ワードBOX

新聞記事に使われた語彙(ごい)を説明した新聞用語ひと口メモ。このページでは新聞に掲載されたワードBOXとその関連記事をピックアップして紹介します。

普通の少年の事件-傷つき、攻撃感情が蓄積か

 「キレる」少年が注目された1つのきっかけは、1998年の栃木県の事件。授業に遅れてきた中学生男子が、注意した若い女性教師をナイフで刺し死亡させた。問題があるとは見えない「普通」の少年による事件だった。その後も「おとなしく目立たない」少年の事件は相次いでいる。  家庭裁判所調査官研修所の「重大少年事件の実証的研究」によると、こうした少年は、親との間では情感のこもったコミュニケーションが乏しく、友人とのかかわりも希薄。日常生活について表面的に適応しているように見えるが、実際には不適応感に悩み、傷ついていることが少なくない。  傷つくことのない空想世界では万能感を膨らませるが、受験などでは現実の「だめな自分」と向き合わざるを得なくなる。イメージ上の自分を守るための無意識の防衛反応が、時として殺人という破壊的な形をとると考えられるという。直前には、内的世界にこもったり、暴力的ゲームにのめり込むなどの行動が見られる。

※ワードの説明及び記事の内容は更新日のものです。

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