団交の鬼 ブラック企業との闘い
連載

「団交の鬼 ブラック企業との闘い」

「ばか! 若者の人生を台無しにしてるんだぞ!」。恐怖で震える従業員に代わり、会社側に思わず怒鳴った。パワハラ問題などで交渉してきた企業や団体は1000以上。ついたあだ名が「団交の鬼」。

2021 8/8 6:00
福岡社会連載

「一歩後退、二歩前進」 働く人間の尊厳を守る、体が続く限り

志水輝美が経験を積み上げ編み出した労使交渉12カ条(コラージュ・茅島陽子)

 連載「団交の鬼-ブラック企業との闘い」は、主人公である連合福岡ユニオン特別執行委員の志水輝美さん(70)へのインタビューで締めくくる。なぜ組合は必要なのか、ユニオンの可能性、そして長年の経験で得た「労使交渉12カ条」まで、「鬼」語録をたっぷり紹介する。

2021 8/1 6:00
福岡社会連載

女性差別の退職勧奨 ユニオンに救われ、10年後には率いる立場に

連合福岡ユニオンの現書記長の寺山早苗(右)。志水輝美(左)と仕事の打ち合わせをする進藤勇志

 「ものすごい職業人。 一人でも加入できる労働組合「連合福岡ユニオン」(福岡市)を現在引っ張る書記長の寺山早苗(55)は、「団交の鬼」志水輝美(70)=特別執行委員=と出会った当時を思い出す。

2021 7/25 6:00
福岡社会連載

「社会常識。それに尽きるんだよ」“強敵”弁護士と対決、奇妙な共感

志水輝美(左)と弁護士の萬年浩雄。志水は団交の一つ一つについて丁寧にメモを取ってきた(コラージュ・茅島陽子)

 「社会常識。 約40年のキャリアを持つベテラン弁護士で、企業再生のプロとして知られる萬年浩雄(75)は、労使交渉の落としどころをこう言い切る。

2021 7/18 6:00
福岡社会連載

「ユニオンは希望」最後まで寄り添う支援、経営や行政に広がる理解者

福永光明(左)と志水輝美。福岡県経営者協会、連合福岡ユニオンと立場は違えど互いにシンパシーを感じていた(コラージュ・茅島陽子)

 一人でも加入できる労働組合「連合福岡ユニオン」の特別執行委員、志水輝美(70)は、労働者の権利を守ろうとしない中小企業の経営者をそう怒鳴りつけたことがある。経営者協会と言えば、組合側からすれば相対する立場。

2021 7/11 6:00
福岡社会連載

経営拡大で生じたトップとの摩擦、店長が貫いた「言うことは言う」

長崎和博と思い出を語り合う志水輝美。長崎の質店勤務時代、職場集会の開かれた施設は熱気を帯びていた(コラージュ・茅島陽子)

 「考えてみると、店長まで経験させてもらった会社のおかげで、今の自分があるんだよね」。福岡都市圏で古物商を営む長崎和博(63)=仮名=に、20年前の怒りは消えていた。

2021 7/4 6:00
福岡社会連載

ユニオンは労働者の「最後のとりで」、運営に公的支援を 識者に聞く

「労働政策研究・研修機構」統括研究員の呉学殊。連合福岡ユニオンについても研究し、志水輝美と交流が深い(コラージュ・茅島陽子)

 1人でも加入できる労働組合「ユニオン」を舞台に、「団交の鬼」志水輝美さん(70)=連合福岡ユニオン特別執行委員=の闘いを追ってきた。今回は、その闘いを客観的な立場から分析してもらう。

2021 6/27 6:00
福岡社会連載

独りぼっちの組合員、ユニオン支えに定年まで 会社の体質も変えた

宮木則幸(右)と志水輝美、今も交流が続く2人は激しかった労使交渉の当時を語り合う(コラージュ・茅島陽子)

 「あなたの後継者が育っていないんです。 福岡市の資材関連商社に勤務していた宮木則幸(70)が退社の意思を伝えると、会社幹部が困った表情を浮かべた。

2021 6/20 6:00
福岡社会連載

ユニオンで学んだ労働者の知恵、コロナのコールセンターで聞き役に

コールセンターで働く舞子は、ユニオン活動の経験を電話口で生かしている(コラージュ・茅島陽子、写真・三笘真理子)

 新型コロナウイルス禍に関するさまざまな問い合わせに応じる行政のコールセンター。積もり積もった不安や不満がオペレーターに向けられることもある。

2021 6/13 6:00
福岡連載社会

「待てーぇー」団交から逃げたワンマン社長 変心に要した6年半

非正規労働者が増える中で、ユニオンの必要性を感じ、設立に動いた志水輝美(コラージュ・茅島陽子、写真・三笘真理子)

 冷戦終結、バブル経済の後退…。社会情勢が大きく変化する中、労働組合もその波に巻き込まれる。

2021 6/6 6:00
福岡社会連載

「かまぼこの切り方が厚い」と解雇…パート110番で知った非正規の現実

志水輝美の転機となった「パート110番」。その経験がやがて、連合福岡ユニオンの結成につながっていく(コラージュ・茅島陽子)

 1人でも加入できる労働組合「ふくほくユニオン」(福岡県福津市)の副委員長として、70歳の今も闘い続ける志水輝美。 県内の地域ユニオンで最も実績がある「連合福岡ユニオン」(福岡市)の書記長として長く活躍してきた。

2021 5/30 6:00
福岡社会連載

22歳出産休業で賞与なし…根に女性差別「あなただけの問題でない」

産後休業中だった女性のボーナス支払いを巡る問題について闘った志水輝美(コラージュ・茅島陽子、写真・三笘真理子)

 福岡県内にある特別養護老人ホームの介護職を産後休業中だった恵美(22)=仮名=は目を疑った。支給されるはずのボーナスが振り込まれていなかったのだ。

2021 5/23 6:00
福岡社会連載

「泣き寝入りは絶対にさせない」先輩のパワハラで休職、謝罪あるまで

 2月下旬、北九州市内のファミリーレストラン。1人でも加入できる労働組合「ふくほくユニオン」(福岡県福津市)の副委員長・志水輝美(70)は、子どものように年齢の離れた2人の男性たちを励ますように語りかけた。

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