戦後76年
連載

「戦後76年」

おびただしい犠牲者を出した「あの戦争」。日本が降伏し、終結してから76回目の夏を迎えました。戦争とその記憶、継承の営みを伝える記事をまとめます。

2021 9/7 6:00
宮崎社会

「家族全員死んでしまった」沖縄の疎開学童たちが経験した「地獄」

宮崎県日向市に疎開した沖縄・浦添国民学校の学童ら(甲斐誠二さん提供)

 沖縄戦前年の1944年9月、現在の沖縄県浦添市から宮崎県日向市に国民学校の学童ら130人が疎開した。「勉強に行く」と言われて親元を離れた子どもたちを待っていたのは寒さや飢え、そして沖縄に戻って知る肉親の死だった。

2021 8/30 6:00
福岡連載

母の呼び掛けにパッチリ目を開けて逝った妹

中川裕子さん

 「B29の音がするよ」。近所の子どもが自宅に駆け込んだ後、青白い光が走った。

2021 8/29 6:00
福岡連載

終戦後、登下校時に練習したお悔やみの言葉

山口美代子さん

 日本に原爆が投下されてから76年。被爆者の中には、広島、長崎から離れた土地で戦後を生きた人々がいる。

2021 8/28 6:00
社会

高校3年、大伯父の遺骨捜す 同じ年齢で出征、沖縄で戦死

沖縄県糸満市のガマで遺骨収集活動に参加した山口凌さん=2020年2月(本人提供)

 熊本県八代市の高校3年、山口凌さん(18)は太平洋戦争末期に沖縄で戦死した大伯父の遺骨を捜し続けている。今の自分と同じ年齢で出征し、4年後に散った。

2021 8/24 6:00
社会

軍歴資料が語る祖父の軍隊生活 聞けなかった体験、継承の手掛かりに

佐賀県庁から取り寄せた祖父の「軍歴資料」。異動の日付や階級、部隊名などが記載されていた

 「北九州の高射砲部隊におった」。記者(31)が高校生の頃、祖父(2016年に95歳で死去)はこう語っていた。

2021 8/15 20:23
政治社会

菅首相式辞、安倍氏を踏襲 全国戦没者追悼式、識者「国家観見えず」

全国戦没者追悼式で式辞を述べる菅首相=15日午前、東京・日本武道館(代表撮影)

【東京ウオッチ】終戦から76年を迎えた15日、全国戦没者追悼式で菅義偉首相が読み上げた式辞は「積極的平和主義」に言及するなど、前年の安倍晋三前首相をほぼ踏襲した内容となった。昨秋の就任以降、「国家観が見えない」などとされてきた菅首相は、今回も歴史認識などで「菅カラー」を織り込むことはなかった。

2021 8/15 6:00
社会

「生きていたら、いつか」極寒、空腹に耐えた知られざるウクライナ抑留

ウクライナでの抑留体験を語りながら、時折唇をかんだ伊藤康彦さん=10日午後、福岡市(撮影・金田達依)

 太平洋戦争の終結後も過酷な労働を強いられた「シベリア抑留」。いつ終わるやもしれぬ、寒さや空腹に耐える日々。

2021 8/14 6:00
社会

戦士として死んだ少年たち 社会が醸成した「戦争は正義」

少年ゲリラ部隊の調査を行う沖縄県名護市教育委員会市史編さん係の川満彰さん

 激しい地上戦となった沖縄戦では一般市民9万4千人を含む20万人超が犠牲になった。中には戦士として死んだ、召集年齢に満たない少年たちもいた。

2021 8/14 6:00
福岡宮崎社会

迫る本土決戦、宮崎に謎の部隊 「最後の生き残り」が語った使命

1945年1月から5カ月間、旧日本陸軍のある部隊が詰めた旧飫肥藩校「振徳堂」=7月30日、宮崎県日南市

 76年前の太平洋戦争末期のこと。宮崎県日南市の城下町に5カ月間だけ滞在した旧日本陸軍の部隊があった。

2021 8/13 6:00
社会福岡

銃弾を逃れても待っていた処刑…76年経て初めて語った「地獄」

壮絶な戦争体験を語る中村政夫さん=7月24日、北九州市若松区

 15歳で太平洋戦争末期のフィリピン戦線に送られた元無線兵の中村政夫さん(92)=北九州市八幡西区=が今夏、戦後76年を経て初めて聴衆の前で戦争体験を語った。乗っていた船が撃沈され海を漂流。

2021 8/12 6:00
社会福岡

戦争遺品を次世代へ 福岡の親子が初の展示会

展示品について語り合う深田政武さん(右)、麻紀さん

 先人たちの戦争遺品を埋もれさせまいと、福岡県福津市の深田政武さん(68)、麻紀さん(40)親子が今夏初めて、地元で展示会を開いた。1日に市内2会場でスタートした企画は新型コロナウイルスの感染拡大で1週間で中止となったが、戦争を知らないため「伝承」に乗り出せずにいた親子は、「ようやく一歩踏み出せた」と感じている。

2021 8/12 6:00
社会

「食べるものない餓島」ガダルカナルの日本兵の“日記” 返してあげたい…家族探す米兵の孫

手帳にはガダルカナル島の戦況や、食料不足で困窮していることがつづられていた

 2万人超の日本兵が亡くなった南太平洋ソロモン諸島、ガダルカナル島を巡る戦い。米オレゴン州ポートランドの大学職員レベッカ・スミスさん(51)が、かつて祖父が島で拾った日本兵の手帳を家族に返したいと、西日本新聞「あなたの特命取材班」に依頼を寄せた。

2021 8/12 6:00
福岡社会

「教え子を戦場に行かせないため」開戦、原爆、敗戦…新聞300部集めた教師

戦前から戦後の四半世紀にわたる西日本新聞など各紙

 福岡県田川市出身の写真家笠井享さん(65)=京都市=の自宅に、戦前から朝鮮戦争(1950~53)頃までの四半世紀にわたる新聞各紙約300部が保管されている。軍国主義へと次第に傾く世相に加え、その後の太平洋戦争の開戦、原爆、敗戦という時代を詳細に活写。

2021 8/11 6:00
社会福岡

「生体解剖事件」戦犯となった医師の悔い 親類が企画、ドラマ化

晩年の鳥巣太郎さん(熊野以素さん提供)

 第2次世界大戦末期に福岡市の九州帝国大(現九州大)医学部で起きた米国人捕虜に対する「生体解剖事件」を題材にしたドラマが13日夜、NHK総合で放送される。原案は、戦犯として死刑判決(後に減刑)を受けた元助教授のめいが刊行したノンフィクション小説。

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第13回あんぱんパーク

  • 2021年10月21日(木) 〜 2021年10月28日(木)
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第5回写遊会 写真展

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