働き方・雇われ方・社会保障のいま
連載

「働き方・雇われ方・社会保障のいま」

新型コロナウイルスが社会を席巻する中で危うさを増し、大きく変わりつつある働き方や社会保障。最新の状況を追います。

2022 1/18 17:32
くらし

「超短期解雇」後を絶たず 試用期間中 専門家「雇用責任再認識を」

試用期間中、2度にわたり解雇を告げられた女性(右)。理由に納得できず、退社が残念でならない(写真の一部を加工しています)

 働き手が仕事に就いた後、ごく短い試用期間中に辞めさせられるケースが後を絶たない。試用中の解雇を巡っては、雇い主に幅広い権利を認めた判例があり、法律にも使用者に有利な条文があることが背景にある。

2021 12/7 17:32
くらし

年の瀬の再出発 53歳、突然雇い止め 38歳、コロナで就職予定消え

雇用契約期間の途中に雇い止めをされた男性(53)。仕事を続けたかったが、かなわなかった

 年の瀬に向けて街がにぎわう中、仕事や生活が行き詰まり、悩む人がいる。厳しさに向き合う人からは新型コロナウイルスの影響だけでなく、長く指摘されてきた社会の課題も透けて見える。

2021 11/5 17:32
社会

テレワーク 疲れる?続ける? 運動不足や睡眠の質低下も

テレワーク疲れ

 半数以上が「テレワーク疲れ」を感じながら、8割がコロナ禍収束後もテレワークの継続を求めている-。青汁の通信販売などを手掛ける「キューサイ」(福岡市)はコロナ禍で広がったテレワークについて意識調査を実施した。

2021 11/2 17:32
くらし

「転換ルール」で無期雇用移行も…月給変わらず12万円 肩落とす53歳

無期雇用に移行するのを、勤務先から渋られた50代男性。待遇が変わらないのに納得がいかない

 決められた雇用期間で働く有期契約労働者が、5年を超えて勤務すれば、期間の定めのない無期契約に移行できる「無期転換ルール」。労働契約法改正で2013年に導入され、雇い止めの解消につながる一方、賃金などは「非正規時代」と変わらない状況が生じている。

2021 10/12 17:32
くらし

労働組合、多様化する「役割」 衰退の要因と、求められる価値は

雇用者数と労働組合員数、推定組織率の推移

 連載「団結の現在地」では、労働組合のメリットが労使双方にあることを考えてきた。一方で働き手が労組に求める役割は時代とともに多様になり、従来の組合活動は転換点を迎えているとも言えそうだ。

2021 10/5 17:32
くらし

組合の役割を再認識 ルール協議、労使双方に効果 経営と両立も

資料に目を通す労働組合の委員長の男性。組合のあり方について考え続けている(写真の一部を加工しています)

 「労働組合をつくろうよ。 福岡市内の事業所(従業員数約250人)に勤める男性(46)は昨年夏、声を掛けられた。

2021 9/28 17:30
くらし

「組合結成しませんか」企業回り 新時代の労使関係模索 

企業回りをする男性。「何しに来た」「うちは関係ないやろ」と追い返されることもあるという

 労働組合の衰退が指摘されている。組合に入っている人の割合は近年、非正規労働者の増加や雇用の流動化で17%前後まで落ち込んだ。

2021 9/21 6:00
福岡社会

協力金「コロナバブル」と皮肉られ 飲食店「普通に仕事したい」

カウンターに立つ手嶋好恵さん。協力金のことを言われるとつらい思いになる

 新型コロナウイルスの猛威が続く中、飲食店がいわれのない中傷や客離れに悩んでいる。休業や営業時間短縮の要請に応じて協力金を受け取ることで「働かないでお金が入る」「コロナバブル」と皮肉られ、不規則な営業によって客も離れているという。

2021 9/7 17:30
くらし

「同一労働同一賃金」全面導入も続く待遇差 有効性、事業主へ罰則は

同一労働同一賃金の実現に向けた課題を説明する連合福岡ユニオンの寺山早苗書記長

 同じ会社で働く正社員と非正規労働者との間で不合理な待遇差をなくす「同一労働同一賃金」。今年4月から、「パートタイム・有期雇用労働法」が中小企業にも適用され、全ての非正規労働者が対象となった。

2021 8/31 17:30
くらし

「疑われて中ぶらりん」書類不備のループ コロナ支援金受給進まず

一時支援金の資料に目を通す福岡市の男性

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言で売り上げが減った事業者に国が支給する「一時支援金」を巡り、書類の不備を延々と指摘される「不備ループ(繰り返し)」が相次いでいる。申請前に営業実態を点検する手続きを踏んでいるのに、事業を営んでいるという証明書類を何度も求められるなど、不備を10回以上言い渡される人も。

2021 8/24 17:32
くらし

やまぬマタハラ 悲痛な相談、年7000件に

マタハラ被害の例

 働く女性が妊娠や出産を機に、職場で不当な扱いを受けるマタニティーハラスメント(マタハラ)が後を絶たない。解雇や退職勧奨をはじめ、心ない発言や嫌がらせを受けることもある。

2021 8/17 17:32
くらし

潜在化する石綿被害、届かない補償 識者は「基金の創設を」

打ち合わせをする手島和敏事務局長(左)と池田恵介さん。被害者の掘り起こしを続けている

 「たばこの吸いすぎと思っとった。 肺がんを患う福岡県内の男性(68)は、せき込みながら言った。

2021 8/3 17:30
くらし

給付を阻んだ〝時間の壁〟 除斥20年「つけ残っているのに」

アスベスト(石綿)に関するパンフレットを見る福岡県内の夫婦。父が給付金の対象から漏れるのに納得がいかない

 福岡県内の女性(66)は、1960年代のことをよく覚えている。まだ幼く、父に連れられて職場に遊びに通った。

2021 7/27 17:32
くらし

「そんなばかな」30センチ先で粉じん、でも給付対象外 石綿の傷深く

電動のこぎりで瓦を切っていた夫の作業を再現する妻。手元から顔までの近さが分かる

 建設現場でアスベスト(石綿)を吸い、肺がんなどの病気になった元労働者らが損害賠償を求めた訴訟で5月、最高裁が国と建材メーカーの責任を認める判決を言い渡した。国は和解に合意し、訴訟を起こしていない被害者にも給付金を支給する制度を設けたが、なお救済から漏れる人はいる。

2021 7/13 17:32
くらし

韓国の「労使協議会」に学ぶ 従業員の声聞く仕組み、日本も検討を

労働政策研究・研修機構 呉学殊 統括研究員

 労働者に占める労働組合加入者(組織率)が17・1%(2020年6月末時点)に落ち込み、「労使交渉を通じた労働条件の改善」という従来の方法に行き詰まりが生じている。厚生労働省所管の労働政策研究・研修機構(東京)の呉学殊(オウハクスウ)統括研究員は、同様に組織率が低い韓国で、定期的に労使が話し合うよう設置が義務づけられている「労使協議会」の実態を調べ、「日本で法制化する際に参考になる」と指摘する。

2021 7/6 17:32
くらし

誤解招く「家族の支援が先」 命を守る生活保護、現行法の不備

路上生活者を支援する福岡市のNPO法人「美野島めぐみの家」が実施する炊き出し。生活保護受給を拒む人も訪れている

 連載「生活保護を問う」では、命を守る最後の安全網を利用する際、まず家族に助けてもらえるかどうかを確かめる仕組みの問題点を考えてきた。身内の援助は必ずしも生活保護法上の義務ではないが、行政が必要以上に求めてしまい、行き詰まった人の受給を妨げている。

2021 6/29 17:32
くらし

「最後のとりで」生活保護、扶養照会のあるべき姿は

(左)稲葉剛さん・「つくろい東京ファンド」代表理事(右)中村健さん・新潟大准教授

生活保護の扶養照会のあり方が、新型コロナウイルス禍で改めて問われている。食もままならないのに身内に連絡されることを嫌って受給を避け、危機に直面する人がいるからだ。

2021 6/22 17:32
くらし

「最終的には生活保護」首相は言うが… 法解釈にぶれ、使いにくく

携帯電話で新型コロナウイルス禍の支援を調べる50代女性。生活保護を受給する気にはなれない

 スーパーに行くと、値引きで100円台になった弁当を5、6個買う。冷凍しておき、食事時に解凍して口に運ぶ。

2021 6/15 17:32
くらし

「親に連絡いくんやろ?」生活保護を拒む人たち 照会緩和でも厚い壁

「美野島めぐみの家」の炊き出しで弁当を受け取る人たち。新型コロナウイルスに2回感染した男性(31)も訪れた

 新型コロナウイルスの感染拡大で暮らしに行き詰まりながらも、生活保護の受給を拒む人たちがいる。申請の際、自治体が親族に援助できないかを連絡する「扶養照会」があることと、差別や偏見への恐れが背景にあるようだ。

2021 5/18 17:30
くらし

「15分で昼食、昼寝見守りながら掃除」休憩取れない保育士 

「あなたの特命取材班」には、子どもの世話をしながら昼食を取る働き手の声も寄せられた

 「1時間のはずの休憩が15分しかありません。残りの時間は園児を見守ったり、掃除したりしています…」。

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