入れていれば大惨事になっていた=2016年㊦被災の教訓を踏まえ建て替え時に耐震補強が徹底された総合体育館(いずれも熊本県益城町提供)

 熊本地震の発生から14日で5年の節目を迎えた。最大震度7に2度も襲われた熊本県益城町はこの間、震災を教訓にさまざまな防災対策を講じてきた。

2021 3/17 17:32
くらし

保存食、井戸…「暮らしの復興」支える古き知恵

石碑ではなく、木製の津波記念碑。文字が消えたら書き改めることで、教訓を再認識する狙いがある=岩手県大槌町(結城登美雄さん撮影)

 東日本大震災から10年の節目を迎えた中、仙台市の民俗研究家、地域づくりプロデューサー結城登美雄さん(75)に「暮らしの復興」の現在地を語ってもらったインタビュー。話題は、災害時に命を守り安心できる、持続可能な生活の知恵にも広がった。

2021 3/10 17:32
くらし

老漁師、迷いながら…海辺の復興「ようやく出発点」

早朝、海に出て、漁船の上から刈り取ったワカメをすぐさま浜で湯通しし、その日のうちに塩漬けまで行う。重労働は2月半ばから4月末まで続く=2月19日、宮城県石巻市北上町十三浜(松田哲郎さん撮影)

 東日本大震災から10年の節目を迎える。巨大な防潮堤の整備や高台移転など、被災地・東北沿岸の土木事業は進んでいるが、海辺で生計を立ててきた人々の生活は今、どうなっているのだろう。

2021 3/10 6:00
社会

防災計画に女性の視点不足 備蓄品、避難所運営に差

防災会議の女性委員比率による備蓄状況の違い

 各自治体が地域防災計画策定などのために設置する地方防災会議で、女性委員がなかなか増えない。研究者の調査によると、女性委員がいる自治体といない自治体では備蓄品や避難所運営の指針に顕著な差があり、2011年の東日本大震災でも女性の視点が不十分だったことが教訓として指摘された。

2021 3/5 17:32
くらし

「在宅避難」は身近な物の備えから 

【調理1】水を節約するため食材を別々にポリ袋に入れて一つの鍋で同時に火を通す(西野弘章さん提供)

 まもなく東日本大震災から10年、熊本地震から5年。節目を機に、非常時への備えを見つめ直す人も多いだろう。

2021 3/5 17:32
くらし

普段の付き合いが「共助」の源 防災は柔らか頭で

水野直樹さんの貸倉庫には、さまざまな防災グッズが保管されている

 避難生活のノウハウを知識として身に付けても、現実の災害では平時の想定をはるかに上回る事態が起きるものだ。

2021 3/3 17:30
くらし

「復興」は半ば 写真で見る被災地”あの日”と今

(上)陸前高田市の市街地跡に残る米沢商会のビル。周囲は約2メートル、背後の一帯は最大12メートルかさ上げされている=2月24日(下)被災直後の米沢商会のビル。左後方に見えるのは市庁舎=2011年3月27日撮影

 各地に巨大な防潮堤が造られ、地盤は大幅にかさ上げされていた。東日本大震災から間もなく10年。

2021 2/17 17:30
くらし

段ボールベッド「先進地」命守るスピード配備の工夫

段ボールベッドのセットは、かなりの重さがある。ローラーコンベアなどがあると搬入が楽になるという(北海道危機管理課提供)

 13日深夜に最大震度6強の地震に襲われた東北地方でも、各地に避難所が開設された。避難者の生活環境改善に役立つ物資の一つが簡易ベッド。

2021 2/3 17:30
くらし気象

特別警報級も…急速発達「春の低気圧」に注意

急速に発達する低気圧のイメージ

 暦では「立春」を迎え、東日本をはじめ各地に大雪をもたらした冬は、もうすぐ終わる。ただ、気象の専門家によると、九州地方ではむしろ、春一番や春の嵐などに見舞われるこれからが、急速に発達する低気圧への警戒期だという。

2021 1/20 15:00
くらし

「防災第一」関東大震災を事前警告した学者、私財投じて貫いた信念

今村明恒(国立科学博物館提供)

 明治から昭和初期にかけて地震学の発展に足跡を残した鹿児島市出身の地震学者、今村明恒(あきつね)(1870~1948)。関東大震災の“予知論争”など波乱に満ちた生涯を改めて顕彰しようと、古里の有志らが動きだした。

2020 12/23 18:00
くらし

熊本の球磨川「ゆっくり流す」へ転換を 九州大院の教授が提言

ゆっくり流す流域治水のイメージ

 7月豪雨で大災害に遭った熊本県の球磨川で、「流域治水」の取り組みが始まろうとしている。大きな河川で本格的に試みる初のケースと言える。

2020 12/9 17:00
社会くらし

空振り、見逃しも…「緊急地震速報」運用開始から13年 成果と課題は

熊本地震の際、連日スマートフォンに届いた緊急地震速報の履歴

 地震の強い揺れの前に避難を促す「緊急地震速報」は、一般向けの運用が始まって13年が過ぎた。独特の警報音とともにテレビやスマートフォンで伝えられ、エレベーターや列車の緊急停止にも活用されている。

2020 11/11 17:00
くらし

台風10号、何日前から準備した?あな特通信員1416人に聞いた

①台風10号接近で何日から準備行動?

 日本への接近・上陸が心配されるような台風の発生も、ようやく一段落した。振り返れば、九州に最も影響を及ぼしたのは9月6~7日に最接近した10号だった。

2020 10/28 17:30
くらし

水害軽減、一定効果あるが…「川辺川ダムがあったら」検証 熊本豪雨

①川辺川ダムがあった場合の推定治水効果

 今年7月4日に熊本県の球磨川流域で起きた集中豪雨災害を踏まえ、今後の治水対策をどう進めるのか。国土交通省九州地方整備局や県、自治体、関係機関による議論が動きだした。

2020 10/14 17:00
くらし

台風後の住宅修理、トラブル多発 「火災保険で自己負担なし」は注意

住宅修理の勧誘を巡る主なトラブル

 毎年のように台風や豪雨による被害が出る中、住宅の修理を巡り、業者から「火災保険を使って自己負担なしで工事できる」などと勧誘を受けた住民が、トラブルを訴えるケースが相次いでいる。国民生活センターは「近年、相談が急増しており、秋の台風シーズンは特に注意を」と呼び掛けている。

2020 9/30 16:00
くらし

備えは「空振り」?台風10号を検証すると…裏付けされた「猛威」

アメダス総降水量の分布と主な観測点の最大瞬間風速

 気象庁が早い段階から「特別警報級」と注意を呼び掛けた、先の台風10号。結果的に特別警報の発表は見送られ、積極的に避難に動いた市民の中には「空振り」といった受け止め方もある。

2020 9/16 11:40
くらし

「避難者3万人分を3日間」 福岡市の防災備蓄、警固断層地震を念頭に

避難所を頼る3万人がとりあえず3日間をしのげる量の食料や水などが保管されている

 九州各地にさまざまな被害をもたらした台風10号。福岡市でも接近に備えて6日午後、約250カ所の避難所が開設され、最大4500人近くを受け入れた。

2020 9/8 6:00
福岡宮崎社会気象

台風10号転機に被害軽減を 「積極的」備え標準に

全壊した長崎県平戸市の水産会社の加工場兼倉庫=7日午前11時40分ごろ(撮影・福田章)

 九州の西方を駆け抜けた台風10号に伴い、宮崎県椎葉村で土砂崩れが起き4人が安否不明となり、犠牲者や負傷者も各地で少なからず出た。自然の脅威を改めて見せつけられた。

2020 8/19 15:51
くらし

博多湾でも起こりうる高潮被害 台風進路と満潮時刻、もし重なれば…

子年の大風

 8月に入って台風が相次いで発生し、警戒感を強めるべき季節が到来した。暴風や大雨に加えて「高潮の脅威も忘れてはならない」と強調するのが、長崎大の後藤恵之輔名誉教授(土木工学、防災工学)。

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