傾聴記
コーナー

「傾聴記」

福祉の現場の声に耳を傾ける編集委員コラム。

2021 10/14 17:30
くらし

ファッションから共生社会を 車椅子でも着やすくセミオーダー

「SOLIT」の試着会で、西川翔平さん(奥)にジャケットの工夫点などを説明する田中美咲さん。障害の特性によって鮮やかな色合いが苦手な人もいるため、商品はいずれも落ち着いた配色にしているという=9月18日、福岡市中央区

 障害の有無や性別などにかかわらず誰でも着やすい服を、東京のアパレル会社「SOLIT(ソリット)」が開発し、インターネットで販売している。障害による体の特性や好みによって形やサイズ、丈を選択でき、その組み合わせは1600通り以上。

2021 9/9 17:30
くらし

医ケア児の受け皿、地域で一歩ずつ まず宿泊体験の機会から

近所のボランティアや利用者の母親、支援者らが気軽に立ち寄る〝憩いの場〟になっている「はたけのいえ」=7月、福岡市

 連載「親亡き後見据えて」は、重い障害者を自宅で介護する親たちの高齢化が進むなか、いずれわが子を安心して託せる受け皿が地域社会にどれぐらいあるのか、その「現在地」を見極める狙いがあった。 医療的ケア(医ケア)が必要な人の場合、現行制度では原則、医療職しか見守りができない。

2021 9/2 17:30
くらし

強度行動障害 つながりが力に 親や支援者がオンラインでも会合

家庭での防災をテーマに親や支援者らが意見交換した「ハンドトゥハンド」のオンラインカフェ=8月22日

 「ぶっつけ本番じゃ何もできない。環境の変化にもストレスを感じやすいので、簡易トイレや非常食の調理などに慣れるためのキャンプを企画しては」「通所施設は、備蓄や避難時の対応、ヘルパーは災害時にどの程度支援が可能かなど、事業所単位でのマニュアル作りを急いでほしい」…。

2021 8/26 17:30
くらし

やむなく選んだ「独り立ち」 家族との適度な距離、生活に落ち着き

息子の雄斗さんが1人暮らしする部屋を訪れた財部志穂さん(提供写真)

 自傷や睡眠障害など、重い自閉症や知的障害がある人にみられる強度行動障害。日々の見守りに疲弊し、将来を憂える親たちは少なくない。

2021 8/19 17:30
くらし

“ついのすみか”に現実の壁 人手不足で医療的ケア困難、赤字運営

重度者が多く入居する福岡市の「すまいるホーム」

 福岡市城南区の閑静な住宅地に、グループホーム(GH)「すまいるホーム」がある。障害の程度を示す支援区分のうち、最も重い「区分6」の8人を含む計10人が暮らす。

2021 8/5 17:30
くらし

家族による介護、なぜ前提? GH入居者の重度化支援、政令市で格差

自宅で息子の剛典さんのパソコン操作を手伝う服部美江子さん=7月

 障害が重くても「地域で自立して暮らせる場」を求め、10年以上活動を続ける母親たちがいる。福岡市の認定NPO法人「障がい者より良い暮らしネット」だ。

2021 7/22 15:00
くらし

子離れ「余力」あるうちに 重度障害者の親、共に悩み支え合う 

午後9時、必ず寝る前にパソコンに向かい、両親とZoomで話すことにしている深川勇成さん(右)。夜間に付き添う水野英尚さんがサポートする=福岡市の「はたけのいえ」

 9年前、バリアフリーにした福岡市内の3LDKのマンション。“あるじ”不在の介護ベッドを別室に移した居間はがらんとしていた。

2021 7/15 17:32
くらし

夜間の見守り増やすには 近所のボランティア、家事援助に名乗り

ヘルパーの声掛けに笑顔を見せる安東愛美さん

 重症心身障害のある4人が共同生活する福岡市早良区の「はたけのいえ」。24時間、切れ目のない「支え手」をどうやって確保しているのだろう。

2021 7/8 17:32
くらし

「自ら選ぶ経験、積ませたい」 娘が世帯主、重度者4人のシェアハウス

水野ひかりさんの1人暮らしが、父英尚さん、母睦さんの長年の目標だった=6月29日、福岡市の「はたけのいえ」

 日が暮れた午後8時。古びた黒い木造の平屋からオレンジの光が漏れる。

2021 6/24 17:32
くらし熊本スポーツ

プロゲーマー目指す寝たきりの7歳 eスポーツ支援企業と専属契約

手探りでボタンの位置を覚えたコントローラーを操作し、ゲームを楽しむ西岡伸一郎さん(ユーチューブチャンネル「障がい者eスポーツハッピーブレイン」より提供写真)

 進行性の難病で普段は寝たきりでも、コンピューターゲームで競う「eスポーツ」のプロ選手を目指す男の子がいる。熊本市の西岡伸一郎さん(7)。

2021 6/17 17:30
くらし

中枢神経に届く初の治療薬 世界に先駆け承認、早期改善に光

酵素補充薬剤を点滴で静脈に注入するムコ多糖症の患者。週1回、数時間かけて行う(提供写真)

 進行性難病の一種「ムコ多糖症(2型)」の治療法を巡っては今年、世界に先駆ける形で、新しい薬の販売が国内で相次ぎスタートした。

2021 6/10 17:30
くらし

希少難病「兄弟の笑顔守ろう」 父母の決意、地域社会が支えた

ムコ多糖症の息子(中央)と、たまに親子で散歩する=5月

 生まれつき特定の酵素が足りず、不要な物質が体内にたまることから発達の遅れや体の機能低下を起こす進行性の「ムコ多糖症(2型)」。希少な疾患のため、患者の暮らしぶりはあまり知られていない。

2021 5/27 17:30
くらし

重い障害児を「支え続ける」新拠点 熊本市の医療法人、寄付金募る

「かぼちゃんクラブ」を利用する子どもたちやスタッフと外出を楽しむ緒方健一さん(手前右端) =提供写真

 熊本市で小児科や短期入所施設を運営する医療法人「おがた会」が、人工呼吸器を使うなど在宅の重い障害児や家族を支える新たな拠点施設の建設計画を進めている。一時預かりだけでなく、呼吸や栄養状態など子どもの体調をきめ細かくサポート。

2021 5/20 17:32
くらし

障害者就労へ「先輩」の毎日、本に 写真や絵活用 バリアフリー図書

上司の坂井博基さん(右から2人目)ら同僚に囲まれ、出版された本を手にする河津右京さん(同3人目)=提供写真、一部を加工しています。撮影時のみマスクを外しています

 障害のある人に自ら読んで就労への理解を深めてもらおうと、福岡市の特別支援学校高等部を卒業後、物流センターで働く青年の毎日を紹介するバリアフリー図書「物流センターの仕事」が出版された。障害の特性などにより、読書が苦手な人でも分かりやすい絵記号を使うなど、表現が工夫されているのが特徴。

2021 5/13 17:30
くらし

進化する多機能車椅子 補助どこまで? 「便利」だけでは支給認めず

2月、母の礼子さんらに見守られながら、ペルモビール社の電動車椅子に試乗した山下空人さん(提供写真)

 スイッチ一つで、動けるだけでなく座位の姿勢や座面の高さも変えられる-。肢体が不自由な人たちの自立生活を支える電動車椅子は進化している。

2021 4/29 17:30
くらし

ネットで「読書のバリアフリー」を 支える人の思いとは… 

自室の机にマイクやスタンドを設置し、音訳の作業をしている矢野明子さん=20日、福岡市南区

 点字図書や録音図書を計約30万タイトル以上、所蔵するインターネット上の「サピエ図書館」。全国各地の点字図書館も含め、視覚障害者だけでなく、他の障害によって読書が困難な人にも開放され、少しずつ利用が広がっていることはあまり知られていない。

2021 4/22 17:30
くらし

要介護者の長距離搬送、増える民間事業 公的支援求める声も 

夫を新幹線経由で北九州市から横浜市まで転院させた新川せい子さん(左)。NPO法人「あすも特注旅行班」の大橋日出男さん(中央)と、「民間救急ピョンタク」の松田紳平さん(右)も同行した=昨年11月、提供写真

 入院中の療養患者や、高齢者施設に入所する要介護者を、病院や施設間で長距離搬送する民間のサービス事業者が増えている。都心と地方で離れて暮らす年老いた親を、子どもが呼び寄せる例が目立つという。

2021 4/15 17:30
くらし

災害で在宅障害者どう支援? 欠かせない「地域の自助力」熊本地震5年

小児在宅医療のネットワークで障害児・者の支援に取り組む緒方健一さん=2日、熊本市北区の「おがた小児科・内科」

 人工呼吸器を着けていたり、人混みが苦手だったり-。災害時に避難が難しい在宅の障害者の支援を巡っては、5年前の熊本地震でも課題が浮き彫りになった。

2021 4/8 17:30
くらし

分身ロボット、難病の児童も活用 北九州市・八児小 授業楽しく

オリヒメを使って毎日を楽しんでいる村上凛空さん(中央)と母のいくみさん(右)、3月まで校長だった藤井英貴さん=3月22日、北九州市立八児小

 難病のため教室で過ごすことが難しい北九州市の児童が、インターネットを通じて操作できる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を使って授業を受けている。離れた場所からでも学校生活を「体感させたい」「したい」と願う親子の熱意に学校側がOKを出した。

2021 3/25 17:32
くらし

医ケア児支援法、制度設計前倒し 実効性と「18歳後」に懸念も

特別支援学校高等部の卒業を目前にした息子とカメラに収まった小林正幸さん(左)=提供写真

 17日、都内の衆院第1議員会館で開かれた「永田町子ども未来会議」。 「相当充実した報酬改定ができた。

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