ワードBOX

新聞記事に使われた語彙(ごい)を説明した新聞用語ひと口メモ。このページでは新聞に掲載されたワードBOXとその関連記事をピックアップして紹介します。

朝倉市の農業遺産

 朝倉(あさくら)市の筑後川中流域(ちくごがわちゅうりゅういき)にある「山田堰(やまだぜき)」は、飢饉(ききん)や干(かん)ばつ被害(ひがい)に苦しんでいた江戸(えど)時代の庄屋(しょうや)・古賀百工(こがひゃっこう)と農民が、自然石を組み上げて築造(ちくぞう)した。全面石張(ば)りの取水口。面積は約2万5千平方メートルで、福岡(ふくおか)ヤフードーム球場の約2倍。アフガニスタンで人道支援(しえん)を続ける非政府組織(ひせいふそしき)「ペシャワール会」の現地(げんち)代表、中村哲(なかむらてつ)医師(いし)は、山田堰の築造技術(ぎじゅつ)を生かし、現地の用水路を整備(せいび)したことでも知られる。  引き込まれた水は全長10・3キロの「堀川(ほりかわ)用水路」に流れ込み、水田652ヘクタールを潤(うるお)す。一帯は筑後川の水面よりも高い土地が多く、水を運ぶのが難(むずか)しかった。そこで農民らが約220年前、堀川用水路に「三連水車」を築造した。いわば、当時のハイテクポンプ。三連水車の直径は上流から4・76メートル、4・3メートル、3・98メートル。大きな二つの水車が、山手の高い位置まで水をくみ上げる。国内で唯一(ゆいいつ)、現役(げんえき)で稼働(かどう)している。

※ワードの説明及び記事の内容は更新日のものです。

PR

PR

注目のテーマ