福祉のはなし
連載

「福祉のはなし」

お年寄りや障害のある人たちが、地域で自分らしく暮らしていくために必要なこととは。誰かに「寄り添う」意味とは―。介護や福祉の話を通して、考えていきます。

2021 4/15 17:30
くらし

災害で在宅障害者どう支援? 欠かせない「地域の自助力」熊本地震5年

小児在宅医療のネットワークで障害児・者の支援に取り組む緒方健一さん=2日、熊本市北区の「おがた小児科・内科」

 人工呼吸器を着けていたり、人混みが苦手だったり-。災害時に避難が難しい在宅の障害者の支援を巡っては、5年前の熊本地震でも課題が浮き彫りになった。

2021 4/9 17:30
くらし

「愛される経験」が優しさ育む 心に傷負う女児との約束とは

朝、同じ家で暮らす小さい子の髪を結う高校生。「今日は特別にかわいくしてね」。この日は退職する職員を送る「ありがとうの会」だった=3月、光の園 ※2人はいずれもサキちゃんではありません

 園長室の机の引き出しには小学生のサキちゃん=仮名=が書いた1枚のメモ紙が大事にしまってある。「明るい、優しい笑顔で近づいていく」。

2021 4/8 17:30
くらし

分身ロボット、難病の児童も活用 北九州市・八児小 授業楽しく

オリヒメを使って毎日を楽しんでいる村上凛空さん(中央)と母のいくみさん(右)、3月まで校長だった藤井英貴さん=3月22日、北九州市立八児小

 難病のため教室で過ごすことが難しい北九州市の児童が、インターネットを通じて操作できる分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を使って授業を受けている。離れた場所からでも学校生活を「体感させたい」「したい」と願う親子の熱意に学校側がOKを出した。

2021 3/25 17:32
くらし

医ケア児支援法、制度設計前倒し 実効性と「18歳後」に懸念も

特別支援学校高等部の卒業を目前にした息子とカメラに収まった小林正幸さん(左)=提供写真

 17日、都内の衆院第1議員会館で開かれた「永田町子ども未来会議」。 「相当充実した報酬改定ができた。

2021 3/18 17:32
くらし

医療ケア児支援法制定へ 家族も含め支えを強化

自宅前で自転車に乗る平尾悠輝君(左)を見守る母の早弥香さん=3日、福岡県久留米市

 日常的に人工呼吸器や胃ろうを使うなど医療的なケア(医ケア)が必要な子どもや家族への支援を強化する「医療的ケア児支援法」(仮称)を議員立法で制定する動きが進んでいる。

2021 3/11 17:32
くらし

「聞こえなくても、支え合う」災害被災地の10年描く

監督の今村彩子さん=提供写真((c)2021 Studio AYA)

 東日本大震災以降、国内で発生したさまざまな災害の被災地で、耳の聞こえない人たちの姿を収めたドキュメンタリー映画「きこえなかったあの日」(2021年、116分)がオンラインで配信されている。九州では5月にかけて佐賀、熊本、鹿児島の映画館でも上映される。

2021 3/4 17:32
くらし

「農業×福祉」で就労支えたい 教員OB、私財投じ挑戦

シャベルで土を掘り起こす学生たち。後方から見守る浅野多佳子さん(左端)=2月22日、福岡県福津市の「パレットファーム」

 特別支援学校を退職した教員OBが、高等部を巣立った教え子らとともに、福岡県福津市の山中で果樹栽培に乗り出した。自立訓練事業所と連携し、地元の造園業者も協力。

2021 2/18 17:30
くらし

膝のトラブル、重症化を防ぐには…「ポキッ」に注意、ケア早めに

「ビタミンやカルシウムの積極的な摂取も忘れずに」と話す丸山公院長=東京都練馬区」

 年とともに気になる膝のトラブル。放置すると重症化し歩行が困難になる恐れもある。

2021 2/11 17:30
くらし

科学的介護を「その人らしい人生」の手助けに

電動リフトを使うスタッフを見守る八木啓亮さん(奥)=2日、福岡市東区の「なごみの里」

 寝たきりの人に安心してもらうため、そっと体に手を触れる。昔は主流だった、職員2人で「1、2の3」と抱え上げるようなことはしない。

2021 2/4 16:00
くらし

「社会とのつながり」を支えたい 小さな介護事業所

「おとなりさん。上山門」で利用者のお年寄りと言葉を交わす金子慎一郎さん=1月26日、福岡市西区

 薄力粉やつぶあんを慣れた手つきで量る女性たち。腕まくりした男性が、卵黄と卵白をそろそろと分ける。

2021 1/28 14:45
くらし

「SOS見逃さない」コロナ禍の今こそ…ケアマネの誓い

担当するお年寄りに電話を入れる林隆一さん

 「今朝はたくさん雪が降りましたね」「そうねえ」…。

2021 1/21 12:51
くらし

非常勤が頼り 「持ちこたえられるか」 苦悩する訪問介護事業所

長江浩史さんを電動リフトに乗せてベッドに移す準備をする田尻亨さん=15日、熊本市

 1人暮らしのお年寄りなどの自宅を訪れ、ホームヘルパーが身体介護や生活援助を行う訪問介護は、かねて報酬の低さなどから人手不足が指摘されてきた仕事の一つ。

2021 1/14 15:41
くらし

「これが現実」認知症あっても受け入れたいけど…職員不足で限界 

食堂で入居者を見守る施設長の御厨正人さん=4日、福岡市東区の「あいくらす香椎参道」

 お年寄りたちは6~8人掛けテーブルの四隅に離れて座り、黙々と昼食を取っていた。4日昼、福岡市東区の住宅型有料老人ホーム「あいくらす香椎参道」。

2020 12/30 10:45
デスク日記

大震災10年、障害者避難に不安

デスク日記・水

 木曜朝刊の福祉面に今年も、障害がある人たちの避難の現状を数多く書いた。高齢者や障害者向けのバリアフリーが整った福祉避難所は少なく、障害の程度が重ければ移動も簡単ではない。

2020 12/17 14:24
くらし

誰もが見やすいカラーとは さまざまな色覚に配慮 九大案内図で実践

日本サインデザイン賞に入選したキャンパス案内図と、須長正治教授=9日、福岡市西区の九州大伊都キャンパス

 色覚に障害のある人もない人も見やすいように-。九州大伊都キャンパス(福岡市西区)内に設置されたカラーの案内図が、今年の日本サインデザイン賞(SDA賞)に入選し、九州地区賞を受賞した。

2020 12/10 16:04
くらし

障害あるわが子のため…始まりは母の決意 「野の花学園」創立60年

創立60周年記念碑の除幕式に参列した福田量理事長(右から5人目)、喜久正和常務(左から3人目)=11月25日、福岡市西区の「第一野の花学園」

 福岡都市圏で広く障害者支援施設を運営する社会福祉法人「野の花学園」(福岡市)が創立60周年を迎えた。障害者福祉の社会資源が乏しい時代に、知的障害のあるわが子のために母親たちが訓練施設を立ち上げたのが出発点。

2020 12/3 18:00
くらし

「体の緊張を軽減」障害児が負担なく座れるように 注目集める技術

キャスパーの基本姿勢

 肢体が不自由な子どもが本当にリラックスして座れる姿勢とは-。大阪府のNPO法人代表理事、村上潤さん(58)が提唱する独自の姿勢保持技術が、親や支援者の注目を集めている。

2020 11/19 16:58
くらし

見えない人に野鳥の声を…CD届け18年、ボランティアが活動に終止符

田中さんの知人が昨年、福岡市・西油山で撮影したコマドリ。鳴き声は2020年号に収録されている

 見えなくても、山歩きの楽しみを少しでも-。野鳥の声をCDに収め、全国の視覚障害者に毎年、無料で届けてきた福岡市のボランティアグループ「バードコール」が、今年で活動に終止符を打つ。

2020 11/12 17:00
くらし

重い障害があっても…葛藤する姿描く 監督が映画「道草」に込めた思い

映画「道草」のトークショーで思いを語る宍戸大裕監督(中央)と、金子正歩さん(右)=10月31日、北九州市の枝光本町商店街アイアンシアター

 重い知的障害や自閉症、強度行動障害のある人が、ヘルパーの力を借りて自立生活を送る姿を撮ったドキュメンタリー映画「道草」。その上映と宍戸大裕(だいすけ)監督(38)=宮城県出身=のトークショーが10月、北九州市内であった。

2020 11/5 17:00
くらし

「臭い少ない」トイレ用凝固剤、防災の一助に 特別支援学校PTAに寄贈

中島弥生さん(左)、因幡那水さん(中央)に凝固剤や簡易トイレの使い方を説明する森孝一さん(右)=10月23日、福岡市早良区

 地震や大雨などの災害の際に役立ててもらおうと、紳士服や婦人服、ヘルスケア用品の製造、販売を手掛ける株式会社「カインドウェア」(本社・東京)が、肢体の不自由な子どもが通う福岡市立の南福岡、今津特別支援学校の両PTAに、断水時にトイレで使える凝固剤を寄贈した。

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