中村哲医師 その歩み
まとめ

「中村哲医師 その歩み」 (11ページ目)

戦乱や干ばつで荒廃したアフガニスタンやパキスタンで、多くの市民とともに人道・復興支援の歩みを進め、2019年12月4日にアフガンで凶弾に倒れた中村哲医師(「ペシャワール会」現地代表)。“一隅を照らす”行動を続けた意志の継承とペシャワール会支援の思いを込めて、足跡をたどります。

2008 5/12 6:00
国際

人災と天災の荒野アフガニスタン(下) 命の水を求めて 10万人を生かす用水路 ペシャワール会事務局長・福元満治

シェイワ用水路の取水口完成セレモニーで、あいさつする中村哲ペシャワール会現地代表(立っている人の右端)(福元満治さん提供)

 朝6時、現地代表の中村哲医師や日本人の青年たちとともに宿舎を出発して、1時間ほどで農業用水路の建設現場についた。途中の村々には、ごつごつした肌をみせる岩山とは対照的に、青々とした麦畑が広がり、沿道の桑の若葉が朝日にみずみずしく輝いている。

2008 5/9 6:00
国際

人災と天災の荒野アフガニスタン(上) 帰るべき故郷 難民を待つ戦争と干魃 ペシャワール会事務局長・福元満治

ペシャワール会医療サービス(PMS)の本部病院の正面。門前では患者たちが開院を待っている(福元満治さん撮影)

 パキスタン、アフガニスタンとかかわるようになって20年が経った。 アフガニスタンは、2001年の9・11米中枢同時テロに対する米国の報復爆撃でタリバン政権が崩壊し、ブッシュ政権の後ろ盾でカルザイ政権が成立した。

2007 11/25 6:00
長崎

「信念はいらない まず命を救え!」ペシャワール会・中村哲医師 長崎大医学生らに語る

長崎大医学部記念講堂でアフガニスタンでの活動について語る中村哲医師

 アフガニスタンとパキスタンで医療や灌漑(かんがい)工事の活動をしている非政府組織(NGO)ペシャワール会(事務局・福岡市)の現地代表、中村哲医師(61)が24日、長崎市坂本1丁目の長崎大医学部記念講堂で「信念はいらない まず命を救え!」と題して講演した。同大医学部を市民に開放する医学展の一環で、学生や市民ら約百人が聴講した。

2007 10/29 6:00
国際

民衆置き去りの国際貢献に憤り ペシャワール会・中村哲現地代表に聞く 日本が考えるべきは「何をしたらいけないか」だ

「アフガニスタン人の対日感情は悪化している」と語る中村哲氏=熊本市で

 24年間にわたりパキスタンを拠点にアフガニスタン難民の医療、生活支援に取り組む非政府組織(NGO)「ペシャワール会」(事務局・福岡市)が、来年3月にもパキスタンのペシャワルから撤退し、活動拠点をアフガニスタンのジャララバードに移す。両国関係の悪化が理由だ。

2007 10/5 6:00
国際

テロ特措法に代わる新法は必要か ペシャワール会現地代表・中村哲氏「戦争プロセス 撤退を」

ぺシャワール会の中村哲氏=2007年8月

 2001年に発生した米同時多発テロ。これを受け、多国籍軍はアフガニスタンで空爆など対テロ作戦を実施、日本はテロ対策特別措置法に基づき海上自衛隊がインド洋での給油活動などを行っている。

2007 4/6 6:00
国際

アフガンに用水路完成 ペシャーワール会の中村医師 12万人の食料確保へ

用水路の工事に汗を流すアフガニスタンの人々(ペシャワール会提供)

 アフガニスタンで医療活動を続ける非政府組織(NGO)「ペシャワール会」(事務局・福岡市)の現地代表、中村哲医師(60)=福岡県大牟田市=は5日、福岡市内で会見し、全長13㌔のかんがい用水路を完成させたと発表した。中村医師は「これで大勢の人々への食料供給が可能になる」と喜びを語った。

2007 2/1 6:00
福岡

「誰もが嫌がること、率先実行」 ペシャワール会・中村哲医師が講演 今春閉校の星野村・椋谷小

中村哲さんは「百の議論よりも一つの実行が大切」と、椋谷小の児童たちに語った

 パキスタンや戦火が続くアフガニスタンで、医療や用水路建設などの復興支援活動をしている非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の中村哲医師(60)=大牟田市在住=が31日、星野村の椋谷(むくだに)小学校(鍋島幹夫校長、36人)で「いま子供たちに伝えたいこと」と題して講演した。児童や保護者ら約百人が現地の体験談に聞き入った。

2003 10/19 6:00
九州ニュース

不易と流行―アフガンから 「復興」世界がだまされた 医師・ペシャワール会現地代表 中村哲氏

中村哲医師=2002年11月

 世の関心は移ろいやすい。空爆に続き、二〇〇二年春、明るい「アフガン復興」の話題で日本中が沸いていた。

2002 7/20 0:00
国際

【アフガン最新報告・中村哲医師】①復興が順調に進んでいると思うのは幻想だ

中村医師が院長を務めるペシャワール会の基地病院、PMS病院には連日多くの患者が詰めかける=4月、パキスタン北西辺境州ペシャワル(ペシャワール会提供)

 復興の動きとともに、政情不安の拡大が伝えられるアフガニスタン。現地でいま何が起きているのか。

2002 7/19 0:00
国際

【アフガン最新報告・中村哲医師】②故国に帰されても故郷には帰れない

トラックの荷台に乗ってパキスタンからアフガニスタンに帰る難民の子どもたち(ペシャワール会提供)

 アフガニスタンの首都カブールではいま、ブルカ(全身を覆うベール状の民族衣装)をかぶった女性や子どもたちが物ごいする姿が目立つ。 主にパキスタン側から半ば強制的に行われた難民帰還プログラムによって、六月十五日までにアフガンに戻った難民は百万人に達した。

2002 7/18 0:00
国際

【アフガン最新報告・中村哲医師】③外国人が破壊し、外国人が建設する

干ばつで砂漠化したアフガン東部ダラエ・ヌール地域のブディアライ村で、掘ったかんがい用大井戸におりていく中村哲医師(ペシャワール会提供)

 ある報告書によると、非政府組織(NGO)にもいろいろあって、マイペースで協調性がなく、ほかのNGOとあまり連絡のないのが存在する。私たちペシャワール会はこれに入るのだろう。

2002 7/17 0:00
国際

【アフガン最新報告・中村哲医師】④東部で最終的に2000の井戸を掘る

アフガン東部ダラエ・ヌール渓谷(ブディアライ村)のかんがい用井戸。直径5メートルあり、丘のようになっているのは掘り出した石や土砂のたい積だ(ペシャワール会提供)

 標高四千メートル級から七千メートル級の巨大なヒンズークシ山脈が国土を占めるアフガニスタン。これまで二千万の人々が食ってこられた源は、冬の高峰に降り積もった雪が夏にとけだして、乾燥地帯の川沿いに豊かな緑を約束してきたからだ。

2002 7/16 0:00
国際

【アフガン最新報告・中村哲医師】⑤豊かだった農村を自主回復するために

アフガンの農村ではいま、換金性の高いケシの栽培が盛ん。中村医師らの農村復興計画には、麻薬のまん延を防ごうとの思いも込められている (ペシャワール会提供)

 人口の九割が農民のアフガニスタン。PMS(ペシャワール会医療サービス)はこの春から、医療と水源確保の活動に加えて、帰還難民が昔のように自分で食べていけるよう、アフガン東部での長期的な農村復興計画「緑の大地プロジェクト」に着手した。

2002 7/15 0:00
国際

【アフガン最新報告・中村哲医師】⑥注目を浴びても浴びなくてもやっていく

アフガン東部で、完成したかんがい水路に喜ぶ中村哲医師(中央)と日本人スタッフ(ペシャワール会提供)

 手元にアフガニスタンの子どもたちの写真がある。いずれも、にこにこしていて明るい。

2002 1/29 0:00
国際

【難民・アフガン 命を守る】①帰還 末娘の姿今はなくとも

日本では簡単に治る病気で死んでいくアフガン難民の子どもたち。PMS病院には、栄養失調の幼子が母親に付き添われて入院している

 アフガン復興が語られ始めた今このときにも、四百万難民がさまよう。戦乱、干ばつ、貧困によって生まれ、国際社会が忘れてきた人たちだ。

2002 1/28 0:00
国際

【難民・アフガン 命を守る】②放置 少女は8年待ち続けた

いつもチャドルで顔を隠しているブルブラ。手術を受けて教壇に立てる日を夢見ている

 三つある女性病室の一つに、二人の患者が居残っている。イスラム教の正月にあたる断食明けの大祭イードが始まり、ほかの患者たちは一時帰郷したというのに。

2002 1/27 0:00
国際

【難民・アフガン 命を守る】③奔走 国を担う子らのために

心臓病のシャバナは病院の中庭で陽気に遊んでいた

 大みそかの朝。ペシャワール会医療サービス(PMS)病院の診察室をアフガン人ハイデル(46)が訪ねていた。

2002 1/26 0:00
国際

【難民・アフガン 命を守る】④責務 じっと待つ人々がいる

空爆下でも続いた食料配給。多くの住民がトラックに殺到した=昨年10月、アフガニスタン東部ジャララバード(ペシャワール会提供)

 六台のトラックがパキスタン・トルハムの国境ゲートを通り、アフガニスタンに入った。合わせて百七十トンの小麦粉を積んでいる。

2002 1/25 0:00
国際

【難民・アフガン 命を守る】⑤枯渇 何とか生き延びておれ

ダラエ・ヌール渓谷のブリアライ村で井戸を掘る村人たち =2001年8月(ペシャワール会提供)

 アフガニスタン東部、クナール川の奥地にあるダラエ・ヌール渓谷。福岡市の医療非政府組織(NGO)ペシャワール会が運営する診療所の門の前に人だかりがしていた。

2002 1/24 0:00
国際

【難民・アフガン 命を守る】⑥信頼 ずっと近くにいるから

患者たちから厚い信頼を得ている主任看護婦の藤田千代子。ペシャワルに来て13年目となった

 チャドルで顔を覆った三十代後半の女性が、看護士に尋ねた。「シスター藤田はいますか」。

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