ワードBOX

新聞記事に使われた語彙(ごい)を説明した新聞用語ひと口メモ。このページでは新聞に掲載されたワードBOXとその関連記事をピックアップして紹介します。

ダライ・ラマ

 チベット仏教で、ダライ・ラマは観音菩薩(ぼさつ)の化身とされる。悟りを開き、この世に戻ってこなくてもいいのに、チベットの人々を救済するためにあえて生まれ変わってくる存在(転生者)。だから人々の敬愛を受けるのだという。    「ダライ」の称号は16世紀にモンゴルを支配したアルタン・ハンが、師と仰いだ高僧ソナム・ギャツォに贈った。モンゴル語で「大海」。これにチベット語で「師」を意味する「ラマ」を付けた。チベット仏教の最高指導者が「ダライ・ラマ」と呼ばれる。序列第2位はパンチェン・ラマ。    彼ら転生者が没すると、側近たちが「生まれ変わり」の子供が出現する地方や特徴を調べ、生前の愛用品を見分けるテストなどを経て、転生者と認定。英才教育を施す。    ただ一部の転生者のポストは政権内部で有力貴族の“株”として扱われ、ダライ・ラマ9世から12世までは年若くして権力闘争の犠牲とみられる亡くなり方をしている。    現在の14世は1995年、パンチェン・ラマ10世(89年死去)の転生者をチベットに住むニマ少年(当時6歳)と認定したが、中国政府はこの少年を軟禁、代わりにノルブ少年(同)を独自に転生者と認定した。中国政府は2007年、転生制度を当局の管理下に置いた。チベット亡命政府が求める「高度の自治」では、転生者の認定も干渉なしに行う自由を主張している。

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