「ノーベル賞」
「ノーベル賞」に関するこれまで扱われたニュース一覧を最新順に掲載しています。
ノーベル賞吉野氏が祝賀会で抱負
ノーベル化学賞に決まった吉野彰旭化成名誉フェローの祝賀会が26日、東京都内のスウェーデン大使公邸で開かれた。吉野氏はストックホルムで12月10日に行われる授賞式のほか、記者会見や記念講演に出席する。
ノーベル賞大村智さん 小国町で講演 「実学の精神」学んだ
熱帯感染症治療薬の研究で2015年、ノーベル医学生理学賞を受賞した大村智さん(84)の講演会が22日、小国町であった。大村さんは、同町出身で新千円札(24年度発行)の肖像画になる北里柴三郎を「学祖」とする北里大(東京都)で研究を続け、今も同大特別栄誉教授を務める。
ノーベル賞本庶氏が母校で講演
ノーベル医学生理学賞を昨年受賞した京都大の本庶佑特別教授(77)が15日、母校の山口県立宇部高の創立100年を記念して宇部市で開かれた式典で約700人の生徒らを前に講演し「研究をさらに進め、がんを克服できる時代が来ることを願う」と話した。 本庶さんは体の免疫反応にブレーキをかけるタンパク質「PD1」の発見や、この研究を基にした「がん免疫療法」で、新たながん治療の原理を確立するまでの道のりを紹介。
ノーベル賞の吉野氏に文化勲章
政府は29日、2019年度の文化勲章をノーベル化学賞に決まった電気化学の吉野彰(71)、狂言の野村萬(89)、政治学の佐々木毅(77)、写真の田沼武能(90)、数理工学の甘利俊一(83)、免疫学の坂口志文(68)の6氏に贈ることを決めた。文化功労者には映画の大林宣彦(81)、漫画の萩尾望都(70)、歌舞伎の坂東玉三郎(69)、メディア芸術(ゲーム)の宮本茂(66)ら21氏を選んだ。
ノーベル賞追い風に研究加速 岡田重人氏
本年度のノーベル化学賞はテキサス大のジョン・グッドイナフ教授、ニューヨーク州立大のマイケル・スタンリー・ウィッティンガム特別教授とともに、リチウムイオン電池の基本特許の筆頭著者で「リチウムイオン電池の父」と称される吉野彰旭化成名誉フェローに決まった。吉野先生と共同研究する機会があったご縁で、2015年より九州大エネルギー基盤技術国際教育研究センター客員教授として度々手弁当で来学いただき、学生への講義や留学生、若手研究者向けの講演をお願いしていた。
化学賞の吉野さん、大阪で会見
ノーベル化学賞受賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰さん(71)が16日、理事長を務める大阪府池田市のリチウムイオン電池材料評価研究センターで記者会見し「産業界の研究者でも、世界が認める結果を出したらノーベル賞を取れるという刺激を与えられたのでは、と自負している」と話した。 吉野さんは毎週水曜日に同センターで幹部会議に出席、参画する企業から出向している若手研究者からの報告も聞いている。
エチオピア首相にノーベル平和賞
【オスロ共同】ノルウェーのノーベル賞委員会は11日、2019年のノーベル平和賞を、アフリカ東部エチオピアのアビー・アハメド首相(43)に授与すると発表した。約20年にわたる隣国エリトリアとの国境紛争を「断固とした取り組み」で平和裏に終結させ、地域の安定に尽力したことを評価した。
ノーベル化学賞 情報化社会を支える偉業
スマートフォンなどに使われるリチウムイオン電池を開発した旭化成名誉フェローで名城大教授の吉野彰氏(71)ら3氏にノーベル化学賞が贈られることが決まった。 吉野氏は大阪府出身で現在は神奈川県在住だが、九州との縁も深い。
科技相「科学技術予算を手厚く」
竹本直一IT・科学技術担当相は11日の閣議後の記者会見で、旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)が今年のノーベル化学賞に決まったことに関連し「科学技術への手厚い予算措置につなげなければいけない」と述べた。 昨年、医学生理学賞に選ばれた本庶佑京都大特別教授(77)に続く2年連続の日本人受賞に「励みになる。
ノーベル賞吉野氏晴れやかに出社
今年のノーベル化学賞に決まった旭化成名誉フェローで名城大教授の吉野彰氏(71)は受賞の知らせから一夜明けた10日午前、共同通信の取材に応じ、97歳で現役を続ける共同受賞者グッドイナフ米テキサス大教授にならい「命ある限り研究を続ける」と決意を語った。 前日の記者会見で科学に興味を持つきっかけになったと話した「ロウソクの科学」は増刷が決定。
化学賞グッドイナフ氏が電話会見
【ワシントン共同】ノーベル賞史上最高齢で吉野彰旭化成名誉フェローと化学賞を共同受賞する米テキサス大オースティン校のジョン・グッドイナフ教授(97)は9日、滞在中の英国ロンドンから電話で記者会見し「これで大学にまだ雇い続けてもらえることを願う」と豪快な笑いを交えながら喜びを語った。 グッドイナフ氏は、地球温暖化対策のため温室効果ガス排出削減の重要性を指摘。
若者に挑戦心伝える 吉野氏単独インタビュー
ノーベル化学賞に決まった吉野彰さんが9日夜、東京都内で西日本新聞の単独インタビューに応じ、縁の深い宮崎県延岡市や九州大への思いを語った。主なやりとりは次の通り。
「延岡の実験」原点に 吉野氏ノーベル賞 「まさか、まさか」声弾ませ
誰もが手にする「リチウムイオン電池」の開発が世界的な栄誉に輝いた。モバイル時代を切り開き、環境問題にも貢献したとして9日、ノーベル化学賞が決定した旭化成の吉野彰名誉フェロー(71)。
「電池革命」未来拓いた 吉野氏ノーベル賞 ゆかりの九大も沸く
ノーベル化学賞に決まった旭化成名誉フェローの吉野彰さん(71)は、昨年まで九州大の客員教授を務め、現在は訪問教授として講演している。30年来の付き合いで、リチウムイオン電池に関する共同論文を発表したこともある九大先導物質化学研究所の岡田重人教授(62)は9日、九大で報道各社の取材に応じ「自分のことのようにうれしい。
吉野さん「環境問題に答え出す」
ノーベル化学賞に決まった吉野彰・旭化成名誉フェローが9日夜、2015年にノーベル物理学賞を受賞した梶田隆章・東京大宇宙線研究所長と電話で対談し「電池(の研究)をやるなら環境問題に対して答えを出していかなきゃいけないと思っている」と、責任を感じていることを打ち明けた。 梶田氏が、リチウムイオン電池開発から受賞決定まで「だいぶ時間はかかったと思うが」と話すと、吉野氏は「私は産業界の人間。
吉野さん、大阪の母校も祝福
ノーベル化学賞受賞が決まった旭化成の吉野彰名誉フェローの出身地、大阪の母校では9日、喜びの声が相次いだ。 大阪府立北野高(大阪市淀川区)は「生徒や卒業生らにとって、こんなにうれしいことはない」と祝福するコメントを発表した。
電池開発に延岡“一役” ノーベル化学賞・吉野さん 素材提供、安全実験も
ノーベル化学賞の受賞が決まった吉野彰さん(71)は、旭化成の研究者だった1985年にリチウムイオン電池の基本構造を完成させた。同社発祥の地である宮崎県延岡市で手掛けてきた繊維、化薬事業が研究を陰で支えたことが、著書「リチウムイオン電池が未来を拓(ひら)く」(2016年、シーエムシー出版)で明かされている。
首相祝意「人々の生活変えた」
安倍晋三首相は9日夜、リチウムイオン電池開発でノーベル化学賞受賞が決まった旭化成名誉フェローの吉野彰氏に電話で「人々の生活を変えた素晴らしい開発だ。日本人として誇りに思う」と祝意を伝えた。