人権新時代
連載

「人権新時代」

部落差別の解消を目指す「全国水平社」の創立から2022年で百年。部落問題をはじめ、私たちの社会が抱えるさまざまな人権問題に向き合います。

2022 1/9 6:00
社会連載

「魂を握りつぶされる痛み」…差別の苦難に「自分ごと」として向き合う

父・光さんの初めての講演が収録されたDVDを見る玉貴さん=昨年11月、福岡県内(撮影・佐藤雄太朗)

 「名前を新聞に出すべきだろうか」。光(ひかり)さん(82)の長男、玉貴さん(49)の心は揺れ動いていた。

2022 1/8 6:00
社会連載

次代に継ぐ 自分なりに

祖父・喜七さんの遺影をはさみ、父・光さん(奥)と解放運動について言葉を交わした玉貴さん=昨年12月、福岡県内(撮影・帖地洸平)

 DVDに収められた講演を聴き、玉貴(49)は考えた。自分は、このままでいいんだろうか-。

2022 1/7 6:00
社会連載

「部落民宣言」に違和感 「何のための運動なのか」

自宅で趣味の三味線を弾く玉貴さん=昨年11月、福岡県内(撮影・佐藤雄太朗)

 光(ひかり)(82)の長男、玉貴(49)が生まれたのは1972年3月。全国水平社創立からちょうど50年の年だった。

2022 1/6 6:00
社会連載

「解放運動の基盤ができた」 誇り持って託すために

初代の集会所の写真を手に、新施設への思いを語る光さん=昨年12月、福岡県内(撮影・帖地洸平)

 「私たちの部落の、解放運動の基盤ができた」。2000年に「私の歩んできた道」と題して初めて講演に臨んだ光(ひかり)(82)が誇らしげに語ったのは「同和保育所」の開設だった。

2022 1/5 6:00
社会政治

「ネットに追いつかない」削除逃れる投稿5割弱…試行錯誤の自治体

ノートパソコンに向かい、差別的な投稿を探す大分市職員=昨年12月、同市役所

 ネット上の差別的な書き込みを自治体が独自に確認し、削除につなげるモニタリング事業。各地の取り組みはまだ試行錯誤の段階だ。

2022 1/5 6:00
社会政治

差別投稿チェックへ広がる自治体「モニタリング」 1万数千件を削除

人権新時代

 被差別部落などを巡るネット上の悪質な書き込みを地方自治体が確認し、削除につなげる「モニタリング事業」が全国的に広がっている。部落解放・人権研究所(大阪市)や西日本新聞の取材によると、少なくとも九州6県を含む235の自治体が展開。

2022 1/4 6:00
社会連載

「馬力が土台をつくった」地元に刻まれた父の足跡

人権新時代

 衝突を繰り返した光(ひかり)(82)と父・喜七が、部落解放運動を通じてようやく歩みを重ねようとする矢先のことだった。1978年、喜七は不慮の事故で急逝。

2022 1/3 6:00
社会連載

「差別と貧困の連鎖を断つには学び」重なる父の信念

人権新時代

 「教育があってこそ初めて仕事に就けるじゃろう。安定した仕事に」。

2022 1/1 6:00
社会連載

「俺はこの字がどげな字か分からん」読めなかった水平社宣言

人権新時代

 光(ひかり)(82)が「私自身をつくり上げた」と振り返る出会いがあった。全国のトップとして部落解放同盟を牽引(けんいん)することになる組坂繁之(78)。

2021 12/31 6:00
社会連載

「あんた、人と違った人らしいな」目も合わせず告げられた解雇

人権新時代

 「刃物で胸を突き刺されるような思いをしました。ああ部落差別とはこれなんだ。

2021 12/30 6:00
社会

人と人の間に光を増やせないか

人権新時代

 今年最大のニュースは、ほぼ無観客で開かれた東京五輪・パラリンピックだろう。選手の躍動が印象に残る一方、私たちの人権感覚が問われたイベントでもあった。

2021 12/30 6:00
社会連載

父の「学び」奪った不条理 伝票の字読めず、客に怒鳴られ 

父は今も、字を書く時には定規を添え、ゆっくり丁寧にペンを運ぶ(撮影・帖地洸平)

 そんな父(82)を見るのは、初めてだった。 今年10月、福岡県筑後地区の実家で、机の引き出しから見つけた1枚のDVD。

2021 12/30 6:00
社会九州ニュース

すべては水平社から始まった 闘い100年、部落差別いまも

水平社宣言文(崇仁自治連合会所蔵)と第1回全九州水平社大会を伝える1923年5月1日付九州日報夕刊(西日本新聞の前身)

 差別の解消を目指す被差別部落の出身者らが「全国水平社」を創立してから、来年3月で100年を迎える。差別に苦しむ当事者自身が声を上げ、社会を変えようとする水平社の理念は、日本で展開されてきたさまざまな人権運動の「原点」とも言える。

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