ワードBOX

新聞記事に使われた語彙(ごい)を説明した新聞用語ひと口メモ。このページでは新聞に掲載されたワードBOXとその関連記事をピックアップして紹介します。

放射線、放射能、放射性物質

 放射線は、ある種の元素から放射される粒子線。目に見えない高速の小さな粒子や高いエネルギーを持った光の仲間で、エックス線検査・撮影に使われるエックス線もその一つ。放射線を出す能力が放射能、放射線を出す物質が放射性物質。一定限度以上の放射線を浴びると、細胞内の遺伝子(DNA)が傷ついて、病原菌に対抗する白血球などの細胞がつくれなくなったり、がんにかかりやすくなったりする。    放射能の強さの単位がベクレル、放射線が人の体に与える影響の程度を示す単位がシーベルト。ボクシングに例えると、パンチの数がベクレル、ダメージの大きさがシーベルト。放射線は自然界にも存在し、普通に生活していても年間2.4ミリシーベルトの放射線を浴びているとされる。胸部CT1回の放射線量は6.9ミリシーベルト。年間被曝(ばく)量が100ミリシーベルトを超えると、健康への影響が懸念される。    福島第1原発事故では、周辺地域の野菜や海水から、基準値を上回る放射性ヨウ素131などが検出されている。放射性ヨウ素は体内に入ると、甲状腺にとどまり甲状腺がんの原因になるとされる。被曝には、放射線を外から体に浴びる「外部被曝」と、放射性物質を口や鼻から吸い込む「内部被曝」がある。放射線や放射性物質から身を守るには(1)近づかない(2)窓を閉め、換気を止め、家の中にいる(3)基準値を上回る放射性物質が検出された食物を摂取しない─などの対応が求められる。    さらに詳しい情報は以下のホームページでも紹介している。原子力百科事典=http://www.rist.or.jp/atomica/▽放射線医学総合研究所=http://www.nirs.go.jp/info/qa/index.shtml▽日本アイソトープ協会=http://www.jrias.or.jp/index.cfm/8,html

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