働き方・雇われ方・社会保障のいま
連載

「働き方・雇われ方・社会保障のいま」

新型コロナウイルスが社会を席巻する中で危うさを増し、大きく変わりつつある働き方や社会保障。最新の状況を追います。

2021 4/13 17:30
くらし社会

「シンママ応援団」コロナ禍で増すニーズ 無料で食品、生活相談も 

シンママ福岡応援団が無料で届けるスペシャルボックスに、食料品を詰めるスタッフ(写真の一部を加工しています)

 シングルマザーの家庭を支えている市民団体「シンママ福岡応援団」(福岡市)の利用者が、新型コロナウイルス禍で増えている。食料品の無料配達先はこの1年ほどで11世帯から51世帯に増え、生活相談も目立つようになった。

2021 4/6 17:30
くらし

「せめて14万円ないと」コロナ禍、1人で亡くなったタクシー運転手

亡くなったタクシー運転手が生前、知人男性に送ったメッセージ。食事に誘う内容だった(写真の一部を加工しています)

 福岡県内のアパートで1月、1人暮らしをしていたタクシー運転手の60代男性が亡くなっているのが見つかった。新型コロナウイルス禍で売り上げが減り、給料は月8万円台に落ち込んでいたという。

2021 3/30 17:30
くらし

コロナがあぶり出す労働問題「非正規公務員のリアル」第3弾

地方自治総合研究所の上林陽治研究員

 「非正規公務員」問題研究の第一人者で、地方自治総合研究所(東京)の上林陽治研究員(60)が、新著「非正規公務員のリアル-欺瞞(ぎまん)の会計年度任用職員制度」を刊行した。

2021 3/23 17:32
くらし

「命大事に」突然他界した娘との約束、防災に生かす

時江さんの学習机に座り、思い出を語る川野淳子さん。娘が好きだったアイドルの写真や、テニスのラケットをそのままにしている

 2011年3月11日の東日本大震災から10年。看護師の川野淳子さん(61)=大分県佐伯市=は今年も、あの日の1年前に突然死した15歳の娘を思い浮かべた。

2021 3/16 17:28
くらし

飲食業「深夜労働」で支援漏れ 法の救済措置なし

飲食店の営業時間が短くなり、仕事をできなくなった夫婦。「頑張って夜中に働いてきたのに」と嘆く

 新型コロナウイルス禍の中、営業時間の短縮に協力した飲食店で働く人の一部が、支援網から漏れている。店に委託されて深夜営業を切り盛りする人たちだ。

2021 3/9 17:32
くらし

働き手の格差見直しを コロナ禍で増える不当な扱い

新型コロナウイルス禍の労働環境などを語る安元隆治弁護士

 パートや有期労働、派遣労働といった非正規雇用の働き手が、待遇面で不当な扱いを受けている。労働者の権利を行使しただけで雇い止めに遭う例があり、新型コロナウイルス感染拡大もあって不適切な扱いは増えているようだ。

2021 3/2 17:32
くらし

賃貸住宅で困窮者孤独死… 清掃は?遺品は?

「福岡すまいの会」に支援されていた人が亡くなった後、会が遺品整理や清掃をした居室(同会提供)

 民間賃貸住宅で1人暮らしをする生活困窮者が亡くなった後、部屋の清掃や遺品整理をどうするか、課題になっている。生活保護は本人が死亡すると支給されない一方、孤独死の場合は原状回復費が高額になり、保証人になった居住支援団体も負担しきれないことがある。

2021 2/16 17:30
くらし

祖母と子ども3人残せず…自宅療養を選択後、次々感染

新型コロナウイルスに感染した後、家族も陽性となった幸平さん。家庭内感染の怖さを身に染みて感じた

 新型コロナウイルスの家庭内感染が深刻になっている。軽症や無症状の患者が自宅待機となり、家族にうつる例が目立つようだ。

2021 2/9 17:30
くらし

働き手が経営する「労協」 現場目線の事業実現

福岡県大野城市の放課後等デイサービス「ほっと」。子どもとスタッフがにぎやかに遊んでいた

 働き手が出資し、経営も担う労働者協同組合(労協)の形を取る団体は、すでに幅広い分野で活動している。地域ニーズに応えるために始まった例のほか、雇用や理想のサービスを生み出そうと市民自ら起業した組織も。

2021 2/2 17:30
くらし

働き手が出資、経営も 「協同労働」で何が変わる?

労働者協同組合と株式会社の違い

 働く人がそれぞれ出資し、対等な立場で経営も担う非営利団体に法人格を与え、地域課題の解決や雇用の広がりにつなげる「労働者協同組合法(労協法)」が昨年12月、国会で成立した。国内や欧州に古くからある協同労働の組織を法制化した形。

2021 1/26 15:10
くらし

「出生届お渡しできない」コロナ禍で出産費用払えず 頼れる制度もなく

生まれたばかりの3女の頭をなでる女性。「出産育児一時金が増えれば、子どもを生みやすくなる」と話した

 新型コロナウイルス禍で生活苦に陥り、出産費用を支払えない家庭が出ている。健康保険に加入していれば「出産育児一時金」が支給されるが、それだけでは足りないケースも。

2021 1/12 17:02
くらし

「最後のとりで」に行き着けない…減り続ける養護老人ホーム

昼食を取る養護老人ホーム「朝倉苑」の入居者。閉所が決まり、別の施設に順次移っていった=昨年11月、福岡県筑前町

 高齢者のセーフティーネットである養護老人ホームが、全国で減少傾向にあることが分かった。介護保険制度とは別に、行き場のない人を支える公的施設だが、入居権限を持つ市町村の利用控えが指摘され、役割さえ認識されていない面もある。

2021 1/12 6:00
福岡社会

相次ぐ養護老人ホーム閉所 財政難、費用負担重く…入所措置控えか?

3月末で閉所予定の養護老人ホーム「朝倉苑」=福岡県筑前町

 生活困窮や虐待により、自力では暮らせない高齢者に居室や食事を提供する公的な入所施設「養護老人ホーム」の閉所が、全国で相次いでいることが分かった。厚生労働省によると、施設数は2018年度に前年度から23カ所減り、その後も減少傾向が続いているとみられる。

2020 12/26 6:00
福岡社会

「身を粉にして…」最低賃金レベルの給料に耐える非正規労働者

冬枯れの並木道を歩く匠さん。「身を粉にして働いてるのに、なんでやっていけないんですかね」と嘆いた=18日午後、福岡県久留米市

 ぱさついた髪が波打つ。「少し天然パーマなんで。

2020 12/8 16:30
くらし

「低すぎる」最低賃金、望ましい水準は?課題は?識者に聞く

中沢秀一・静岡県立大准教授

 最低賃金の額は、働き手の生活を大きく左右する。望ましい水準はどこか、そこに到達するための課題は何か。

2020 12/1 17:00
くらし

コロナで雇い止め…最低賃金では「生活成り立たない」 低さの背景は

新型コロナウイルスの影響で雇い止めに遭った女性。最低賃金レベルの求人しかなく、生活に悩んでいた

 単身の働き手が普通の生活をするには、税込みで月17万2488円が必要-。 最低生計費は全労連だけでなく、連合も2003年度から試算している。

2020 11/24 17:00
くらし

最低賃金「時給800円台では…」 普通の生活、いくら必要?実態と隔たり

30代前半から非正規で働いてきた男性。「ほそぼそと生活したいだけなのに、それすらできない」と声を絞り出した

 働き手がもらう給料の下限額「最低賃金」が、10月から本年度の金額に改定された。今年は新型コロナウイルスの影響による企業経営の悪化で、近年の大幅増から一転し、全国で小幅な引き上げに。

2020 11/10 17:00
くらし

「二つの苦しみ」思わぬ形で傷つくことも…LGBT、コロナ禍の不安

コロナ禍で性的少数者が抱えた不安を語る三浦暢久さん

 新型コロナウイルスの収束の兆しが見えない中、LGBTなど性的少数者が生活に不安を抱えている。自分やパートナーが感染した場合、性的指向や性自認といった情報を周囲に知られないか。

2020 10/25 6:04
社会

コロナの慰労金、もらえないの? 看護師ら困惑、職場の代理申請が壁に

病院内の清掃業務に当たる女性は「どうして申請してもらえないか分からない」と訴えた=17日午後、福岡県内

 「新型コロナウイルスの感染リスクがあるのに、職場が国の慰労金を申請してくれない」。病院や介護施設で働く人から、西日本新聞「あなたの特命取材班」に憤りの声が相次いだ。

2020 10/20 17:00
くらし

会社に拒まれ…「休業支援金」受け取れない 労働者の嘆き

4月から1日も出勤できなかった女性。会社から詳しい説明はなく、「手当もないし、誠意を感じなかった」と話した

 新型コロナウイルスの感染拡大で仕事が休みになり、収入が途絶えた人に支給される国の「休業支援金」を、受け取れない労働者が出ている。受給するには労使が申請書を書かなければならないが、会社が拒むケースや、倒産して手続きできない例があるという。

PR

PR