傾聴記
連載

「傾聴記」

福祉の現場の声に耳を傾ける編集委員コラム。

2019 10/17 13:05
くらし

「AI車椅子」 移動自在の夢乗せて 支え手の負担減 介護分野での実用化目指す 久留米工業大、空港で実証実験

電動車椅子に乗った東大輔教授。手放しでも、自動で進む=4日夜、福岡空港

 年を取っても、障害があっても、思うがまま外出できる社会に-。そんな願いを込め、久留米工業大(福岡県久留米市)は、人工知能(AI)を搭載した電動車椅子が、利用者と対話しながら自動運転するシステムの研究開発を進めている。

2019 10/10 14:01
くらし

地域と事業所一体のケアプランを NPO法人・八幡さんが講演 災害時の障害者支援 街に出てコミュニティーつくろう

被災障害者の避難のあり方について講演する八幡隆司さん=9月27日、福岡県春日市のクローバープラザ

 災害は誰にも等しく起こるのに、誰もが必要な支援を受けられるわけではない。障害者らの避難行動を支え、バリアフリーの避難所を確保する共助の仕組みは遅々として進まず、当事者をやきもきさせている。

2019 10/3 16:48
くらし

寄り添う喜び 若い担い手が発信 介護・福祉の団体が一丸 裾野を広げたい

「福岡の福祉文化の転換点となる一日になってほしい」と願う実行委員長の小笠原靖治さん

 誰かの生きがいを日々支え、寄り添う。そんな触れ合いは、ただの仕事にとどまらない喜びがある-。

2019 9/26 13:36
くらし

「障害」を全て包み込む社会に 医ケア児の母 野田聖子さん講演

講演する野田聖子さん=8日、福岡市東区の九州産業大

 人工呼吸器や胃ろうなど、医療的ケア(医ケア)が必要な8歳の息子がいる衆院議員の野田聖子さん(59)が、福岡市東区の九州産業大で講演した。国政に携わりながら、重複障害児の母となり、ただ息をすることさえ一生懸命なわが子を育てるなかで、野田さんに見えてきたのは、制度のはざまでなかなか支援を得られない、同じような境遇の子どもや家族たち。

2019 9/19 13:24
くらし

食べる、人生の喜び 誤嚥防ぐ工夫 特養栄養士が講座 調理や姿勢 在宅介護の一助に

「まずは対面に座ってみて」。食事介助の体験をする参加者を、笑顔で見守る池田玉恵さん(中央)=3日

 いくつになっても、食事は人生の楽しみの一つ。たとえ自宅で介護が必要になっても-。

2019 9/12 14:22
くらし

難病の18歳が描く夢 きっかけは2年前のファッションショー 車椅子でも着られる服を

夢だった服飾デザインの仕事を体験し「達成感があった」と語る樋口夏美さん。日ごろ描くデザイン画は「好きな黒が多いです」

 いつか、体が動かなくなるかもしれない難病でも。5歳から車椅子暮らしだけど。

2019 9/5 13:43
くらし

母子手帳で傷つくことも…低体重のわが子、不安抱える親 サポートする「親子手帳」広がる

低出生体重児向けの冊子を手にした登山万佐子さん。左手に持った福岡県の冊子に比べ、右手の静岡県の冊子は小さく、母子手帳とほぼ同じ大きさという

 子どもが低体重で生まれると、どう育っていくのか、親は大きな不安を抱えがち。こうした「低出生体重児」をサポートしようと、母子健康手帳(母子手帳)と同様に常に携帯してもらい、わが子が一歩一歩、少しずつ発育、発達していく様子を記録したり、先輩からのアドバイスを読んだりできる冊子を作る動きが、各地で広がっている。

2019 6/13 14:14
くらし

全ての医ケア児対象に九州初 福岡県予算案 訪問看護もっと長時間に 親の負担軽減へ補助

小児の訪問看護ステーション「にこり」の看護師らに自宅で見守りを受ける1歳児。医療的ケアが必要だ=北九州市小倉北区(提供写真)

 重い障害がないにもかかわらず、たんの吸引など医療的ケアが必要な「歩ける医ケア児」を自宅で介護する保護者の負担を軽減しようと、福岡県が具体策に乗り出した。通常、医療保険では短時間に限られる訪問看護を、自治体独自の福祉サービスとして1日8時間まで利用できるようにする市町村への補助事業を、本年度一般会計当初予算案に盛り込んだ。

2019 5/30 14:36
くらし

シニアの「短時間雇用」へ本腰 業務切り分け1日3時間 得意な分野を無理せずに 就業意欲を後押し 介護予防も 福岡市が仕組みづくり

老人福祉センター「早寿園」では高齢者向けの求人情報が掲示されている=24日、福岡市早良区

 超高齢社会を迎え、労働人口不足が進むなか、福岡市は、就業意欲の高い高齢者が働きやすい環境を整えようと「短時間雇用」の仕組みづくりに乗り出した。負担がそれほど重くない勤務体系を望むニーズが高いことから、企業側に対し、従来は正社員がフルタイムでこなしている業務を切り分ける形で求人してもらい、雇用をマッチングしていく。

2019 5/23 13:24
くらし

孫は1万人に1人の難病…「優衣奈の将来のため」祖父の決意

自宅で優衣奈さんを囲む末永さん一家。左から雅子さん、和之さん、東亮二さん、麻衣子さん。右端は建設会社役員で雅子さんのおいの安辺哲徳さん

 9年前、長女が初めて授かった子は、約1万人に1人といわれる子どもの難病だった。正直、最初は諦めかけた小さな命。

2019 5/16 13:39
連載

介護人材確保へ「黒子」役走る 福岡市の専任係長 倉員知子さん 行政、福祉職場支援へ本腰

福岡市の福祉人材係長、倉員知子さん。介護関係の会合では、積極的に出席者とコミュニケーションを取る

 介護職と専門学校生の研修会、介護と福祉をPRするイベント…。ここ1年、高齢者福祉の取材に出向いた先で、いつも笑みを絶やさず、会場の脇にたたずむ女性がいる。

2019 2/14 14:43
連載

点字にも楽譜 1人の母親の声が後押し…アート作家が絵本に込める思いとは

「星めぐりの歌」の絵を手にする加藤英理さん。星の並び方は、点字の楽譜と同じだ=6日、熊本市

 額縁に囲まれた絵に、青みがかった夜空に浮かぶ無数の星が描かれていた。その並びは、よく見ると規則的。

2018 12/20 15:21
連載

障害者、高齢の女性、ろう者… 21~23日 福岡で舞台公演 動きづらい体に 演じるエネルギー

「走れ!メロス。」公演に向け、通し稽古をする出演者たち。身体に障害のある人やろう者、高齢女性などさまざまだ=3日、福岡市南区

 ●多様だから 広がる可能性 身体に障害がある人、ろう者、そして還暦を過ぎた女性たちが、演劇のプロによる指導を受け、公演する「すっごい演劇アートプロジェクト」。企画・運営する福岡市の認定NPO法人「ニコちゃんの会」などの新作「走れ!メロス。

2018 12/13 14:16
連載

目でパソコン操作「生活変わった」 難病の小4が描く夢

「肢体不自由児・者の美術展」で特賞受賞言葉を伝え、絵や書も特賞を受賞した廣田琉花さん(中央)と母の廣田愛さん(左)。金森克浩さん(右)が自宅で表彰した=8日、福岡県古賀市

 難病のため指先しか動かず、声が出せなくても、福岡県立福岡特別支援学校小学部4年の廣田琉花さん(10)=同県古賀市=は、目の動きでパソコンを操作し、周りと自在にコミュニケーションし、絵描きや書も楽しむ。小1のときに「視線入力装置」に出合ったからだ。

2018 12/13 14:13
連載

悩み打ち明け 誇り取り戻し 新しい目標へ 福祉職の離職を防ぎ、支える 職場超えコミュニケーションの場

福岡福祉向上委員会の定期イベントでは、専門学校の学生らと現役の福祉職員が意見交換した=20日、福岡市中央区

 ●福岡市の「福祉向上委員会」2年 離職者が後を絶たず、求職者も数えるほど。少ない人手で、終わりのないケアを続ける日々…。

2018 11/15 11:10
連載

支援は枠を超えて 小児科なくても医ケア児を受け入れ 福岡・久山療育園でシンポ 訪看ステーションがガイド本

シンポジウムに登壇した(左から)今嶋達郎さん、山下郁代さん、中野智見さん=6日、久山療育園

 重い障害があっても自宅で暮らす人が増えるなか、病院や訪問看護ステーションが本来の役割の「枠」を超え、こうした家族の支援に乗り出すケースが増えている。福岡県久山町の重症心身障害児者施設(重心施設)「久山療育園重症児者医療療育センター」でシンポジウムがあり、具体例が披露された。

2018 11/8 13:13
連載

介護職員の満足度上げたい ICTで支え手不足解消を 最新事例 宮崎の山田さんが紹介

講演した山田一久さん=10月31日、福岡市

 超高齢社会で深刻化する介護や医療などの「支え手」不足を情報通信技術(ICT)によって解消を図る試みが九州でも広がる。運営する特別養護老人ホームや保育園などで先進的なシステムを導入している宮崎県都城市の社会福祉法人「スマイリング・パーク」理事長の山田一久さん(48)がこのほど、福岡市で講演。

2018 11/1 13:23
連載

暮らしの選択肢を増やしたい 重い障害者も グループホームで安心を 他職種連携など先進例を紹介 福岡市で研修会

研修会で講演した北村さん=10月25日、福岡市

 重い障害があり、医療的なケア(医ケア)が必要な子どもを自宅で介護している親たちにとって、わが子の将来の暮らしの場をどう確保するかが一番の悩みだろう。こうした障害者が家庭に近い環境で共同生活を送るグループホーム(GH)のあり方を考える研修会(福岡チャレンジドネットワーク、福岡市障がい者生活支援事業所連絡会主催)がこのほど、福岡市であった。

2018 10/25 11:19
連載

目の動きでパソコン操作 普及広がる 難病の小4、図工や音楽の学習も

両親に見守られ、視線入力で画面上の風船を割るゲームを体験する原琴葉留さん(手前)

 重い障害のある人が、意思疎通の手段として自らの目の動きでパソコンを操作する「視線入力装置」の普及が広がりつつある。関連機器が比較的安価で入手できるようになり、手足を動かすことが難しい子どもの学習やリハビリでも活用されている。

2018 10/11 14:07
連載

「手話カフェ」で働き変わった価値観 28歳の店長 ろう者と聴者の“懸け橋”目差す

笑顔がモットーという「手話カフェnico-福岡」店長の本野有華さん(左)とスタッフの宮崎柚希さん(右)

 ご注文は指さしでお願いします-。耳が聞こえない人と聞こえる人がともに働くカフェレストランが、福岡市博多区千代2丁目にある。

PR

PR

注目のテーマ