
「性を考える」
男か、女か。この世はそんな二元論では成り立っていないことを、私たちはもう知っています。では性とは何か。性を通して、私たちの心と体、そして社会のありようを考えます。
孤独な少女を「支えて」 深刻化する貧困と性暴力 相談は倍増
虐待や性暴力に苦しむ10代の女性を支援する一般社団法人「colabo(コラボ)」(東京)代表の仁藤夢乃さん(31)が3月29日、福岡県春日市で講演した。コロナ禍で深刻化する状況を訴え「自己責任と突き放さず、福祉の視点で彼女たちに関わってほしい」と呼び掛けた。
投票者の性別欄って必要?
今どき「性別」とかまだ書いてあるの?-。福岡県太宰府市に住む大学生の女性(19)が、同市選挙管理委員会発行の県知事選(11日投開票)投票所入場整理券を受け取って驚いた、と本紙「あなたの特命取材班」に声を寄せた。
恐怖と絶望…実態知って DV被害者が動画チャンネル
虐待やドメスティックバイオレンス(DV)の被害者を支援するNPO法人「アコア」(福岡市)は今月、動画投稿サイト「ユーチューブ」に「エンパワーチャンネル」を開設した。出演するのは当事者の女性7人。
DV被害者が「仲間」に語る 動画チャンネル開設
虐待やドメスティックバイオレンス(DV)に遭った女性を支援するNPO法人「アコア」(福岡市)は今月、被害を受けた当事者の証言動画を配信するチャンネルを動画投稿サイト「ユーチューブ」に開設した。虐待やDVの被害者は「自分が悪い」と思い込まされ、被害の自覚すらないことが多い。
防災計画に女性の視点不足 備蓄品、避難所運営に差
各自治体が地域防災計画策定などのために設置する地方防災会議で、女性委員がなかなか増えない。研究者の調査によると、女性委員がいる自治体といない自治体では備蓄品や避難所運営の指針に顕著な差があり、2011年の東日本大震災でも女性の視点が不十分だったことが教訓として指摘された。
仕事と育児、両立は「無理ゲー」 国の少子化対策に足りないものは
西日本新聞「あなたの特命取材班」に寄せられた情報を基に、昨年11月20日付のくらし面で国の少子化対策「結婚新生活支援事業」を取り上げたところ、インターネット上で2千件を超えるコメントが寄せられた。新婚世帯に最大30万円を補助する制度で、政府は新年度から補助の上限額を倍増する方針だ。
「自分が怖くなった」性依存症の苦悩…犯罪減へ全国初の試み
福岡県は今年5月、性暴力の加害者や自身の性的な問題行動で悩む人を対象とする「性暴力加害者相談窓口」を開設した。性犯罪で刑事処分を受けた人の相談窓口は大阪府にもあるが、犯罪の有無にかかわらず相談に応じるのは全国で初めて。
「60万円」に倍増?新婚生活費用補助、実施は15%のみ 広がり不透明
「結婚給付金が倍増するとの報道を見たが、私のめいはもらっていない」。本紙「あなたの特命取材班」に福岡市内の男性から困惑する声が寄せられた。
女性向け風俗店、「性」を買う彼女たちが求めるものは…現場で働く男性が見た姿
ソープランドやヘルスなどの性風俗産業は男性が女性から性的サービスを受けて代金を支払うのが一般的だ。だが女性が客として男性からサービスを受ける性風俗店が近年、増えているという。
性別、年齢、顔写真なぜ必要?「履歴書」見直しの動き広がる
就職活動などで使う履歴書のあり方を見直す動きが広がっている。差別を生むとして性別や年齢、顔写真の欄をなくすよう求める声がNPO法人などから上がり、7月には多くの企業が使っていた日本産業規格(JIS)の履歴書の様式例が取り消された。
増える”望まぬ妊娠”…処方箋必要な「アフターピル」薬局で買える日は
避妊に失敗したり性暴力を受けたりした場合に服用すると高い確率で妊娠を防げる緊急避妊薬。海外では薬局で簡単に購入できるが、日本では医師の処方箋が必要だ。