コラム ウオッチ中国
コーナー

「コラム ウオッチ中国」

情報統制が厳しい中国は、国内取材だけでは真の姿は見えにくい。多角的な視点で隣の“大国”をウオッチする。(国際部長=前中国総局長・川原田健雄)

2021 10/10 6:00
国際社説・コラム

同情買うため土食うしぐさも…「共同富裕」の街に生きる物乞い

丼に盛った土を食べるしぐさをして施しを受ける男性(2020年撮影)(写真の一部を加工しています)

 北京特派員だった昨夏までの3年間、よく街角で「物乞い」を見掛けた。道端に座って施しを求めるだけでなく、地下鉄で楽器を奏でたり、路上にチョークで絵を描いたりして周囲にアピール。

2021 9/19 6:00
社説・コラム

路上で若者を殴る大男は言い放つ「ほら、誰も助けてくれない」

香港デモをテーマにしたハクさんの漫画。親中派などに向かって「あなたたちは政権が人民を殺すことを許す〝悪魔〟にすぎない」と訴えている

 路上で大男が若者を殴っている。通行人が止めに入るが、大男は「俺に反抗しているからだ。

2021 8/18 6:00
社説・コラム

無人レジと監視カメラと2人組の警察官

監視カメラメーカーの社内カメラに映し出された顔画像。部位の特徴から人物を特定する(2018年撮影)

 北京特派員だった1年余り前のことだ。新型コロナウイルス禍が続く中、外食を避けていた私はその日も自炊しようとスーパーを訪れた。

2021 7/30 6:00
国際社説・コラム

若者に「寝そべり主義」広がる中国…格差や不公正を生み出すのは

2017年の共産党大会では北京の人民大会堂に党員代表ら2千人超が集まった

 中国共産党が今月創建100周年を迎えた。経済の急成長を実現した一方、国民の政治的自由を抑え込む政権党を、中国の若者はどう見ているのだろうか。

2021 7/9 6:00
国際社説・コラム

受け継がれる「蘋果の精神」

英国在住の元蘋果日報記者らが作った新聞。つぶれたリンゴから木が育ち、新たな実を付けるイラストをあしらった

 あれは何だったのか、今、思い出しても薄気味悪さを覚える。2019年6月、200万人が参加したとされる香港の反政府デモを取材した時のことだ。

2021 6/21 6:00
社説・コラム

「一人っ子政策」の反省こそ

行方不明になった息子の情報提供を呼び掛けるチラシを見せる父親=2018年7月、広東省深圳市

 写真の中の男児はあどけない表情でこちらを見つめていた。2018年夏、広東省深圳市で4歳の息子を誘拐されたという40代の父親を取材した。

2021 6/6 6:00
国際社説・コラム

友が語る劉暁波氏と天安門

市民の抵抗に遭い炎上する軍の装甲車=1989年6月4日、北京(米国人旅行者撮影)

 「彼が立派な人物かどうかなんて、私には判断できない。悪さをしたこともたくさん知っているからね」。

2021 5/24 6:00
社説・コラム国際

ワクチン拒否が映す不信感

コラム・ウオッチ中国

 中国で新型コロナウイルスのワクチン接種が急速に進んでいる。現地報道によると、接種回数は16日までに累計4億回を超えた。

2021 4/15 6:00
国際

人権弾圧に高まる国際社会の非難 「対中バランス外交」の脱却を

ウイグル族への抑圧が懸念される新疆ウイグル自治区では、路地裏でも警察車両が巡回していた=2018年9月、カシュガル

 「けんかの仲裁は当事者より強い、本当に力のある者でないとできない。日本が米中の仲立ちをすべきだという学者やマスコミは、外交を何も分かっていない」。

2021 3/7 6:00
国際社説・コラム

香港市民不安と苦悩の中で

香港では今も「光復香港 時代革命(香港を取り戻せ、時代の革命だ)」という民主化運動のスローガンを街角に張る動きが見られる(関係者提供)

 「こんな寂しい旧正月は初めてでした」。電話の向こうで香港出身の女性がこぼした。

2021 1/31 6:00
国際

「中国に戻る道ない」ウイグル人、苦渋の国籍変更 悲痛な訴え高まる

福岡での講演でウイグル弾圧の実態を訴える日本ウイグル協会のアフメット・レテプ副会長=昨年11月

 中国の家族と連絡が取れない。在日中国大使館にはパスポート更新を拒まれ、進学に必要な書類も取り寄せられない-。

2021 1/5 6:00
国際

「コロナ克服」自賛の影で思い出す 1人の女性の死と遺族の思い

当初、新型コロナウイルス禍の“震源地”とされた中国・武漢の華南海鮮卸売市場。昨年7月に訪れた際はバリケードに囲まれ、店舗跡に椅子や水槽が散乱していた

 中国が2019年12月末に新型コロナウイルスの集団感染を初めて公表して1年が過ぎた。習近平指導部は感染封じ込めを「成果」と強調するが、その姿を見るたびにある中国人女性を思い出す。

2020 12/13 6:00
国際

トランプ氏再選望む民主派 対中政策支持「外圧」頼る手詰まり感背景

台湾・台北市で中国の人権状況の改善を訴える陳光誠氏(左)=2013年6月

 今夏、米共和党大会のニュース中継を見ていた時のこと。見覚えのあるサングラス姿の男性が、再選を目指すトランプ大統領の応援演説に立った。

2020 12/7 8:00
国際

「対岸の火事じゃない」民主活動家・周氏の訴え、世界に

昨年11月、香港で西日本新聞の取材に応じる周庭氏。日本のアイドルやアニメについて語る表情は屈託ない

禁錮10月の量刑を告げられると、肩を震わせて涙をこぼしたという。香港の抗議活動を巡り無許可集会の扇動罪などに問われた民主活動家の周庭氏(24)が2日、実刑を言い渡された。

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