朝刊太郎の雑記帳
まとめ

「朝刊太郎の雑記帳」

西日本新聞特別編集委員の上別府保慶が執筆するコラムを掲載します。

2022 1/13 6:00
社説・コラム

「残忍」と呼ばれようと

朝刊太郎の雑記帳

 戦争を知る世代の方々もどこで終戦を迎えたかによって、戦後の印象は変わるものなのかもしれない。 札幌市生まれの作家、保阪正康さん(82)は、小学校へ入る前に敗戦の日を迎えた。

2022 1/6 6:00
社説・コラム

台湾と韓国の深い溝

朝刊太郎の雑記帳

 日本では小さくしか報じられなかったが、台湾の世論が韓国に対して猛烈に反発する出来事が12月にあった。怒りは年が明けてもふつふつ煮えたぎっている。

2021 12/23 6:00
社説・コラム

復活!サンダーバード

朝刊太郎の雑記帳

 クリスマスと聞いて62歳の私が思い出すのは、小学3年の冬に買った「サンダーバード1号」のプラモデルだ。ゼンマイで走る。

2021 12/16 6:00
社説・コラム

忠臣蔵と「栗なっとう」

朝刊太郎の雑記帳

 この季節、忠臣蔵の放映が減って久しい。そこで熱心なファンは先刻ご承知と思いながらも余話を一つ。

2021 12/9 6:00
社説・コラム

京都に空襲なしの虚報

朝刊太郎の雑記帳

 戦時中に「京都は文化財が多いから空襲はない」とうわさされた。俳優の沢村貞子さんは東京から疎開するとき、土地の人が「京都だけは焼けまへん」と信じ切って家の値段は暴騰していたと自伝に書いている。

2021 12/2 6:00
社説・コラム

妻たちは黙っていない

朝刊太郎の雑記帳

 くさび形文字で記された古文書などといえば、今の私たちにはまるで無縁な話と思われるかもしれない。 トルコのキュルテペ遺跡で大量に出土した粘土板はほとんどが商取引の帳簿だったが、中には約4千年前の夫婦げんかをうかがわせる手紙があった。

2021 11/25 6:00
社説・コラム

天覧「ベン・ハー」の時代

朝刊太郎の雑記帳

 62歳になる同期の吉野満君は学生時代にフランス文学を学んだこともあり、巣ごもりの日々には、文豪デュマの「モンテ・クリスト伯」にすっかりはまった。 別名「巌窟王(がんくつおう)」の復讐(ふくしゅう)劇。

2021 11/18 6:00
社説・コラム

天文ショーへようこそ

朝刊太郎の雑記帳

 19日に、月が地球の影に入って欠けて見える部分月食が起こる。予報では九州の天気は良さそうで、ピークの午後6時すぎには月がほとんど欠けて見え、皆既月食に近くなるという。

2021 11/11 6:00
社説・コラム

「無法松」をもう一度

「無法松の一生」の園井恵子

 今年の8月21日は広島の原爆投下に遭遇し、原爆症のために32歳の若さで亡くなった俳優、園井恵子さんの七十七回忌だった。 例年ならば、「園井恵子を語り継ぐ会」の30人ほどが盛岡市にある恩流寺の墓前に集うはずが、このコロナ禍である。

2021 11/4 6:00
社説・コラム

「水滸伝」の虚と実と

 中国の宋時代に、無実の罪を着せられるなどした英雄たちが、天然の要害の梁山泊(りょうざんぱく)に集い、世直しに立ち上がる「水滸伝」。日本でも江戸時代から盛んに読まれたこの小説を今、TVQ九州放送の中国ドラマで楽しむ方も多いことと思う。

2021 10/28 6:00
社説・コラム

加藤の乱後の傷心旅行

 岸田文雄首相も若手議員の頃に血判状をしたためて参加したという2000年の「加藤の乱」。派閥の宏池会を率い「総理に一番近い男」と呼ばれた加藤紘一氏が、森喜朗内閣の打倒に突き進みながら、挫折に終わった政変劇だった。

2021 10/21 6:00
社説・コラム

美しき「ばあば」の伝説

 山口百恵さん(62)の長男にしてシンガー・ソングライターの三浦祐太朗さん(37)がツイッターで「この度(たび)、私たち夫婦の間に新しい命を授かりました!」と発表した。あぁ、あの百恵ちゃんもおばあちゃんになるのかと、同い年の私などは感慨もひとしおだ。

2021 10/14 6:00
社説・コラム

宇宙の一帯一路を読む

 読書の秋である。先ごろNHKが放送した番組「芥川賞・直木賞の舞台裏」の冒頭で、司会役の俳優、吉田鋼太郎さんが出版不況の深刻さをこう訴えた。

2021 10/7 6:00
社説・コラム

キングダムの難民たち

 漫画「キングダム」の大ヒットで、古代中国の戦国時代にいかに非情の戦争が繰り返されたかが、日本の若者にも知られるようになった。それは遠い昔の話ではあるが、サラリーマンが処世訓を得る歴史物語でも、はやりの異世界ファンタジーでもない。

2021 9/30 6:00
社説・コラム

総裁犬養毅、道を誤る

 あの戦争は軍部の暴走が招いた、とよくいわれる。そして軍部に付け入る隙を与えたのは政治家だったともいう。

2021 9/23 6:00
社説・コラム

手塚治虫、博多で脱皮す

 手塚治虫さんの「虫られっ話」という対談集に、福岡市博多区中洲の酒場をはしごした思い出話がある。「鉄火肌の女性にほれちゃいまして」とでれでれに照れて、やれその女性は宝塚スターの月丘夢路さんそっくりだっただの、前の店で生まれて初めて生ウニを食べて興奮したせいだのと、楽しげに語っている。

2021 9/16 6:00
社説・コラム

紙面支えた名もなき人

 日本を破滅の戦争へ導いた東条英機首相は、逆らう軍人を最前線へ飛ばし、市民には赤紙(召集令状)を送りつけて、やはり危険な戦地へ送った。後者は「懲罰召集」と恐れられた。

2021 9/9 6:00
社説・コラム

さらば、青春のイムズ

 福岡市・天神のイムズが8月31日、幕を下ろした。ゆかりの人たちが寄せたメッセージ動画の中に、今はすっかり全国区の人気者になった博多華丸・大吉さんのそれもあった。

2021 9/2 6:00
社説・コラム

日本人奴隷、海を渡る

 人の命が羽毛のように軽かった戦国時代は、数知れぬ庶民が戦火の中で捕らわれ、奴隷として売られた。長崎から南蛮貿易の船に乗せられ、東南アジアやインドを経て欧州に渡り、あるいは太平洋を越えて新大陸へ送られた人もいた。

2021 8/26 6:00
社説・コラム

レノンVSプレスリー

 今回紹介する本は、56年前の明日、すなわち8月27日にあった秘話を記している。20世紀屈指のロックスター、エルビス・プレスリーとジョン・レノンの最初で最後の出会いの物語だ。

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