耕運記
連載

「耕運記」

「食と環境」をテーマに現場を歩く編集委員コラム。

2019 2/20 13:27
くらし

「ブルーカーボン」で温暖化防止 生態系も豊かに 海草や藻場の価値を見直す 福岡市で博多湾シンポ

博多湾の魅力や、環境面の課題を出し合った意見交換

 海草や藻類などの海の生物が、光合成で吸収する二酸化炭素(CO2)「ブルーカーボン」が注目されている。森林が取り込むCO2「グリーンカーボン」の海洋版で、森林より多くのCO2を吸収するとの研究報告があり、地球温暖化対策として活用を探る国も出てきた。

2019 2/6 14:22
くらし

BDF バイオディーゼル燃料 対象車減り、製造曲がり角 「次世代型」 試験走行スタート 佐賀市の天ぷら油リサイクル

佐賀市役所に置かれた使用済み天ぷら油の回収ボックス。油の入った容器が並べられていた

 家庭で使われた天ぷら油を自治体が回収し、軽油に代わるバイオディーゼル燃料(BDF)にリサイクルして公用車に使う取り組みが岐路を迎えている。高性能の新型車両に大量に給油すると不具合が生じる恐れがあるとして、使用を旧型車両に限ることがあるためだ。

2018 11/14 11:33
くらし

森林経営管理法 来春施行 九州森林フォーラム 未来につながる森づくりを 伐採時期は、担い手確保は…課題多く

泉英二・愛媛大名誉教授

 荒れた私有林を市町村が集めて管理する「森林バンク」制度を盛り込んだ森林経営管理法が来年4月施行されるのを前に、森づくりを考える「九州森林フォーラム」(NPO法人九州森林ネットワーク主催)が9日、福岡市で開かれた。新法は市町村が中心となり林業振興と森の管理を両立する狙いで、林業政策の節目といえる。

2018 10/17 13:42
くらし

廃プラスチックを油に再生 取り組みに注目 背景に中国の資源ごみ輸入禁止も

 家庭から出る廃プラスチックのうち、容器包装リサイクル法(容リ法)の分別収集対象から外れたものを油に加工する事業に、福岡県大木町と周辺2市が本年度から取り組んでいる。廃プラは海洋汚染の原因として問題視されるほか、中国が昨年末でプラスチックなどの資源ごみを輸入禁止としたため、行き場を失うものも出てきた。

2018 10/10 11:04
くらし

フードバンク協力に壁、消費者恐れる企業 食品ロスの背景に「3分の1ルール」

 食べられるのに廃棄される食品を企業などから譲り受け、生活困窮者支援団体に贈る「フードバンク福岡」(福岡市)が来年4月、活動の趣旨を食品事業者に知ってもらう試みを市と始める。これまで順調に取引企業を増やしてきたが、提供先の増加で、食品の確保がさらに必要なためだ。

2018 8/22 11:44
くらし

PM2・5、野焼きも影響か 中国の濃度は低下傾向 条例で禁止する自治体も

稲に触れながら、麦わらを土にすき込む作業について説明する石井好人さん。稲の根元に枯れた麦わらが散らばっている

 大気中に漂い、人が吸うと呼吸器などに影響がある微小粒子状物質(PM2・5)。九州は中国大陸に近く、大陸で発生した粒子が風に乗って届くとされ、国の環境基準を満たさないことが多い地域が目立つ。

2018 7/25 13:38
くらし

スタバから消えるストロー マイクロプラスチック問題、消費者に出来る3つのこと

シャーレに載ったマイクロプラスチック。大きな正方形は1センチ四方

 コーヒーチェーン大手のスターバックスが今月、使い捨てのプラスチック製ストローを2020年までに世界中の店舗で全廃すると公表した。米マクドナルドも紙製ストローの導入を発表し、なぜと思った方も多いだろう。

2018 7/18 10:51
くらし

ハンバーグ 人気の秘密は? 少しリッチで懐かしい ハズレなしの国民食

レアの肉を石で焼きながら食べる人気店「極味や」のハンバーグ

 ランチで食べたい定食ランキング1位はハンバーグ定食-。健康計測機器メーカー「タニタ」(東京)が働く男女千人を対象にした昼食に関する調査で、こんな結果が出た。

2018 7/11 13:09
くらし

ウナギ、絶滅危惧種だけど食べていい?稚魚10倍に値上がりも

ビニールハウスのような屋根に覆われた牧原養鰻の飼育槽。水温は30度。手前の囲いに朝夕、餌を入れる

 夏バテ防止といえばウナギ。サッカーのワールドカップロシア大会で日本チームも試合前日に食べたとか。

2018 7/4 14:09
くらし

「消費者ニーズに逆行」コメ等級検査、農薬ありきの実態 見直し求める農家

カメムシが汁を吸った跡が残る斑点米

 「消費者ならやっぱり気になりますよね、黒い米が混じっていたら。だから防げるものなら防ごうと思って買いました」。

2018 6/27 11:32
くらし

養殖ノリ「海の恵み」にこだわり 鹿児島・出水の島中さん 酸処理せず、おいしさ追求

ノリ養殖にかける思いを語る島中良夫さん、さとよさん夫妻

 パリッとした食感と磯の香りが口いっぱいに広がるノリ。国内の生産量78億枚(2016年)という身近な食材は、うま味となるアミノ酸をはじめビタミンやミネラルが豊富な健康食でもある。

2018 6/13 13:33
くらし

ミツバチの大量死や失踪…影響疑われる農薬、なぜ禁止しない? 現場に危機感 使用避け巣が増えた事例も

巣箱を離れ樹木に集まって待機するミツバチの一群

 国内外で報告が相次ぐミツバチの失跡や大量死の原因として指摘されるネオニコチノイド系農薬。欧州では今春、一部成分の使用禁止が決まった。

2018 6/6 13:19
くらし

肩書は「農業&モデル」29歳が奮闘 自然相手に苦労も…人の温かさが支えに 奥園淑子さん

こだわり食材を扱ったイベントで、奥園さんのアスパラを使った料理が並んだ

 「ビニールハウスは遠慮してください。わずかな傷が入るだけでアスパラガスが駄目になってしまうので」。

2018 5/30 11:40
くらし

「柳川堀割物語」にみる共生の流儀 水路の町 水との付き合い 自然の大きな循環の中に 人間はいる

市内の総延長が930キロという柳川の掘割。住宅のすぐ横を流れる

 「柳川は柵のない、いい町だったですねえ」。東京の「スタジオジブリ」を訪ねたとき、宮崎駿(はやお)さんはそう言って撮影に来ていた頃のことを思い出したという。

2018 5/16 14:00
くらし

未来をつなぐ有機農業 寛容な社会、野菜作りから学ぶ

小野邦彦さん(左)と池内計司さん(右)のトークイベント

 「農業は最大の環境破壊ツール(道具)です」。そんな過激な言葉でトークイベントは始まった。

2018 4/25 11:29
くらし

コーヒーの魔法 うまさ極めたい 自ら抽出マシン 米から福岡・糸島へ ウェバーさん 全世界に販路

自宅アトリエでダグラス・ウェバーさん。「機械の分解、組み立てが子どものころの遊びでした」

 コーヒーは確かにうまいし、落ち着く。原稿を書くときにも欠かせない。

2018 4/11 13:25
くらし

「危機的状況」コーヒー業界トップが語る産地の窮状 働き手が激減、転作相次ぐ

多くの来場者が訪れた「コーヒーチャンピオンズトークin福岡」

 「コーヒー業界でそれぞれの分野を究める3人が一堂に会するイベントですから。ぜひ話を聞きたくて」。

2018 2/28 11:02
くらし

自然派ワイン 多様性醸し出す 宮崎・綾町の香月さん「無駄は何一つない」

多様な品種を栽培する香月ワインズのブドウ畑。野花や野草など下草も多様だ

 自分探しの旅で訪れたニュージーランド。宮崎市で育った25歳のバックパッカーがたどり着いたのは、世界的な白ワイン産地マールボロのワイナリーだった。

2018 2/21 13:26
くらし

鯨食文化 政治の波にあおられ 息づく伝統-対立する価値観

調査捕鯨の副産物というクジラの赤身肉(日本捕鯨協会提供)

 1969年、人類初の月面着陸に成功した米宇宙船アポロ11号には、マッコウクジラの頭部から得られる特殊な油「脳油」が使われたらしい。「極寒でも凍結しない潤滑油として60年代終わりまで重宝され、航空宇宙・軍需産業の発展に不可欠でした」 公益財団法人、下関鯨類研究室(山口県下関市)の室長石川創(はじめ)さん(58)が説明する。

2018 2/14 11:34
くらし

王国・九州 競う和牛ブランド 歴史や文化まで、一緒に味わいたい

見事な霜降りの長崎和牛

 牛車を引いた使役牛の産地を示す鎌倉時代の図説には、名牛として筑紫牛や御厨(みくりや)牛の名が残る。それぞれ長崎県の壱岐牛、平戸牛のことを指すらしい。

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