後悔しない備え
コーナー

「後悔しない備え」

九州大准教授・杉本めぐみさんが現場で見てきた大切な教訓を紹介します。

2021 10/27 17:30
くらし

阿蘇の水蒸気噴火 突発も念頭に見学を

草千里展望所から中岳火口は4キロ以上離れており、24日時点で阿蘇火山博物館などの観光には支障ないと判断されている

 20日に起きた熊本県の阿蘇山中岳の噴火は、死傷者が出ず幸運でした。火山学者の多くが今回は水蒸気噴火と考えており、活動がただちに拡大する兆候は無かったので、麓では週末に阿蘇ロックフェスティバルが開かれました。

2021 10/13 17:30
くらし

コロナ禍での対応 女性と女児を中心に 

QRコードで10月20日の参加登録ができます

 東日本大震災の翌年から男女とも減り続けていた自殺者数が、昨年増加に転じて2万1081人に上りました。前年比で男性はわずかに減ったのに、女性は若年世代を中心に15・4%増加したことが、本連載のお隣の7月21日付記事で紹介されています。

2021 9/15 17:30
くらし

添田町土砂災害の救出活動 救助と医療の連携が奏功

2015年ネパール地震の際も日本の救助隊は最難関レベルの現場を任された

 九州北部地方で前線活動が活発化していた8月15日に福岡県添田町で土砂災害が起き、75歳の女性が18時間後、無事に救出されました。救出活動中、医師が付き添い点滴をされていたと報道にありました。

2021 9/1 14:30
くらし

周期説シナリオは矛盾 「防災の日」 地震防災対談

オンライン対談したゲラー氏(左)と杉本氏=8月26日

 杉本めぐみ九州大准教授 98年前に関東大震災が起きた9月1日は防災の日です。ゲラー先生の母国の米国にも、災害の記憶伝承と防災意識の喚起にもなる記念日はありますか。

2021 8/18 17:30
くらし

コロナ禍の広域災害復旧支援 ボランティア依存克服を

佐賀県武雄市北方町では、2年前の豪雨時より約15センチ低い位置まで浸水していた

 このたびの豪雨、心よりお見舞い申し上げます。15日に佐賀県の被災地に入りました。

2021 7/21 17:30
くらし

竜巻や雷の危険性 積乱雲の発達に注意を

 九州北部は梅雨が明けましたが、なお大気が不安定で、豪雨や雷の発生、竜巻注意情報の発表などが頻発しています。 私が茨城県つくば市に引っ越して間もない2012年、竜巻が発生しました。

2021 6/23 17:30
くらし

コロナ禍2年目の避難所 ワクチン接種会場との重複確認を

ワクチンの集団接種会場が、自分の地域の避難所と重複していないか確認を

 コロナ禍2年目となる今年の出水期。自治体が早めに避難指示を出せるよう災害対策基本法が改正されるなどし、大雨時の避難の在り方に関して、昨年とは違う面もあります。

2021 6/9 17:30
くらし

夏場の河川の水難事故 人工構造物は付近も注意

川遊びの際は見守りや備えを怠らず、スマートフォンアプリなどで雨雲の動きを確認するなど天候急変への迅速対応が大切(写真はイメージ)

 九州では今年の出水期は早まったものの、豪雨と晴天が交互に来て、コロナ禍を忘れるような夏日の週末には、海や川で子どもが水遊びする姿も見られます。九州に赴任してホッとしたのは、巨大なコンクリート堤防で固められず自然が残り、親水空間となっている河川が多いこと。

2021 5/26 17:30
くらし

早い梅雨と災害激甚化 対策はSDGs達成で

昨年7月の豪雨で浸水した大牟田市三川地区

 九州は梅雨入りが例年より早く、特に北部は5月16日と約3週間も早まりました。その途端、17日から熊本県をはじめ各地で大雨、洪水、土砂災害の警報などが発令されました。

2021 5/12 17:31
くらし

防災教育「受け身」から進化を 一人一人がプレゼンする側に

キャリア甲子園で優勝した渋谷教育学園渋谷高の3人組。ご当地グルメの非常時用備蓄「いつも食」を提案した(同高提供)

 新型コロナウイルスの感染拡大で福岡県に3回目の緊急事態宣言が発令され、また活動が制限されます。昨年は、入学式、文化祭、運動会、修学旅行などの大切な学校行事が多くキャンセルされたと聞きました。

2021 4/28 17:31
くらし

今なお目に後世代的障害発症  チェルノブイリ原発事故35年の教訓

訪ねた幼稚園にあった、原発事故の影響で目に障害のある子どもたちのクラス

 26日で旧ソビエト連邦のチェルノブイリ原発事故から35年を迎えました。九州では4月は、熊本地震追悼や新型コロナウイルス問題の陰に隠れ、この人災について報道されなかった感があります。

2021 4/14 17:31
くらし

熊本地震から5年 リスク点検と学びの日に

倒壊した建物の前で頭を抱え立ち尽くす女性=2016年、熊本県南阿蘇村

 2016年4月の熊本地震から5年となります。JR豊肥線が全線運行再開し、新阿蘇大橋が開通、熊本城天守閣も復旧工事を終えました。

2021 3/17 17:30
くらし

「日本海側で津波は起きない」は迷信です

福岡県の防災副読本は大人にも役立つ内容です。私も似顔絵で出演しています

 2020年度に私が編集委員と専門委員を務めた、福岡県の『防災教育副読本 命を守るガイドブック(地震・津波編)』が2月、発刊されました。小学校高学年向けですが、教員用の指導要項編とセットなので大人も含め九州のどなたでも学べる内容です。

2021 3/3 17:30
くらし

浸水想定エリア外でも悲劇 東日本大震災から10年(下)

13人が犠牲になった野蒜小の体育館。壁に掛かった校歌の額の下部に津波の痕跡があり、2階建ての建物だったら助かっていた

 関東沿岸の津波被害調査に行けず、東京大学地震研究所へ戻った3月17日ごろから、避難所で死者や病人が続発-と海外でも報道され始めました。

2021 2/17 17:30
くらし

フクイチの教訓と報道の課題 東日本大震災から10年(中)

調査に出発した震災5日目の朝に水素爆発で損傷した福島第1原発4号機(東京電力の報道発表動画から)

 東日本大震災の激しい揺れに襲われた直後、東京大学地震研究所を飛び出し、タクシーで渋谷の放送局へ駆け付けた津波研究者がいます。当時の同僚、元准教授の都司嘉宣先生です。

2021 2/3 18:00
くらし

混乱した首都圏 都会の弱点は強化されたか 東日本大震災から10年(上)

震災発生後間もない東大の構内。頭部を守るクッションを抱えた学生も

 災害に遭った日のことは何年たっても忘れられないものです。 東日本大震災が起きた10年前、当時の勤務先の東京大学や街中が騒然とする光景を鮮明に覚えています。

2021 1/22 17:52
くらし

コロナ禍の阪神大震災26年 災害伝承阻む「壁」を越えて

阪神大震災の被災地・神戸からインドネシアの津波被災者へ届けられたフラワーメッセージ=2010年

 年始から寒波や新型コロナウイルス第3波による緊急事態宣言、鹿児島県の諏訪之瀬島で噴火警戒レベルの上げ下げなど、落ち着かない状況が続いています。 災害史を振り返ると、1月は正月のめでたい気分とは裏腹に安全な月ではなかったようです。

2020 12/23 14:48
くらし

リゾート地を襲った津波…瞬く間に拡散した映像 スマトラ沖津波16年

2004年にインドネシアのスマトラ沖で起きた地震津波の被災地。現地発の映像はネットを通じ恐怖感とともに世界中で共有された

 とても身近な存在となった動画共有サイト「ユーチューブ」。広まったきっかけの一つは、2004年12月26日にインドネシアを震源に、約23万人の犠牲を出したスマトラ沖津波だといわれています。

2020 12/9 17:30
くらし

「正しく恐れる」には リスクコミュニケーションの重要性

関東大震災の可能性を巡り、論争となった大森房吉博士(右)と今村明恒博士(それぞれ東大地震研究所、国立科学博物館提供)

 新型コロナウイルスの第3波で連日、政府や自治体の長、専門家たちが記者会見に臨んでいます。話し手の個人的なリスクコミュニケーション能力が、所属組織のリスクマネジメントの成否すらも分けてしまうケースも見られます。

2020 11/25 18:00
くらし

普賢岳噴火から30年 災害記憶の風化防ぐ石碑

(左)スマトラ津波の被災地アチェに建立された記念碑。ポールで津波の高さを再現している(右)普賢岳噴火災害のモニュメント。今は火は消え、碑文も除去されている

 今月、連載が1年を迎えることができ、読者の皆さまにお礼申し上げます。初回に掲載した昨年の佐賀豪雨や台風17号、今年の7月豪雨と、九州は激甚災害が続いています。

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開催中

第13回あんぱんパーク

  • 2021年10月21日(木) 〜 2021年10月28日(木)
  • ベイサイドプレイス博多 海側イベントスペース
開催中

第5回写遊会 写真展

  • 2021年10月15日(金) 〜 2021年10月29日(金)
  • まいなびギャラリー(北九州市立生涯学習総合センター1階)

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