子どもに明日を
まとめ

「子どもに明日を」 (11ページ目)

九州に暮らす子どもの2割が貧困状態にあると推測される。親から続く貧困の連鎖、虐待、教育格差。子どもたちが直面する問題を掘り下げ、「明日」に向けた解決策を探る。

2015 12/18 12:00
社会

【貧困の現場から】(3) 支援つながり母子再起

陽子は自宅ソファで美咲の手を握りしめた

 中学1年の海斗(13)は学校を休んで毎日、母陽子(46)の世話をし、料理を作り、洗濯もした。「お母さん、俺がおらんとトイレもいけんから」 小5の美咲(11)=いずれも仮名=も学校に通いながら手伝った。

2015 12/16 12:00
社会

【貧困の現場から】(2) 公園で夜風に凍えた16歳

ホームレスをしていた公園のベンチに座る優。「屋根があるので雨もしのげた」と話す

 11月の夜風にさらされ、公園のベンチで震えていた。福岡県内に住む優(19)=仮名=は16歳だった3年前、公園で寝泊まりするホームレスになった。

2015 12/15 13:00
社会

貧困連鎖、奪われる未来 九州深刻、5人に1人

 厚生労働省の調査では、平均的な所得の半分を下回る世帯で暮らす18歳未満の割合(子どもの貧困率)は2012年で16・3%と6人に1人となり、過去最悪だ。母子家庭を中心に大人1人で子どもを育てる世帯に限れば54・6%に上る。

2015 12/15 13:00
社会

【貧困の現場から】(1) 母と子3人、所持金200円

子ども食堂で無料のカレーライスを受け取る中学生。食材は運営者のポケットマネーや寄付でまかなう。

 街がイルミネーションで彩られ始めた11月中旬の夜。九州のある街で、母の梓(42)と小学6年の美雪(12)、小4の直樹(10)、小2の沙織(8)=いずれも仮名=の3きょうだいが「子ども食堂」ののれんをくぐった。

2015 12/2 13:44
社会

スクールソーシャルワーカー足りない 九州7県、配置進まず

 子どもの貧困対策として文部科学省が、教育と福祉のパイプ役を担う「スクールソーシャルワーカー」(SSW)を2015年度中に14年度(1466人)の約1・5倍、19年度末までに約7倍に増やす計画を打ち出したが、九州では長崎を除く6県でほぼ横ばいにとどまっていることが西日本新聞の取材で分かった。人材と予算の不足が背景にあるが、対応件数は増加傾向で、7県で年間8千件を超えるなどニーズは高い。

2015 12/2 13:44
社会

教員だけの対応に限界 スクールソーシャルワーカー育成を

 教育と福祉をつなぐ専門職スクールソーシャルワーカー(SSW)の需要が高まっているのは、貧困や不登校、保護者の精神疾患など、教員だけでは対応が難しい問題が学校現場で増えているためだ。 福岡県スクールソーシャルワーカー協会が対応実績をまとめて昨年刊行した「SSW実践事例集」には、多岐にわたる支援事例が紹介されている。

2015 11/27 0:00
社会

0歳児虐待死を防げ 医療機関と行政が連携

健診で妊婦に声を掛ける竹内肇院長=福岡市早良区の竹内産婦人科クリニック

 虐待死の危険度が高いとされる0歳児。母親が加害者になるケースが多く、周囲の支えが欠かせない。

2015 11/27 0:00
社会

「子ども食堂」心も満腹 本紙報道で食材提供や寄付続々

佐賀県内の自営業男性から提供された米袋を車に運ぶ川井健蔵さん(右) 

 貧困などの事情を抱える子どもたちに食事を提供する「子ども食堂」と、食品を届ける「フードバンク」の取り組みを紹介した西日本新聞の記事を受け、九州各地で食材の提供や寄付の申し出が相次いでいる。「子どもたちに、おなかいっぱい食べてほしい」と米や野菜を届ける農家。

2015 11/11 11:12
社会

子どもの叫び受け止めたい チャイルドライン@ふくおか再始動

活動再開に向け、キャッチャー養成講座への参加を呼び掛ける「チャイルドライン@ふくおか」代表の阿南信一郎さん(左)とスタッフ

 いじめや虐待など子どもの悩みに応じる相談電話「チャイルドライン」で、人手不足から活動を休止していた福岡市の「チャイルドライン@ふくおか」が、再開に向けて準備を始めている。子どもの悩みが多様化する中、相談電話の3分の2が受けられてない現状に「子どものSOSをいっそう見過ごすことになる」とスタッフの一部が再開を模索。

2015 11/10 11:14
社会

子どもに居場所を 善意の食堂、九州にも広がる

子どもが集う「くるめこども食堂」。食後はお絵描きなどして過ごす=10月25日、福岡県久留米市

 経済的貧困や親のネグレクト(育児放棄)など、さまざまな事情で十分な食事を取れない子どもたちのための「子ども食堂」が、九州でも広がっている。ひとり親世帯の3割が経済的理由で食料を買えなかった経験がある、との調査結果もある。

2015 11/6 12:31
社会

九州の子ども2割が「貧困」 約42万人、深刻さ浮き彫り

 就学援助を受けるなど、経済的に貧困状態にあると推測される子ども(18歳未満)の数が、九州7県で約42万人に上ることが、2013~14年度の統計データを基にした西日本新聞の試算で明らかになった。全体の19・4%で、ほぼ5人に1人となる。

2015 11/6 12:31
社会

福岡県が子どもの貧困「相談所」創設へ 九州初、支援強化

 福岡県は5日、子どもの貧困に関する相談を一元的に受け付け、貧困に陥った原因などの情報を蓄積して関係部局の施策に生かす複数の「相談所」(仮称)を2016年度以降に創設する構想を明らかにした。福祉、教育、労働、住宅など多分野にまたがる子どもの貧困に特化し、ワンストップで対応する行政窓口の設置は九州7県では初めて。

2015 11/6 12:31
社会

住民講師に迎え、無料塾開講 大分・豊後高田市

 大分県豊後高田市の河野潔教育長は5日、東京都で全国の市町村教育長が集まる会議に出席し、放課後や土曜日に子どもたちが無料で利用できる「学びの21世紀塾」を紹介した。河野氏は「経済格差による教育格差を生んではいけない、負の連鎖があってはならないという基本方針の下に続けている」と語った。

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