中村哲という生き方
連載

「中村哲という生き方」

戦乱のアフガンで用水路を掘り、65万人の生活と命を救った故中村哲医師。現地で行った密着取材を礎に、その信念と事業の現在を追う。

2022 2/25 9:00
福岡国際社会

祖国から遠く、アフガン青年が夢見る平和 タリバン政権掌握から半年 

大学のグラウンドで友人とサッカーに興じるムハンマドさん(手前)。母国を案じる不安から解放されるひとときだ。サッカーは交友関係が広がるからと父から勧められた=福岡県太宰府市

 アフガニスタンでイスラム主義組織タリバンが政権掌握して今月で半年を迎えた。福岡県太宰府市に暮らすアフガン人のムハンマドさん(22)=仮名=は日本経済大4年生。

2021 12/5 6:00
社会

中村哲さんは生きている 母校に「ペシャワール班」、相次ぐ書籍 

大学生や高校生、中村哲さんと共に働いた元ワーカーが意見を交わしたイベント。学生らはアフガニスタンの民族衣装をまとって臨んだ=11月、福岡市

 アフガニスタンで人道支援に尽くした中村哲医師が現地で凶弾に倒れてから4日で2年がたった。戦乱や干ばつに苦しむ人々を助けようと、遠い異郷で医療活動や用水路建設の現場に立ち続けた中村さん。

2021 12/4 6:00
社会福岡

「仁と義の人、間近で見られて幸せ」 中村哲さんに迫ったカメラマン

「胆力があり、人間的な魅力の詰まった人だった」と中村哲さんをしのぶ谷津賢二さん=3日午後8時45分ごろ、北九州市小倉南区

 アフガニスタンで人道支援に尽くした医師、中村哲さんを21年にわたって撮影した日本電波ニュース社の谷津賢二さん(60)が3日、北九州市立大(同市)で講演した。「他者のために生きる『仁と義の人』だった。

2021 12/4 6:00
春秋

中村哲さん 今、どちらにいらっしゃいますか

 今、どちらにいらっしゃいますか-。福岡市で開催中の写真展の感想ノートにこうあった。

2021 12/4 6:00
福岡社会国際

【写真特集】「俺は行動しか信じない」「武器なき戦」中村哲さん、生き続ける言葉

作業現場でアフガン人スタッフたちと談笑する中村哲医師。現地で見せるリラックスした表情には、厳しい事業で寝食を共にしてきた仲間への信頼がにじんでいた

 2019年12月、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師は、多くの言葉を残している。遠い辺境で35年にわたって人道支援を続けた生涯だった。

2021 11/28 6:00
社会福岡国際

「アフガン見捨てない」難局の人道支援事業、継続誓うペシャワール会

PMS(平和医療団)による堰の建設工事。採石した巨石を川に落として積み上げていく作業が行われている=24日、アフガニスタン(PMS提供)

 アフガニスタンで用水路建設や医療活動を続けた中村哲医師(享年73)の銃撃事件から間もなく2年。福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が引き継いだ事業は、難局に直面している。

2021 11/27 21:51
福岡社会

「事業と夢引き継ぐ」中村哲さんの遺影に決意 死去2年を前に追悼の会

ペシャワール会の活動などを報告した「中村哲医師 追悼の会」=27日午後2時半すぎ、福岡市中央区(撮影・帖地洸平)

 アフガニスタンで人道支援に尽くした中村哲医師(享年73)が凶弾に倒れてから2年となるのを前に、追悼の会が27日、福岡市で開かれた。中村さんが現地代表を務めた同市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が主催し、全国から約250人が参加した。

2021 10/22 6:00
国際

「理想はペシャワール会」 元外務省課長が語るアフガン支援のあり方

宮原信孝氏

 駐留米軍が今年8月に撤退し、イスラム主義組織タリバンが復権したアフガニスタン。なぜアフガンに民主主義は根付かず、人権や表現の自由に否定的なタリバン政権が誕生したのか。

2021 10/4 6:00
デスク日記

「タリバン=悪」なのか

デスク日記・月

 アフガニスタンのある村が別の村との水争いを巡り、警察や裁判所に仲裁を求めた。賄賂を要求されるだけで1年間何もしてもらえなかった。

2021 9/12 6:00
社会福岡国際

中村哲さんが見通したアフガンの今 「寄り添う支援」の力浮き彫りに

収穫したレモンを箱詰めする現地の非政府組織PMS(平和医療団)の作業員ら=2日、アフガニスタン(PMS提供)

 アフガン戦争の契機となった2001年の米中枢同時テロから11日で20年がたった。米軍は去り、崩壊したはずのイスラム主義組織タリバン政権が復活。

2021 8/27 6:00
福岡国際

「タリバン見極める」「事業継続に全力を」ペシャワール会・村上会長

「事業継続に全力を尽くしたい」と語るペシャワール会の村上優会長=26日午前11時59分(撮影・三笘真理子)

 政権が崩壊し、情勢が流動的なアフガニスタン。人道支援を行う福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」も用水路建設を中断するなど慎重な対応を余儀なくされている。

2021 6/22 6:00
社会福岡国際

中村哲先生の希望引き継ぐ ペシャワール会現地報告配信、開墾着実に

事業の現状を報告する現地スタッフ

 アフガニスタンで人道支援を行う福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」は21日、活動を報告する動画をインターネットで公開した。会の中核だった故中村哲医師が2019年に凶弾に倒れた後も事業を続けており、村上優会長は「先生の希望を引き継ぐことができていると思う」と述べた。

2021 6/19 6:00
社会福岡

中村哲さんの偉業、言葉と共に 1000時間超す映像基にしたDVD好評

「荒野に希望の灯をともす」の一場面

 アフガニスタンとパキスタンで人道支援に尽くし、2019年に凶弾に倒れた故中村哲医師の半生を描くドキュメンタリーDVD「荒野に希望の灯をともす」が好評を博している。中村さんと活動してきた福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が企画。

2021 6/6 6:00
社会福岡

ペシャワール会・藤田さんにナイチンゲール記章 「鬼婦長」故中村医師の信頼厚く

フローレンス・ナイチンゲール記章の受章が決まり、現地への思いを語る藤田千代子さん

 赤十字国際委員会(スイス)は、顕著な功績があった世界各国の看護師などを表彰する「フローレンス・ナイチンゲール記章」を、福岡市の非政府組織(NGO)ペシャワール会の藤田千代子さん(62)らに授与すると決めた。藤田さんは、アフガニスタンとパキスタンで人道支援に尽くした故中村哲医師と長年にわたり現地で活動し、女性スタッフの育成に力を注いだことなどが評価された。

2020 12/5 6:04
福岡社会

【中村哲を継ぐ】託された中村医師の「勇敢な生涯」 信念は一人一人の心に

クナール川のほとりで、アフガニスタン人スタッフと話す中村哲医師(左)=2014年11月

 素っ気ない言葉を今も忘れない。「勉強してこなかったんですか」。

2020 12/4 6:00
福岡鹿児島社会

【中村哲を継ぐ】㊦「一隅を照らす」原点胸に 模索続ける元現地ワーカー

患者の自宅で診察する大越猛さん。「心も手当てしたい」と語る=11月中旬、大阪府交野市

 「ママ、この本がいい」。男の子が本棚の本を母親に手渡すと、2人はベンチに座って読み始めた。

2020 12/3 6:00
社会

【中村哲を継ぐ】㊥哲さんの誕生日に生まれた子 「縁感じた」紡ぎゆく親子3世代

中村哲さんを支援してきた広瀬さと子さん(左)と娘の柴田まりのさん、孫のなぎちゃん=11月21日、福岡市中央区(撮影・穴井友梨)

 切手を湿ったタオルに浸し、B4判の台紙に一枚一枚貼り付けていく。先月27日、故中村哲医師(享年73)と活動してきた福岡市の「ペシャワール会」事務局で、数人のボランティアが地道な作業に没頭していた。

2020 12/2 6:00
社会

【中村哲を継ぐ】㊤「やるしかない」”鬼婦長”が誓った復興 中村哲医師の死から1年

ペシャワール会の事務局で作業をする藤田千代子さん。現地との連絡調整、会計事務に加え、講演活動や取材対応もこなす=11月26日午後7時12分、福岡市中央区(撮影・三笘真理子)

 「ドクター・サーブ・ナカムラ・ワズ・シューティッド(中村先生様が撃たれた)」。アフガニスタン人スタッフの現地なまりの英語は震えていた。

2020 11/24 8:00
福岡社会

アフガンに緑「学び、思い継ぐ…」中村哲さんに共感広がる

中村哲さんの活動について学んだことを発表する春吉小の児童=福岡市中央区(撮影・穴井友梨)

 アフガニスタンで用水路建設を行う福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」現地代表の中村哲医師が昨年12月に亡くなってから間もなく1年。その生き方を知り、思いを継ごうとする動きが広がっている。

2020 11/24 6:04
福岡社会

中村哲さんの魂 灯台として前へ…母校の九州大で追悼会

凶弾に倒れた中村哲さんを追悼する会で、在りし日の思い出を語る長女秋子さん=23日午後、福岡市西区の九州大伊都キャンパス(撮影・佐藤雄太朗)

 アフガニスタンで用水路建設や医療活動を続け、昨年12月4日に凶弾に倒れた中村哲医師=当時(73)=の追悼の会が23日、福岡市の九州大伊都キャンパスで開かれた。一周忌を前に、中村さんと共に活動してきた福岡市の非政府組織(NGO)「ペシャワール会」が主催し、全国から約450人が参列した。

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