提論
連載

「提論」

地域の自立、アジアを展望した発展の道筋について、九州に住むわたしたちはどのように向き合い、考えていけばよいのか。郷土ゆかりの著名人・有識者が課題を読み解き、今後の展望を描く。

2019 12/2 11:00
社説・コラム

【GSOMIAの地政学】 姜 尚中さん

姜 尚中(カン・サンジュン)さん=熊本県立劇場館長

 憂慮されていた日韓の軍事情報包括保護協定(GSOMIA=ジーソミア)失効が土壇場で覆され、継続されることになった。ひとまず一服というところだが、早くも協定破棄「停止」の条件を巡る認識の食い違いが露呈し、外交的な応酬が始まっている。

2019 11/25 11:00
社説・コラム

【芸術とは何か?】 平野 啓一郎さん

平野 啓一郎(ひらの・けいいちろう)さん=作家

 アメリカの哲学者ダントーが、『アートワールド』という論文を書いたのは、1964年のことである。執筆の動機は、ウォーホルの展覧会で、展示されていたハインツのケチャップなどを、鑑賞者が「こんなのは芸術じゃない!」と否定する様を見たからだという。

2019 11/18 11:00
社説・コラム

【ラグビーW杯に学んだ】 藻谷 浩介さん

藻谷 浩介(もたに・こうすけ)さん=日本総合研究所調査部主席研究員

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が終わった。九州では福岡、熊本、大分の3会場で計10試合があり、北九州市などキャンプ地として海外チームと交流を深めた地域も多かった。

2019 11/4 11:00
社説・コラム

【社会の転換期と若者】 宮本 雄二さん

宮本 雄二(みやもと・ゆうじ)さん=宮本アジア研究所代表、元中国大使

 司馬遼太郎は「坂の上の雲」で明治期の若者の夢と希望と使命感を描いた。明治期の日本は、古いものを壊し、新しいものを創造しなければならない「大激動の時代」だった。

2019 10/28 11:00
社説・コラム

【W杯「ワンチーム」】 徳増 浩司さん

徳増 浩司(とくます・こうじ)さん=ラグビーW杯2019組織委事務総長特別補佐

 日本全土に感動と興奮をもたらしてきたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会もいよいよ大詰めを迎える。国際統括団体ワールドラグビーのビル・ボーモント会長は、アジアで初開催となった今大会の盛り上がりについて、「世界中でこれほどの多くのファンを巻き込んだという点でも、これまでのベストの大会」と表明した。

2019 10/21 11:16
社説・コラム

【広告とジェンダー】 松田 美幸さん

松田 美幸(まつだ・みゆき)さん=福岡県福津市副市長

 今月11日は「国際ガールズデー」だった。世界中の女の子や若い女性たちが直面する問題に取り組むことを訴える日として、2011年に国際連合が採択した。

2019 10/14 11:00
社説・コラム

【文化のUDを進めよう】 関根 千佳さん

関根 千佳(せきね・ちか)さん=ユーディット会長、同志社大客員教授

 文化の日が近づいてきた。「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」という憲法25条の1を思い出す。

2019 10/7 11:00
社説・コラム

【北朝鮮と日韓対立】 姜 尚中さん

姜 尚中(カン・サンジュン)さん=熊本県立劇場館長

 島根県沖の日本の排他的経済水域(EEZ)に落下したとみられる北朝鮮の新型ミサイルは、改めて北朝鮮の挑発を印象付けた。しかも北朝鮮はこれを潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の「北極星3」と発表し、日韓の防空体制に大きな不安の波紋を広げている。

2019 9/30 11:00
社説・コラム

【韓国元徴用工問題】 平野啓一郎さん

平野 啓一郎(ひらの・けいいちろう)さん=作家

 新日鉄住金(現日本製鉄)元徴用工訴訟に対する韓国大法院(最高裁)判決以降、メディアは「嫌韓」を煽(あお)りに煽ったが、一旦(いったん)、相手が悪いとなると、ここまで品性をかなぐり捨てるのかと、私は不気味なものを感じた。 原告4人が徴用工となった経緯は、悲惨という他ない。

2019 9/23 11:00
社説・コラム

【新幹線は起爆剤か】 藻谷 浩介さん 

藻谷 浩介(もたに・こうすけ)さん=日本総合研究所調査部主席研究員

 7月末の当欄に「韓国人観光客が減って九州の誰が得をするのだろう」と書いた。その後の事態は、九州の多くの集客交流関係企業が、大きな売り上げ減少を被るところまで悪化している。

2019 9/16 11:00
社説・コラム

【成熟した外交のために】 宮本 雄二さん 

宮本 雄二(みやもと・ゆうじ)さん=宮本アジア研究所代表、元中国大使

 世界は本当の変革期に入ったと思う。米国に「指導者疲れ」が見え始め、国力の相対的な低下が見られる。

2019 9/2 11:00
社説・コラム

【ラグビーW杯本番迫る】 徳増 浩司さん

徳増 浩司(とくます・こうじ)さん=ラグビーW杯2019組織委事務総長特別補佐

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が、いよいよ20日に開幕する。桜のジャージーに身を包んで戦う日本代表31人も決まり、全国12の開催都市で街頭バナーやのぼり旗などが飾られた。

2019 8/26 11:00
社説・コラム

【ウェルビーング予算】 松田 美幸さん

松田 美幸(まつだ・みゆき)さん=福岡県福津市副市長

 「ウェルビーング」という言葉は、1948年に発効した世界保健機関憲章に登場する。健康を定義する際の表現で、「肉体的にも、精神的にも、そして社会的にも、満たされた良い状態」を指す。

2019 8/19 11:00
社説・コラム

【車いすで街に出よう】 関根 千佳さん

関根 千佳(せきね・ちか)さん=ユーディット会長 同志社大客員教授

 母が好きな福岡市内のうどん屋さんへ久しぶりに行った。母が車いす生活になってからは初めてだ。

2019 8/12 11:00
社説・コラム

【日韓関係悪化】 姜 尚中さん

姜 尚中(カン・サンジュン)さん=熊本県立劇場館長

 輸出手続きの簡略化を定めた「ホワイト国(優遇対象国)」のリストから韓国を除外する2日の閣議決定以降、日韓関係は制御不能の危機に陥りつつある。韓国内では核心的な産業を狙い撃ちにした日本側の報復という見方が広がり、日本の仕掛けた「貿易戦争」、さらには「経済侵略」というセンセーショナルな受け止め方も見られるようになった。

2019 8/5 11:00
社説・コラム

【「カッコいい」とは何か】 平野 啓一郎さん

平野 啓一郎(ひらの・けいいちろう)さん=作家

 先頃、私は「『カッコいい』とは何か」と題した新書を刊行した。これは、この10年ほどの間、絶えず私の中にあったテーマだった。

2019 7/29 11:00
社説・コラム

【日韓 報復の応酬】 藻谷 浩介さん

藻谷 浩介(もたに・こうすけ)さん=日本総合研究所調査部主席研究員

 内心に募る否定的な感情を、他者にぶつけて憂さを晴らそうとする人が増えているように感じる。その最悪の例が、京都での無差別放火殺人かもしれない。

2019 7/15 11:00
社説・コラム

【創造競争の時代】 宮本 雄二さん

宮本 雄二(みやもと・ゆうじ)さん=宮本アジア研究所代表、元中国大使

 中国ではスマートフォンなしでは生活できなくなった。スマートフォン決済が日常化し、本人の経済状況や日々の行動は、サービス提供会社にすべて把握される。

2019 7/8 11:00
社説・コラム

【九州出身の2リーダー】 徳増 浩司さん

徳増 浩司(とくます・こうじ)さん=ラグビーW杯2019組織委事務総長特別補佐

 いよいよ開幕まで70日余りとなったアジア初開催のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会。真っ最中の博多祇園山笠では、W杯をあしらった飾り山が披露され、世界三大スポーツイベントの機運盛り上げに一役買っている。

2019 7/1 11:00
社説・コラム

【地域と「関係人口」】 松田 美幸さん

松田美幸(まつだ・みゆき)さん=福岡県福津市副市長

 政府は「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」(2020~24年度)の基本方針に、定住や観光と異なり、特定の地域と継続的に関わる「関係人口」の拡大を掲げた。 言葉の聞こえはよくても、地方の人口減少は止まらないとの厳しい指摘はあろう。

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