ウイグル 抑圧の実相
連載

「ウイグル 抑圧の実相」

中国政府によるウイグル族弾圧は「ジェノサイド(民族大量虐殺)」か、それとも中国が主張する「でっち上げ」か。現地や関係者を訪ね、見えてきた実相は…。

2021 5/19 6:00
国際

新疆ウイグル出生率2年で半減 中国統計入手、不妊処置が急増

出生率の推移

 【北京・坂本信博】中国政府による少数民族ウイグル族への不妊処置強要が懸念される新疆ウイグル自治区で、2019年の出生率(人口千人当たりの出生数)が過去最低の8・14となり、17年の15・88から2年間でほぼ半減したことが自治区政府の統計資料で分かった。中国全体で産児制限が緩和される中、新疆ではこの時期に不妊手術や子宮内避妊具(IUD)装着手術が急増しており、突出した人口抑制策が実施された疑いが強まった。

2021 5/18 6:00
全国・海外ニュース連載

包丁に鎖、玄関にQR証、尾行…「開放された地区」の現実

 中国西端、新疆ウイグル自治区カシュガル市内の料理店をのぞいて驚いた。調理場の包丁が鎖でつながれ、外に持ち出せなくなっていたからだ。

2021 5/17 6:00
国際連載

進むモスク破壊、断食月の光景一変…消えゆくイスラム教の伝統

 シシカバブ(羊肉の串焼き)の香ばしい煙が食欲をそそる。色鮮やかな果物、平らなパン、中央アジアの工芸品が店頭に並ぶ。

2021 5/16 6:00
国際連載

地図アプリに載らない「強制収容所」を訪ねてみた

 米中「新冷戦」を背景に、米政府は新疆で「ジェノサイド(民族大量虐殺)」が行われていると指弾し、中国は「世紀のでたらめだ」と猛反発する。新疆でも特にウイグル族が多いカシュガル地区に入り“抑圧”の実態を探った。

2021 3/26 6:00
国際

ユニクロも? 新疆綿拒否の外国製品に不買運動

中国各地で展開するユニクロ。新疆綿への対応をめぐって不買運動に火がつき始めている=昨年11月、上海

 【北京・坂本信博】中国新疆ウイグル自治区での少数民族ウイグル族の強制労働を懸念し、世界三大高級綿の一つとされる「新疆綿」の不使用を表明した外国企業を批判する動きが、中国国内で急速に広がっている。国営メディアが先導して欧米企業を指弾し、会員制交流サイト(SNS)を中心に不買運動が発生。

2021 3/22 6:00
国際

亡命ウイグル「避難先」で拘束相次ぐ トルコで中国の影響力拡大

安否が分からない家族の写真を掲げて中国に抗議するトルコ在住の亡命ウイグル族(関係者提供)

 中国の弾圧から逃れ、トルコで暮らす亡命ウイグル族への圧力が強まっている。民族・宗教的に近いトルコは安全な避難先だったが、近年エルドアン政権は対中関係を重視。

2021 2/4 6:00
国際

ウイグル族「中国が不妊手術強制」拒めば収容施設  

中国・新疆ウイグル自治区の手術件数

 中国政府による少数民族ウイグル族弾圧が懸念される新疆ウイグル自治区で、住民への不妊手術が急増していることが分かった。欧米の研究者や人権団体は「中国当局が不妊手術や中絶を強制している」と批判。

2021 2/4 6:00
国際

ウイグル族ら10万人不妊手術 中国強制?5年で18倍

ウイグル族への抑圧が強まった2018年9月に訪れた新疆ウイグル自治区カシュガルの観光地。警察官が不審な動きに目を光らせていた(撮影・川原田健雄)

 【北京・坂本信博】中国政府による少数民族ウイグル族への抑圧政策が強まった2014~18年に、新疆ウイグル自治区の不妊手術が18倍に増え、計10万人の住民が手術を受けたことが政府の資料で分かった。中絶件数は延べ43万件を超え、子宮内避妊具(IUD)を装着した女性は17年時点で312万人に上った。

2021 1/31 6:00
国際

「中国に戻る道ない」ウイグル人、苦渋の国籍変更 悲痛な訴え高まる

福岡での講演でウイグル弾圧の実態を訴える日本ウイグル協会のアフメット・レテプ副会長=昨年11月

 中国の家族と連絡が取れない。在日中国大使館にはパスポート更新を拒まれ、進学に必要な書類も取り寄せられない-。

2020 10/19 15:30
国際

スパイ行為を要求、家族を“人質”に…在日ウイグルに中国の抑圧

「なぜこんな圧力を受けないといけないのか」と怒りをぶちまけるハリマト・ローズさん=8月下旬

 中国・新疆ウイグル自治区出身で、今は日本に暮らす少数民族ウイグル族が中国当局の圧力にさらされている。当局側は故郷に残る家族を“人質”に取り、日本で反中国活動に関わるウイグル族組織の情報を流すよう「スパイ行為」を要求。

2019 7/6 6:00
国際

監視、拘束続く圧政 ウルムチ暴動10年 中国メディアは発展誇示

 【北京・川原田健雄】2009年に中国新疆ウイグル自治区ウルムチ市で起きた少数民族ウイグル族の大規模暴動から5日で10年を迎えた。中国メディアは習近平指導部の治安対策の成果を強調し、自治区の経済発展をアピールするが、抑圧的な統治手法にウイグル族は不満を募らせている。

2019 7/5 6:00
社会

【在日ウイグル族は今】(下)抗議 民族は家族今こそ声を

 「弾圧やめろ」「家族を返せ!」。最後は絶叫だった。

2019 7/4 6:00
社会

【在日ウイグル族は今】(上)離郷 圧政逃れ 残した家族は

新疆ウイグル自治区

 中国新疆ウイグル自治区で2009年に起きた少数民族、ウイグル族の「ウルムチ暴動」から5日で10年。中国政府の厳しい抑圧から逃れ、日本に渡ったウイグル族の人たちは家族の安否すら分からず、不安な日々を過ごしている。

2018 11/4 6:00
国際

中国当局、ウイグル拘束正当化に躍起 収容施設を合法化 入所者「感謝」の報道 国際批判回避狙う

 【北京・川原田健雄】中国・新疆ウイグル自治区でウイグル族ら少数民族が大量に拘束されている問題で、中国当局は拘束を正当化する動きを強めている。自治区が制定した関連条例を改正して事実上の収容施設の法的根拠を明記したほか、ウイグル族の住民が「施設での学習を通じて自分の過ちに気付いた。

2018 10/8 10:53
国際

ウイグル 強まる抑圧 スマホ情報抜き取り、カメラ監視 イスラム100万人超拘束か

街中を巡回する保安要員(中央の後ろ姿)。通りには中国国旗がずらりと掲げられ、イスラム教の雰囲気はほとんど感じられない=9月下旬、新疆ウイグル自治区カシュガル

 中国・新疆ウイグル自治区で少数民族のウイグル族がテロ対策を理由に大量拘束されているとの懸念が強まっている。国連の委員会はウイグル族などのイスラム教徒100万人以上が収容施設に送られた疑いがあると懸念を表明。

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