
「中村哲という生き方」
戦乱のアフガンで用水路を掘り、65万人の生活と命を救った故中村哲医師。現地で行った密着取材を礎に、その信念と事業の現在を追う。
祖国から遠く、アフガン青年が夢見る平和 タリバン政権掌握から半年
アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが政権掌握して今月で半年を迎えた。福岡県太宰府市に暮らすアフガン人のムハンマドさん(22)=仮名=は日本経済大4年生。
中村哲さんは生きている 母校に「ペシャワール班」、相次ぐ書籍
アフガニスタンで人道支援に尽くした中村哲医師が現地で凶弾に倒れてから4日で2年がたった。戦乱や干ばつに苦しむ人々を助けようと、遠い異郷で医療活動や用水路建設の現場に立ち続けた中村さん。
「仁と義の人、間近で見られて幸せ」 中村哲さんに迫ったカメラマン
アフガニスタンで人道支援に尽くした医師、中村哲さんを21年にわたって撮影した日本電波ニュース社の谷津賢二さん(60)が3日、北九州市立大(同市)で講演した。「他者のために生きる『仁と義の人』だった。
【写真特集】「俺は行動しか信じない」「武器なき戦」中村哲さん、生き続ける言葉
2019年12月、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師は、多くの言葉を残している。遠い辺境で35年にわたって人道支援を続けた生涯だった。
「アフガン見捨てない」難局の人道支援事業、継続誓うペシャワール会
アフガニスタンで用水路建設や医療活動を続けた中村哲医師(享年73)の銃撃事件から間もなく2年。福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が引き継いだ事業は、難局に直面している。
「事業と夢引き継ぐ」中村哲さんの遺影に決意 死去2年を前に追悼の会
アフガニスタンで人道支援に尽くした中村哲医師(享年73)が凶弾に倒れてから2年となるのを前に、追悼の会が27日、福岡市で開かれた。中村さんが現地代表を務めた同市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が主催し、全国から約250人が参加した。
「理想はペシャワール会」 元外務省課長が語るアフガン支援のあり方
駐留米軍が今年8月に撤退し、イスラム主義組織タリバンが復権したアフガニスタン。なぜアフガンに民主主義は根付かず、人権や表現の自由に否定的なタリバン政権が誕生したのか。
中村哲さんが見通したアフガンの今 「寄り添う支援」の力浮き彫りに
アフガン戦争の契機となった2001年の米中枢同時テロから11日で20年がたった。米軍は去り、崩壊したはずのイスラム主義組織タリバン政権が復活。
「タリバン見極める」「事業継続に全力を」ペシャワール会・村上会長
政権が崩壊し、情勢が流動的なアフガニスタン。人道支援を行う福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」も用水路建設を中断するなど慎重な対応を余儀なくされている。
中村哲先生の希望引き継ぐ ペシャワール会現地報告配信、開墾着実に
アフガニスタンで人道支援を行う福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」は21日、活動を報告する動画をインターネットで公開した。会の中核だった故中村哲医師が2019年に凶弾に倒れた後も事業を続けており、村上優会長は「先生の希望を引き継ぐことができていると思う」と述べた。
中村哲さんの偉業、言葉と共に 1000時間超す映像基にしたDVD好評
アフガニスタンとパキスタンで人道支援に尽くし、2019年に凶弾に倒れた故中村哲医師の半生を描くドキュメンタリーDVD「荒野に希望の灯をともす」が好評を博している。中村さんと活動してきた福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が企画。
ペシャワール会・藤田さんにナイチンゲール記章 「鬼婦長」故中村医師の信頼厚く
赤十字国際委員会(スイス)は、顕著な功績があった世界各国の看護師などを表彰する「フローレンス・ナイチンゲール記章」を、福岡市の非政府組織(NGO)ペシャワール会の藤田千代子さん(62)らに授与すると決めた。藤田さんは、アフガニスタンとパキスタンで人道支援に尽くした故中村哲医師と長年にわたり現地で活動し、女性スタッフの育成に力を注いだことなどが評価された。
【中村哲を継ぐ】㊥哲さんの誕生日に生まれた子 「縁感じた」紡ぎゆく親子3世代
切手を湿ったタオルに浸し、B4判の台紙に一枚一枚貼り付けていく。先月27日、故中村哲医師(享年73)と活動してきた福岡市の「ペシャワール会」事務局で、数人のボランティアが地道な作業に没頭していた。
【中村哲を継ぐ】㊤「やるしかない」”鬼婦長”が誓った復興 中村哲医師の死から1年
「ドクター・サーブ・ナカムラ・ワズ・シューティッド(中村先生様が撃たれた)」。アフガニスタン人スタッフの現地なまりの英語は震えていた。
アフガンに緑「学び、思い継ぐ…」中村哲さんに共感広がる
アフガニスタンで用水路建設を行う福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の中村哲医師が昨年12月に亡くなってから間もなく1年。その生き方を知り、思いを継ごうとする動きが広がっている。
中村哲さんの魂 灯台として前へ…母校の九州大で追悼会
アフガニスタンで用水路建設や医療活動を続け、昨年12月4日に凶弾に倒れた中村哲医師=当時(73)=の追悼の会が23日、福岡市の九州大伊都キャンパスで開かれた。一周忌を前に、中村さんと共に活動してきた福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が主催し、全国から約450人が参列した。