虫の目図鑑
コーナー

「虫の目図鑑」

生物生態写真家の栗林慧(くりばやしさとし)さんが撮影した昆虫たちが登場するコーナーです。

2021 9/17 15:20
こどもタイムズ

【栗林慧 虫の目図鑑】ホソヘリカメムシ いやな臭い出さない

じみな目立たない色だが、翅(はね)を広げて飛ぶ姿はハチによく似ている

 カメムシといえばいやな臭においを出だすことで知しられていますが、このカメムシは臭においを出だしません。

2021 8/18 19:39
こどもタイムズ

【栗林慧 虫の目図鑑】モンキジガバチ 泥を使って巣を作る

泥を棒状に伸ばして積み上げるようにしてつぼを作る。出来上がると、幼虫の餌になるハエトリグモを捕まえて麻酔注射をし、5匹くらい入れると、そこに卵を産んで、泥で入り口にふたをする

 モンキジガバチは泥どろを使つかって巣すを作つくります。

2021 7/21 19:22
こどもタイムズ

【栗林慧 虫の目図鑑】ゴマダラチョウ 蜜ではなく樹液を吸う

クヌギの樹でカブトムシやクワガタムシが来る前に、樹液を独り占めで吸っている

 白しろ黒くろ模も様ようが特とく徴ちょう的てきなこのチョウは、チョウの中なかでは中ちゅう型がたのタテハチョウの仲なか間まです。

2021 5/20 18:35
こどもタイムズ

【栗林慧 虫の目図鑑】コハナバチ 花粉と蜜の混ぜダンゴ

土を掘り出して巣作り中。メスのハチが1匹で何日もかけて一つの巣を作り、中に幼虫がすむ部屋を10個ほど作る

 今いまの季き節せつ、草そう原げんのところどころに草くさが生はえていない地じ面めんがあり、そこに直ちょっ径けい5ミリほどの小ちいさい穴あながいくつも開あいていて、その穴あなのまわりに掘ほり出だされた土つちが盛もり上あがっていたら、多た分ぶんコハナバチの巣すに違ちがいありません。

2021 4/21 15:02
こどもタイムズ

【栗林慧 虫の目図鑑】ニッポンヒゲナガハナバチ 花を目指して

エビネランの花に飛んで来たニッポンヒゲナガハナバチ

 林はやしの陰かげにエビネランの花はなが咲さき始はじめると、その花はなを目め指ざして何なん種しゅ類るいかのハチたちがやって来きます。

2021 2/17 17:30
こどもタイムズ

冬越し(4) 仲間集まり春を待つ

道路脇の斜面にできた穴の中で集まって越冬しているハンミョウ

 同じ種類でありながら、ふだんは決して群れをつくらず、いつも1匹だけで行動している昆虫がたくさんいますが、そんな昆虫たちも、冬越しの時だけ仲間が集まっていることがよくあります。

2021 1/20 16:02
こどもタイムズ

冬越し(3) 成虫で春待つチョウ

ツマグロキチョウ

 チョウは種類によっていろいろな形態で冬越しをしています。たとえばミドリシジミは卵の状態で枝に付いたまま、ゴマダラチョウは幼虫の状態で落ち葉の下で、アゲハチョウはサナギの状態で木にとまって、そしてこの2枚の写真のチョウのように成虫のままで、寒い風をよけて草やぶの中でじっと暖かい春がくるのを待っているものもいます。

2020 12/16 13:48
こどもタイムズ

冬越し(2) 無事過ごせるよう工夫

コガタスズメバチ。林の中に倒れている枯れ木にできた穴の中で休んでいる

 昆虫たちは寒い冬をいろいろな姿で過ごしていることは先に言いましたが、3カ月以上も動かないので、その期間を無事に過ごせるようにさまざまな工夫をしています。 中でも大事なことは、天気が良い日や悪い日があってもその場所の温度があまり変わらないことです。

2020 11/17 14:05
こどもタイムズ

冬越し 気温の変化ない場所で

枯れた草やぶの中で休んでいるキチョウ 

 寒い冬が近付いてくると、昆虫たちは次の春までの長い期間を休むための場所探しを始めます。あるものは成虫のままの姿で、またあるものは卵や幼虫や蛹の姿で、隠れる場所も木の枝や草やぶの中、樹の皮の間、落ち葉の中、石の下、土の中、さらには水の中まで、どこにでもという感じですが、それでもそれぞれの種類が長い期間を安全に過ごすための場所を選んでいるのです。

2020 9/16 13:31
こどもタイムズ

ツクツクボウシ 夏の終わり感じる鳴き声

薄暗い林の中で鳴いているところ

 名前はその鳴き声から付けられたものです。鳴き始めは「ジー」、すぐに「ツクツクボウシ ツクツクボウシ」と10回以上鳴き続けて、「オイヨース オイヨース」と変わり、最後に「ジュー」で終わります。

2020 8/24 13:33
こどもタイムズ

クロヒカゲ ヒカゲチョウの仲間

明るい場所に咲いている百日草の花に来て吸蜜している珍しい姿

 ヒカゲチョウの仲間。あまり日が当たらない林の中をすみかにしています。

2020 7/20 15:20
こどもタイムズ

アケビコノハ 幼虫はアケビの葉を食べる

ナシの汁を吸っているところ。前翅は木の葉に似ているが、後ろ翅は派手な色の目玉模様となっている

 コノハガの仲間で、幼虫がアケビの葉を食べるので付けられた名前です。成虫は休んでいるときにははねをしっかり閉じて、その名のとおり木の葉そっくりに擬態しているので、そこにガがいることに誰も気が付かないくらいです。

2020 6/22 13:46
こどもタイムズ

ミズスマシ 目は上下に4個

仲間たちと泳ぎ回り、たてた波が何かにぶつかって跳ね返ってくるのを触角の付け根にある感覚器官で感じ取って障害物をさけている

 沼や池などの水面で群れをなしてクルクルとすごい勢いで泳ぎ回っている小さい昆虫を見ることがあります。ミズスマシ(水澄まし)と呼ばれる昆虫で、いつも水面に体を浮かせて生活するために、その体は特別にそのような形につくられています。

2020 5/18 13:30
こどもタイムズ

ニイニイゼミ 「裏声」は意図的のよう

樹に止まって鳴いているオス。鳴かずに休んでいるときには針状の口を樹につきさして汁を吸っている

 九州ではニイニイゼミがそろそろ鳴き始める季節になりました。あまり変化のないジージーというだけの声なのですが、よく聞いていると、同じ声でもときどき裏声のように変化するのが分かります。

2020 4/20 14:00
こどもタイムズ

ヒゲナガカワトビケラ 岸辺の草などで見かける

川岸の草にとまって休んでいる成虫

 谷川の岸辺の草などにとまっているところをよく見かけます。夕方から夜にかけて川沿いを飛び回り、灯火にもよく集まってきます。

2020 3/23 13:16
こどもタイムズ

ヤンバルギンモンカ 血を吸わない蚊

左側の竹に開いている穴に向かって、飛びながら卵を放り込もうとしているところ

 蚊は人の血を吸うので嫌われ者ですが、中には血を吸わない種類もいます。このヤンバルギンモンカも血を吸わない種類で、竹やぶにすみ、花の蜜や植物からにじみ出た樹液などを飲んで生活しています。

2020 2/17 16:46
こどもタイムズ

ツノトンボ 実はアミメカゲロウの仲間

草にとまっているところ。触角がとても小さいトンボとことなり、長い大きな触角が特徴

 一見すると大きな触角をもったトンボに見えますが、姿がトンボに似ているので付けられた名前で、トンボの仲間ではなくアミメカゲロウの仲間なのです。 環境の良い田舎の野原には普通にいる昆虫なのですが、もともと数多くいるものではなく、ときどき草などにとまっているところが見つかるくらいで、トンボのようにさかんに空中を飛び回ることもありません。

2020 1/20 13:46
こどもタイムズ

ミツバチ 日本には2種類

ツバキの花に入り込んで蜜をなめているところを、小さいレンズを使って花の中側から撮影した

 ミツバチは日本には2種類います。ニホンミツバチはもとから日本にすんでいるハチですが、セイヨウミツバチは昔ヨーロッパから輸入されたもので、体が大きく蜜をたくさん集めてくるので、現在おもに飼育されているのは、このハチの方です。

2019 12/16 13:03
こどもタイムズ

クスサン オスの触角、羽毛状に

オスの頭部。この複雑な触角を使って、メスが出す匂い物質(フェロモン)を嗅ぎ取る

 秋に出てきて、夜よく街灯に来ているのを見かける大きいガです。オスの触角はこの写真で見るように見事な羽毛状になっていますが、メスの触角はまばらなくしひげ状になっています。

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