
「天神まち歩き」
福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」で高層ビルの建設が進む福岡市の天神・大名地区。九州大芸術工学部の学生ら8人と一緒に、現在の街の魅力を探し歩いた。
路地裏に宿る歴史、学生も魅了 福岡市・大名地区
福岡市・天神や大名地区では、市の再開発促進事業「天神ビッグバン」で高層ビルの建設が進む。歴史やアートの視点から街の魅力を探そうと、九州大芸術工学部の学生ら8人と共に歩き、感想を聞いた。
冨永朝堂の「昇る・生まれる・歩く」(天神まち歩きルポ・見どころ)
ブロンズ群像「昇る・生まれる・歩く」(福岡市中央区天神1丁目)は、地元出身の彫刻家、冨永朝堂(1897~1987)が、70歳前後に相次いで制作した木彫の3部作だ。戦災復興土地区画整理事業の完成記念モニュメントとして提供を受けた市が、一つのブロンズ群像として建立した。
FGNの旧大名小校舎 未来に託す窓(天神まち歩きルポ・見どころ)
旧大名小(福岡市中央区大名2丁目)は1873年に市内で最も早く開校した。3階建ての校舎は1929年に建設され、閉校後の2017年4月から創業支援施設「福岡グロースネクスト(FGN)」として活用されている。
緑の価値 アクロス山 天神まち歩きルポ(番外編)
福岡市中央区天神のアクロス福岡には、屋外庭園「アクロス山」(高さ60メートル、計8千平方メートル)=地図(14)=がある。2~14階に階段状に広がり、草木200種が森を形づくる。
江戸から紡ぐ大小の「物語」 天神まち歩きルポ(下)
福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」で高層ビルの建設が進む福岡市・天神の大名地区。九州大芸術工学部の学生ら8人と街の魅力を探し歩くと、歴史が織りなす「物語」が見えてきた。
年期が醸す親しみ「自分だけの宝物探し」 天神まち歩きルポ(上)
福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」で高層ビルの建設が進む福岡市の天神・大名地区。国際的なビジネス・観光都市へ期待が集まるが、街の魅力は経済だけでは測れない。
「天神ビッグバン」足元の魅力づくりを 九州大・藤原恵洋教授
九州大大学院芸術工学研究院の藤原恵洋教授(建築史、都市計画、文化政策学)は福岡市で暮らしながら、世界80カ国以上を訪ねて都市のあり方を探究し、提言を重ねている。市の再開発促進事業「天神ビッグバン」が進む天神地区の現状と課題、展望を聞いた。