【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】
連載

「【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】」

「【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】」に関するこれまで扱われたニュース一覧を最新順に掲載しています。

2019 12/2 11:47
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】信じて生きる山の民

ゴレーク村の指導者カカ・マリク・ジャルダーン(左から3人目)と中村哲さん(右から2人目)たち(写真はPMS提供)

 我々(われわれ)の「緑の大地計画」はアフガニスタン東部の中心地・ジャララバード北部農村を潤し、2020年、その最終段階に入る。大部分がヒンズークシ山脈を源流とするクナール川流域で、村落は大小の険峻(けんしゅん)な峡谷に散在する。

2019 9/2 13:43
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】花を愛し、詩を吟ずる

炎天下の中、用水路開通を成し遂げ、ガンベリ砂漠を流れる水に足を浸し、喜びを分かち合う作業員たち=2009年

 アフガニスタン東部のガンベリ砂漠は今、平和な静寂が支配している。かつて荒涼たる水無し地獄だった原野は、深い森が覆い、遠くで人里の音-子供たちが群れ、牛が鳴き、羊飼いたちの声が、樹々(きぎ)を渡る風の音や鳥のさえずりに和して聞こえる。

2019 6/17 14:48
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】生存と安泰 願う女性たち

PMSが手掛けた分水路の開通を喜び、炎天下、足を水に浸して歩く女性。家畜のえさや焚きつけに使う草を頭に乗せている(2017年)

 講演やこの連載で「報告に女性が登場しない」とよく言われるが、述べにくいのには訳がある。 2001年、米軍がアフガニスタンに進駐して間もなく、性差別の問題が盛んに論議された時期があった。

2019 4/1 15:37
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】「山田堰」の知恵が切り札

カマ堰の完成を現地の作業員たちと喜ぶ中村哲医師(右奥)=2019年2月(PMS提供)

 冬のクナール河は清流である。大河の流れは天空を映してあくまで青く、激流が真っ白な水しぶきを上げる。

2018 12/3 10:42
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】生活と生命奪う大干ばつ

ワジ(涸れ川)にあふれる鉄砲水。干ばつと鉄砲水、砂漠化と洪水、この極端な同居がアフガニスタンの気候変化の特徴だ(写真はPMS提供)

 2018年春も、アフガニスタン東部は暖冬に加えて少雨が続いた。既に3年目である。

2018 9/3 15:51
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】異常気象と平和の代償

5月28日、40度以上の炎天下でも用水路建設の作業は続く

 日本と同様、今年はアフガニスタンもまた猛暑である。6月のジャララバードで、室内気温が連日40度を超えて記録を更新した。

2018 6/4 11:10
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】15年緑の大地へ夢半ば

1月22日、カマ第2堰では地元住民が見守る中、送水が始まった(いずれもPMS提供)

 アフガニスタン東部の州都、ジャララバードは酷暑である。雲のかけらもない天空から強烈な陽光が照りつける。

2015 7/12 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】対テロ15年…苦難の民

緑に覆われた農業試験場。左手の柳並木の中を水路が通っている

 巨万を費やした「アフガニスタン復興」の結末を語るのは気が進まない。依然として飢餓と干ばつは収まらず、「国民の3分の1の760万人が飢餓状態」(世界食糧計画=WFP)といわれる。

2014 6/13 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】「緑の大地計画」飛躍

「安定灌漑」を可能にした取水口。日本の技術を採用している

 4月、インダス川全域で増水が始まった。支流・クナールの大河にも雪解けの濁流が押し寄せる。

2014 4/3 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】緑の地平線に希望重ね

豊かな実りを約束するガンベリ砂漠の小麦畑。荒れた大地にともる希望でもある

 見渡す限りの小麦畑が果てしなく地表を覆う。緑の地平線がかなたの天空と接する。

2013 12/17 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】洪水が村も稲も奪った

ひたすら埋める。ひたすら埋める。夏は砂州全体を激流が越える。籠(かご)を大量に川床に落とし、強度を増す

 今夏、アフガニスタンのクナール川、カブール川の洪水は、過去のどの年よりも大規模だった。6月初旬から7月下旬にかけて波状的に来襲。

2013 5/27 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】広がる 生命の営み

高さ約10メートルに成長した紅柳が立ち並ぶガンベリの森

 ガンベリの森は静寂が支配している。樹間をくぐる心地よい風がそよぎ、小鳥がさえずる。

2013 2/18 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】10年越し緑の大地へ

カシコート=マルワリード連続堰の上流側。川の流量が少ない時期にもかかわらず一定の水位を保ち、一帯を潤していく

 2012年12月初旬、われわれはこれまでになく緊張していた。クナール川沿いで朝から濃霧が立ち込め、数メートル先も見えない。

2012 10/22 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】命育む水路 次代へ

各村が協力して初めて行われた用水路の一斉浚渫=9月9日、アフガニスタン・ナンガルハル州のシェイワ地区

 再び河川工事の季節が巡ってきた。大量の重機やダンプカー、数百名の作業員が続々と集結する。

2012 5/27 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】筑後川の知恵結ぶ

記録的な洪水に耐えたベスード堰と取水口=2012年4月

 2012年4月21日、東部アフガンの一角、ベスード郡で、不安げに集まった住民たちの間に大きな歓声が上がった。小躍りして叫びだす者もいる。

2012 3/18 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】暗殺恐れた着工式

「カシコート緑化計画」の着工式でテープカットする中村哲医師(中央)ら。州副知事(前列左から2人目)が現れるとは誰も予想しなかった=2月7日

 「明日でわれわれの運命も決まりますな。生きてれば最後の大仕事。

2011 11/26 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】長老の悲痛な謝罪

河道回復工事。カシコート側に寄り付いた洪水進入路を川の中心に寄せ、護岸工事を行う=11月1日(ペシャワール会提供)

 騒然たる人の世をよそに、自然は静かに回る。秋が深まると、クナール川の夏の濁流は、美しい清流となる。

2011 8/13 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】急襲 おびえる実り

植樹され緑が増えた貯水池=2011年7月5日(ペシャワール会提供)

 人はあらぬ事態に遭遇して、大きな決断を迫られることがある。7月に始まった駐留外国軍撤退=治安権限移譲の過程で、アフガンは一つの転機を迎えつつある。

2011 5/15 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】戦火の中 大豊作

ガンベリ砂漠の荒れ地は人々の汗によって小麦畑に姿を変え、大豊作となった=4月25日(ペシャワール会提供)

 アフガニスタンはかつてなく揺れている。5月上旬の1週間、活動地周辺だけでさまざまなことが起きた。

2011 2/12 11:30
国際

【アフガンの地で 中村哲医師からの報告】取水堰建設 8年の闘い

取水門の背面。高さ4・5メートル、取水量は現在毎秒約3~4トンで、真冬にしては十分な量だ(ペシャワール会提供)

 それはあっけない勝負だった。「おーい、どこまで流れたか」。

PR

PR

注目のテーマ