人類学者のレンズ
コーナー

「人類学者のレンズ」

岡山大准教授の松村圭一郎さんが、人類学者の眼を通して、身の回りの日常から現代社会までを論じます。

2021 10/22 17:32
文化

秩序と無秩序 人間を隷属させる力に、どう対峙するのか

撮影・喜多村みか

 新型ウイルスの流行とくり返される自然災害、その背後にある経済活動のグローバル化や地球環境の問題。私たちは平穏な日常が脅かされる「危機」の時代を生きている。

2021 9/22 17:32
文化

政治権力の演劇性 「見世物」へと変貌する国家

撮影・喜多村みか

 自民党総裁選で誰が次の首相の座を射止めるのか、関心の的となっている。東京オリンピック・パラリンピックが終わったと思ったら、また別の舞台上のドラマがはじまったかのようだ。

2021 8/24 17:30
文化

儀礼としてのスポーツ 現実とのずれ可視化 既存の社会構造を刷新 

撮影・喜多村みか

 東京オリンピックが閉幕した。日本選手団の歴代最多となるメダル獲得にわいたお祭り気分も、過去最多を更新する感染者数の急増と記録的な大雨の被害で、すぐにかき消されてしまった。

2021 7/23 17:30
文化社会

近代スポーツの影 勝者と敗者を伴う競争あおるナショナリズム

撮影・喜多村みか

 東京に4度目の緊急事態宣言が出されるなか、オリンピックが開幕する。私たちはこのスポーツの祭典がどういう仕組みで運営され、誰のために開催されるのか、その内情を目のあたりにしてきた。

2021 6/21 17:30
文化

被害の科学的認定 作為的な「科学」導く不確実な状況

撮影・喜多村みか

 1986年のチェルノブイリ原発事故のあと、多くの人が消火活動やがれきの処理にあたって被曝(ひばく)した。配備されたロボットは放射線レベルが高すぎて動かなかった。

2021 5/20 17:32
文化

不確定な「生物学的市民」 政治と科学が定める 「被災者」

撮影・喜多村みか

 感染の拡大が止まらない。ウイルスは目に見えないので、自分がいつどこで感染してしまうかわからない不安がある。

2021 4/19 17:32
文化社会

誰が震災を語りうるか 公共人類学の試み

撮影・喜多村みか

 東日本大震災から10年の節目も、次々に起きる出来事と情報の渦にすぐ飲みこまれてしまった。緊急事態宣言が解除され、聖火リレーがはじまったと思ったら、再び感染者が急増している。

2021 3/22 17:32
文化社会

「危機」で顕在化する差別や格差

撮影・喜多村みか

 東日本大震災から10年が過ぎた。ひとつの節目を迎え、当時を振り返る機会も増えている。

2021 2/18 17:30
文化

コロナ下の「居場所」とは…当事者としてとらえ直した学生たち

撮影・喜多村みか

 大学では1月から2月にかけて修士論文や卒業論文の指導と審査が学期末と重なる。大学教員にとってもっとも慌ただしい時期だ。

2021 1/21 12:43
文化

恐怖を刷り込む数字 感染リスク管理する「羊飼い」の視点とは

撮影・喜多村みか

 あらたな年が明けたのに、気分の晴れない日がつづく。毎日発表される数字の上下に気持ちまでかき乱される。

2020 12/21 18:25
文化

イタリアの医療崩壊から学ぶ 効率性の危うさ、日常の「耕し」が鍵

撮影・喜多村みか

 激動の1年が暮れようとしている。去年の今頃、やがて世界中がパンデミックに翻弄(ほんろう)されるなど誰が予想できただろうか。

2020 11/23 12:54
文化

民主主義への誤解 誰かが「負ける」ことを避けるのが政治

撮影・喜多村みか

 民主主義とは何か? いまこの問いが切実さを増している。日本学術会議の会員候補6名が任命拒否された問題では、その理由が説明されないまま、つじつまの合わない国会答弁が続けられている。

2020 10/23 14:24
文化

「レイシズムは政治家の飛び道具」 背後に放置された社会の不公正

撮影・喜多村みか

 9月末、米大統領選挙に向けた最初の討論会が開かれた。トランプ大統領が白人至上主義者の団体を非難せず、「引き下がって、待機するように」と発言したことが話題になった。

2020 9/18 15:57
文化

いまも根強い人種差別 消えぬ「違うこと」への恐怖心

撮影・喜多村みか

 8月23日、米ウィスコンシン州で警察官による黒人男性銃撃事件が起きた。テニスの大坂なおみ選手は事件に対し、明確な抗議の意志を表明した。

2020 8/21 12:00
文化

自然とどう向き合うか…「科学」とは異なるアプローチを考える

撮影・喜多村みか

 今年も九州全域で大雨による甚大な被害が出た。7月3日から4日にかけての集中豪雨では、球磨川流域を中心に熊本県南部の各地で24時間雨量が観測史上最大を記録した。

2020 7/20 14:39
文化

異変に気づいたのは医師 感染症の脅威、現在と重なるジカ熱の経験

撮影・喜多村みか

 2020年7月24日。この日、東京オリンピックの開会式が予定されていた。

2020 6/19 11:38
文化

PCR誕生の物語が示す現実 科学技術使う現場で、欠かせぬ人間の試行錯誤

撮影・喜多村みか

 新型感染症の蔓延(まんえん)は、ウイルスだけでなく、あらたな科学技術とどう生きていくか、という問いを私たちに突きつけている。いまや多くの人が毎日のように耳にする「PCR検査」も、そのひとつだ。

2020 5/22 19:21
文化

新型ウイルスは人間を襲う〝敵〟か 視点の「ずらし」から見える世界

撮影・喜多村みか

 美しい季節になった。私が勤める岡山大学でも銀杏(イチョウ)並木の若葉がいっせいに萌(も)えはじめた。

2020 5/22 18:28
文化

熊本から福岡へ…県境越えて感じたギャップが原点 「あたりまえ」の外に出て知る自分

撮影・喜多村みか

 文化人類学を学びはじめて20年以上になる。大学に入るまで、世の中にこんな学問があるなんて、ほとんど知らなかった。

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開催中

第13回あんぱんパーク

  • 2021年10月21日(木) 〜 2021年10月28日(木)
  • ベイサイドプレイス博多 海側イベントスペース
開催中

第5回写遊会 写真展

  • 2021年10月15日(金) 〜 2021年10月29日(金)
  • まいなびギャラリー(北九州市立生涯学習総合センター1階)

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