長崎発・戦後75年「祈りの油彩」
連載

「長崎発・戦後75年「祈りの油彩」」

戦争経験のない長崎市の画家、ウエダ清人(せいじん)さん。平和を祈り、長年にわたって戦争を題材に制作した作品を紹介する。

2020 5/28 15:30
長崎

核兵器使用の惨劇を生み出した場所…現地で感じたこと

米ニューメキシコ州の砂漠を描いたウエダ清人さんの絵(縦55センチ、横75センチ)

 私は中学校で美術を教える傍ら、毎年、長崎原爆の日の前後に、地元の美術仲間たちと一緒に「ながさき8・9平和展」の開催にも携わってきました。一般から寄せられた美術作品を展示して戦争や平和への思いを表現するものです。

2020 5/28 15:00
長崎

「お国のために」前途奪われた若き特攻隊員

特攻隊員の心境を思い描いたウエダ清人さんの絵(縦22センチ、横30センチ)

 長崎市の中学校に勤務していた20年以上前には、生徒たちと修学旅行で鹿児島県の薩摩半島の南にある「知覧特攻平和会館」にも行きました。 知っている人も多いでしょうが、沖縄戦が始まると、南方の最前線では戦闘機で敵艦船に体当たりする特攻作戦が激しくなりました。

2020 5/28 14:30
長崎

戦闘や自決…地上戦がもたらす残酷さ

地上戦の惨状を思い描いたウエダ清人さんの絵(縦55センチ、横75センチ)

 私が50代のころに校長を務めた壱岐市の中学校では2年の生徒たちと、国内で最大の地上戦があった沖縄にも行きました。 きっかけは、生徒たちが授業の中で学んだ戦時中の沖縄の学童疎開船「対馬丸」の悲劇です。

2020 5/28 14:00
長崎

マリア像が無残な姿に…戦争に感じた理不尽さ

「被爆マリア」の失われた体の部分をイメージしたウエダ清人さんの絵画(縦75センチ、横55センチ)

 長崎原爆が投下される前、旧浦上天主堂にあったマリア像はイタリアからもたらされた木製の高さ約2メートルで、目には青いガラス玉がはめ込まれていました。カトリック信者の私にとって、聖母マリアは愛情や優しさの象徴です。

2020 5/28 13:30
長崎

「爆心地での祈り」平和な世、静かに願う作品

爆心地で祈る人を思い描いたウエダ清人さんの絵(縦25センチ、横27センチ)

 1945年8月9日、長崎市松山町の三菱重工長崎造船所が所有していた空き地の上空約500メートルで、原爆がさく裂しました。 今は爆心地公園として原爆落下点を示す標柱と石碑がひっそりと置かれています。

2020 5/28 13:00
長崎

熱線で焼け、辺りはがれき…被爆した浦上の街

がれきとなった浦上地区を表現した作品(縦55センチ、横75センチ)

 連載「祈りの油彩」2回目からは、私、ウエダ清人(せいじん)が32年間の中学美術教諭時代を振り返りながら、長崎原爆の話を聞いたり、戦争に関する場所を訪れたりして、感じたことを表現した作品を紹介します。 長い教員生活では県内各地を転々としました。

2020 5/28 12:30
長崎

被爆者ではない…それでも被爆地描く 元美術教諭の思い

被爆直後の長崎市街地をイメージしたウエダ清人さんの油彩画

 2020年は終戦から75年の節目である。先の大戦ではあまたの尊い命が奪われ、広島、長崎では人類史上初めて核兵器が使用された。

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