新ガリバー旅行記
コーナー

「新ガリバー旅行記」 (3ページ目)

<2000年7~8月に本紙朝刊に掲載された中村哲医師の寄稿連載随筆「新ガリバー旅行記」(全50回)>

2000 7/14 6:00
九州ニュース

新ガリバー旅行記(10) 男をひっぱたけ【中村哲医師寄稿】

 どこの社会も女性は男性よりもっと保守的かつ直截(ちょくせつ)であって、底辺から伝統社会を支えている。アフガニスタンの内乱のいきさつも、パシュトゥヌワレイ(パシュトー人の掟(おきて))も、これら保守的な女性の存在ぬきに考えられない。

2000 7/13 6:00
九州ニュース

新ガリバー旅行記(9) 男女隔離【中村哲医師寄稿】

 アフガニスタンのタリバン軍事勢力の社会政策は、祭政一致の原初のイスラムの理想を実現することにあるようである。これは一種の宗教改革の側面をもっていて、十六世紀に興隆した欧州の清教徒に比肩できる(このことは後の項で述べる)。

2000 7/12 6:00
九州ニュース

新ガリバー旅行記(8) ザル・ザン・ザミーン【中村哲医師寄稿】

 客人歓待の意図は、こっちで察することが肝要である。卑近なものは「茶でも飲みなさい」という挨拶(あいさつ)に近いことばで、大抵は「今飲んだところです」、または「急ぎますから」と断る。

2000 7/11 6:00
九州ニュース

新ガリバー旅行記(7) 復讐と客人歓待【中村哲医師寄稿】

 現地ペシャワル、アフガニスタンの多数派がパシュトー民族で、その数推定二千万人、世界最大の部族社会だと言われる。彼らの日常生活を律する規範が「パシュトゥヌワレイ(パシュトー人の掟)」と呼ばれる不文律である。

2000 7/8 6:00
九州ニュース

新ガリバー旅行記(6) コーランと論語【中村哲医師寄稿】

 ペシャワルでの生活は私の懐かしかった時代の記憶をふと甦(よみがえ)らせることがある。親孝行の美徳や、お年寄りへの尊敬などがまだ厳然と生きている。

2000 7/7 6:00
九州ニュース

新ガリバー旅行記(5) ジンの悪戯【中村哲医師寄稿】

 パキスタンには「ジン」という霊がいる。ものの本によれば、中東・中央アジアで広く活躍しているらしい。

2000 7/6 6:00
九州ニュース

新ガリバー旅行記(4) 聖者崇拝と地蔵信仰【中村哲医師寄稿】

 現地ペシャワルとアフガニスタンは、世界で最も保守的なイスラム社会である。一九九五年に政権の座を奪ったタリバン軍事勢力は、次々と布告を出し、祭政一致の古風なイスラム社会の再現を目指しているように見える。

2000 7/5 6:00
九州ニュース

新ガリバー旅行記(3) 八百長の町【中村哲医師寄稿】

 言い訳の多い土地柄である。わが病院も一週間の無断欠勤などは日常茶飯事で、その理由の大半が病気、親戚(しんせき)の葬儀である。

2000 7/4 6:00
2000 7/3 6:00
九州ニュース

新ガリバー旅行記(1) ヤフーの国【中村哲医師寄稿】

 スウィフトの小説で「ガリバー旅行記」を知らぬ者はない。だが、知られているのは主に小人・大人の国の話で、実は続編の方が面白い。

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