コロナ禍を生きる
連載

「コロナ禍を生きる」

誰もが「日常」を失った新型コロナウイルス禍は、私たちから明日をも奪うのか。岐路に立たされた現在と未来を、同時代を生きる人たちと考えるインタビュー。

2020 9/28 15:59
文化

「ただ一人でもいい」観客と生身の交流を 公演再開した俳優の思いNew

「無理に答えを出さず、見る人がイメージできる余白を残した芝居をしたい」と語る杉山英之さん。=東京都世田谷区、燐光群が拠点とする稽古場「梅ヶ丘BOX」

 新型コロナウイルス感染拡大による緊急事態宣言が解除された7月初め。劇場の灯が消えていた東京・下北沢で、いち早く公演を再開した劇団「燐光群(りんこうぐん)」(坂手洋二さん主宰)の舞台「天神さまのほそみち」は話題を呼んだ。

2020 7/8 17:38
文化

「自粛」を後ろ向きに捉えない 気鋭の劇作家、創作への意欲

取材後、ミュンヘン・カンマーシュピーレの芸術監督送別公演(現地時間11日)が決まった。岡田利規さんは演出のために3カ月ぶりに自粛を解除、今はドイツに滞在する(写真は2018年撮影)

 新型コロナの感染拡大に伴う緊急事態宣言は解除されたとはいえ、まだ日本と海外との往来は以前のように戻っていない。だが、海外でも評価が高く、国内外で精力的に活動してきた気鋭の劇作家、演出家は、そのような状況下でも拍子抜けするほど「新しい生活」に馴染(なじ)んでいた。

2020 6/17 14:17
文化

「消費するだけ」ではなく…福岡映画部代表がコロナ後へ見据えるもの

福岡映画部の石渡麻美さん。新しい活動拠点の棚には映画関連本のコレクションを並べた

 映画館への休業要請が解除され、シネコンやミニシアターが再開した。緊急事態宣言が出た4月上旬に比べ、関係者の絶望的な観測は改善に向かいつつある。

2020 6/16 14:15
文化

「困って死にたくなったら…」坂口恭平さん、コロナ禍に思うこと

坂口恭平さんは、多くの人がネット検索によって負の感情を連鎖させていると考える。「検索しなければパニックにならず、コロナは大きなニュースにならなかったのかもしれない」

 「右向け右」の号令で、みんなが右を向くのは当たり前なのか。左を向いても、下を向いてもいいんじゃないか。

2020 6/10 15:34
文化

「だから補償が必要」窮地に立つ表現者…奔走する弁護士

「国はもっとスピード感を持って対応すべきです。震災時の教訓が生かされていない」と語る馬奈木さん

 5月22日、東京都千代田区の衆議院第1議員会館。演劇、映画、ライブハウス関係者が国に休業補償を求めて開いた会見の冒頭で、弁護士の馬奈木厳太郎(まなぎいずたろう)さん(44)は訴えた。

2020 6/9 13:56
文化

「感染しない」が求められる日常 学芸員が企画展で問いたかったこと

熊本市現代美術館の坂本顕子さん

 緊急事態宣言が解除された熊本市中心部は、多くの人でにぎわっていた。6月1日には、熊本城の見学も県民限定で再開された。

2020 6/2 15:22
文化

コロナ禍で思い知らされた「数字の力」 医療人類学者に聞く生き方

「みんなが世界、人々に対する信頼を逸しているといってもいいかもしれない」と磯野真穂さん(撮影・高野由香里)

 1年前の春、医療人類学者の磯野真穂(いそのまほ)さん=東京都=はメールにそう記した。相手は福岡大准教授の哲学者、宮野真生子さん。

2020 6/1 14:47
文化

47都道府県の演劇人、つないだ物語 「何か表現したい」発案者の思い

47都道府県ツアーをしたいと語る荒木宏志さん。「リレー戯曲で全国に知り合いができたましたから」

 全国の街が恐る恐る沈黙を破り始めた初夏の宵。4月中旬にツイッターで幕を開けた物語が完結した。

2020 5/20 16:37
文化

目標は「閉鎖」 “仮設の映画館”始めた配給会社代表の信念

「東風」事務所で作業する木下さん。3人きょうだいの末っ子で、姉の恵深さんと兄の雄貴さんは1990年代後半に福岡市でカフェを開業した、同市のカフェ文化の草分け的存在

 各地の映画館が休館する中、配給会社「東風」代表の木下繁貴(きのしたしげき)さん(45)=長崎県諫早市出身=は新作を中心にインターネット配信する「仮設の映画館」を始めた。「観客、劇場、配給、製作者、みんなにとって何かよいことができないか」。

2020 5/15 13:49
文化

「打撃は平等でない」困窮者支援を続ける牧師 コロナ禍で感じること

「絆(きずな)は傷(きず)を含む。人とのつながりは大変さを伴うけど、楽しいです」と奥田知志さん=北九州市の東八幡キリスト教会

 大型連休前の週末の夜、例年なら酔客であふれる小倉の街は静かだった。この地で困窮者支援活動を続ける牧師、奥田知志(おくだともし)さん(56)は普段通りに繁華街にいた。

2020 5/14 13:22
文化

「同調圧力への反発」ツイート“バズった”自称革命家、外山恒一さんの真意とは

若者との交流も多い外山恒一さん。「現在の学生は目立つことを恐れ、驚くほど周りの目を怖がります」

 黄昏(たそがれ)時の親不孝通り。緊急事態宣言下、福岡市屈指の歓楽街にも新型コロナウイルスの影が覆う。

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