ワードBOX

新聞記事に使われた語彙(ごい)を説明した新聞用語ひと口メモ。このページでは新聞に掲載されたワードBOXとその関連記事をピックアップして紹介します。

衛星とミサイル

 人工衛星の打ち上げロケットと武器としての弾道ミサイルは、先端部分に衛星を載せるか、爆薬などを運ぶかといった違いはあっても基本構造は同じだ。実際、米国やロシアでは旧式ミサイルを改造して衛星打ち上げビジネスに転用している。衛星打ち上げかどうかは発射後、軌道などを分析しないと判明しない。    打ち上げロケットは、衛星が地球の引力とつり合って落下しない速度まで横方向に加速させるのが仕事。初めに上に打ち上げるのは空気抵抗を避けて大気圏外まで衛星を運ぶためだ。    打ち上げの方角は地球の自転を利用してスピードを稼ぐため東が多い。打ち上げ直後は他国の上を通らないよう配慮するのが慣例で、東側に海がなく国土も狭いフランスは南米の植民地から打ち上げている。例外は東側に友好国がなく西に打ち上げるイスラエルの例。    一方、弾道ミサイルは同じくいったん大気圏外まで運ばれた後、放物線を描いて落下する。大気圏に再突入する際、空気との摩擦で生ずる高熱から弾頭を守る技術は高度な軍事機密とされ「北朝鮮の技術レベルでは、再突入を考える必要がない衛星打ち上げのほうがやりやすい」と航空宇宙工学の専門家は指摘する。

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