福岡
福岡市在住の小説家・三崎亜記さんの連載です。
いつからだろう。廃墟(はいきょ)を「見る」ことが奇異な目で見られなくなったのは。
ミニチュア作品を前にして、心躍らぬ者はいないだろう。そこに「住む」小さな人間たちに我(わ)が身を仮託し、「世界」に入り込む。