どうする 明日のエネルギー
連載

「どうする 明日のエネルギー」

2050年、温室効果ガスの排出量を実質ゼロに―。政府の意欲的な目標にリアリティーはあるのか。今夏に改定される「エネルギー基本計画」を巡る議論を通して考える。

2021 10/15 6:00
経済鹿児島社会

川内原発1、2号機の特別点検開始へ 九電が40年超運転視野に

九州電力が特別点検の実施を決めた川内原発1号機(手前)と2号機=鹿児島県薩摩川内市

 九州電力は14日、2024年7月に運転開始から40年を迎える川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の運転延長申請に必要な「特別点検」を今月18日に始めると発表した。定期検査に合わせて実施する計画で、原子炉など重要設備の劣化状況などを慎重に評価し、原子力規制委員会への申請の可否を見極める。

2021 10/15 6:00
経済鹿児島社会

川内原発特別点検、鹿児島知事「延長申請見据え対応」

報道陣の取材に応じる鹿児島県の塩田康一知事

 鹿児島県の塩田康一知事は14日、報道陣の取材に「特別点検後の延長申請も見据えて(川内原発の安全性を検証する)県の専門委員会で対応する準備を進めたい」と述べ、特別点検の結果や評価を専門委の検討材料として提供するよう求めた。

2021 10/1 6:00
宮崎経済科学・環境

再エネ拡大、安定性の担保を 地域、企業間の格差出ない政策が必要 旭化成エネルギー総部長・藤田和久氏に聞く

旭化成の藤田和久・エネルギー総部長

 再生可能エネルギーの大幅な拡大を目指すエネルギー基本計画の改定案が示され、産業界も構造転換を迫られている。

2021 9/29 6:00
経済科学・環境

若者が「自分ごと」に思えるように 経産省若手WGの杉山さんに聞く

杉山実優さん

 経済産業省が一般からの意見を公募しているエネルギー基本計画の改定案は、再生可能エネルギーが「最優先」の原則が明記された。脱炭素社会の実現に向け、若い世代への理解をどう広げるか。

2021 9/29 6:00
経済

昼間の電気代割安プラン義務付け 太陽光活用へ経産省方針

福島第1原発事故後に九州でも増加した太陽光発電所。出力制御などの課題も生じている(資料)

 再生可能エネルギーの有効利用に向け、経済産業省は、太陽光発電の発電量が多い昼間の電力使用が割安になる料金プランやサービスの提供を電力会社に義務付ける方針を明らかにした。九州では電力の需給バランスを保つために再生エネの発電を一時停止する出力制御が頻発している。

2021 9/25 6:00
経済科学・環境政治社会

再生エネ政策「行き当たりばったり」 省エネ、家庭で「自衛」を 荻原博子さんに聞く

荻原博子さん

 電気やガスの在り方を示すエネルギー基本計画は、私たちの暮らしに大きく関わる。ただ、計画の中身は専門用語も多く、理解しにくいのが実情だ。

2021 9/17 6:00
経済

「踏み込み甘く本気になれぬ」 エネ基改定案に不満示す経済界

インタビューに応じる経済同友会の桜田謙悟代表幹事=東京都内

 経済同友会の桜田謙悟代表幹事=SOMPOホールディングス社長=が16日までに西日本新聞のインタビューに応じ、エネルギー基本計画の改定案について「率直に申し上げて踏み込みが全然甘い。具体性がなく、僕ら民間が本気でコミットできない」と述べた。

2021 9/14 6:00
政治経済科学・環境

「失政のツケ」エネルギー計画改定案、有識者委員が批判する理由

橘川武郎・国際大副学長

 エネルギー基本計画の改定案を巡り、経済産業省の有識者会議委員の橘川武郎・国際大副学長(エネルギー産業論)は「将来に禍根を残す」と公然と批判の声を上げている。自身が関わる審議で、その過程や改定案の柱となる電源構成目標について繰り返し問題点を指摘し、最後まで反対を貫いた。

2021 9/10 6:00
経済科学・環境

内閣府と経産省、再生エネの主導権争い 九電の出力制御やり玉に

エネルギー基本計画を審議する経済産業省の有識者会議。内閣府の特命チームに対し批判的な意見も出た=8月、東京都千代田区

 政府が大幅な拡大を目指す再生可能エネルギーを巡り、普及に向けた規制改革を訴える内閣府と、エネルギー政策全般を所管する経済産業省の主導権争いが激しくなっている。内閣府が河野太郎規制改革担当相の発信力や突破力で、原発維持を狙う経産省に切り込む構図で、九州で頻発する再生エネの出力制御も論点に上がっている。

2021 8/5 6:00
経済科学・環境

「再エネ拡大」経産省維持 有識者会議が計画案了承

 改定作業を進めるエネルギー政策の指針「エネルギー基本計画」を巡り、経済産業省の有識者会議は4日、7月に示された素案の修正案を了承した。修正案は、素案の段階からの大きな変更はなく、脱炭素社会の実現に向けて再生可能エネルギーの主力電源化を目指す柱を維持した。

2021 8/4 6:00
政治科学・環境経済

「太陽光」が「原子力」より高い参考値も公表 原発推進派に配慮か 発電コストの試算

 経済産業省が3日に示した試算結果では、各電源を安定的に運用する費用を含めた2030年時点の発電コストも参考値として公表した。太陽光が原子力に代わって最安の電源となる試算から一転して、太陽光が原子力より高くなった。

2021 7/22 6:00
政治経済

再エネと原発の課題棚上げ 首相表明の目標数字ありき 政府基本計画の改定素案

 経済産業省が示したエネルギー基本計画の素案は、「脱炭素電源」と位置付ける再生可能エネルギーと原子力が抱える本質的な課題を棚上げした。政府の温室効果ガス排出量の削減目標ありきで策定したため、その実効性には疑問符がつく内容となった。

2021 7/22 6:00
政治経済

脱炭素促進策乏しく 欧米は拡充、競争力低下も

 エネルギー基本計画素案の骨子

 21日に示された新たなエネルギー基本計画の素案では、再生可能エネルギーの急拡大など脱炭素化を前面に打ち出したものの、その実現に向けた環境整備の具体策への言及は乏しかった。世界では脱炭素化を機に経済成長を目指す動きが加速する中、日本は国際競争力が低下する懸念が残る。

2021 7/22 6:00
政治社会経済

「名を捨て実を取る」原発活用に動いた安倍前首相

経産省で開かれた「エネルギー基本計画」に関する有識者会議=21日午後

 政府は「エネルギー基本計画(エネ基)」の改定素案に、原発の新増設やリプレース(建て替え)の記述を盛り込むことを見送った。菅義偉首相の2050年脱炭素方針を受け、原発の積極活用を求める機運が自民党で高まったものの、迫る衆院選で争点化されることを警戒した政権が抑え込んだ。

2021 7/21 6:00
経済

復権か、命取りか…鉄鋼業界の脱炭素、鍵握る「水素製鉄」実用化

どうする明日のエネルギー

 製造業で温室効果ガスの排出量が最も多い鉄鋼業界が、脱炭素化の動きを加速させている。2100年に二酸化炭素(CO2)排出の実質ゼロを目指していたが、欧州発の国際的な流れを受け、目標時期を2050年に前倒しした。

2021 7/17 6:00
経済経済

エネ基計画に原発新増設明記求める 電事連会長、カルテルは説明せず

オンラインの記者会見で原発の必要性を訴える電気事業連合会の池辺和弘会長

 電気事業連合会の池辺和弘会長(九州電力社長)は16日にあったオンラインの記者会見で、改定作業が大詰めを迎えている政府の政策指針「エネルギー基本計画」について、原発の建て替え(リプレース)や新増設を進める方針を明記するべきだと訴えた。 経済産業省は21日にも改定案を公表する予定で、原発のリプレースや新増設については明記しない方向で調整している。

2021 7/14 6:00
政治社会経済

「原子力の方が安い」経産省試算に声上げる自民議連

どうする明日のエネルギー

 2030年に原子力が最も安い電源ではなくなるとする経済産業省の試算を巡り、政府、自民党内では13日、原発の必要性を改めて訴える声と、再生可能エネルギーの拡大に期待する声が交錯した。経産省はエネルギー基本計画の改定案を21日に示す方向で調整しており、その中で原子力をどう位置付けるかの攻防が大詰めを迎えている。

2021 7/13 6:00
九州ニュース政治経済

太陽光が原発抑え発電コスト最安に 経産省2030年試算

電源別の発電コスト

 経済産業省は12日、2030年時点の電源別の発電コストについて新たな試算結果を公表した。1キロワット時当たりの費用は、太陽光(事業用)が8円台前半~11円台後半で最も安くなり、これまで最安とされた原子力を下回った。

2021 7/11 6:00
経済

生かし切れない再生エネ、「出力制御」いつ解消? 方法は、課題は

送電網の増強案

 政府が再生可能エネルギーの拡大を目指す中、九州では太陽光や風力の発電を一時的に停止する「出力制御」が頻発している。2050年の温室効果ガス排出量の実質ゼロに向け、経済産業省は地域間の送電網を増強して九州外の地域への送電量を増やす方針を打ち出す。

2021 6/30 6:00
政治

エネ基改定は衆院選後? 「原発推進」争点化恐れ先送り論浮上

 国のエネルギー政策の指針で、5月にも原案が示されるはずだった「エネルギー基本計画(エネ基)」の見直し作業が事実上ストップし、自民党内では「次期衆院選後まで先送りを」との声も上がり始めた。菅義偉首相による2050年の脱炭素方針を奇貨とし、党内の原発推進派が原発の積極活用をエネ基に盛り込むよう攻勢を強める一方で、依然として根強い反原発の世論を選挙前に刺激することは避けるべきだ、との懸念も噴出しているためだ。

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第13回あんぱんパーク

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第5回写遊会 写真展

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