ワードBOX

新聞記事に使われた語彙(ごい)を説明した新聞用語ひと口メモ。このページでは新聞に掲載されたワードBOXとその関連記事をピックアップして紹介します。

死刑制度に関する最高裁判決

 1946年、母と妹を殺害したとして殺人罪に問われた男の裁判で死刑制度が憲法違反かどうかが争われ、最高裁大法廷は48年3月、合憲と判断した。「一人の生命は、全地球より重い」とした上で「何人も、法律の定める手続によらなければその生命若しくは自由を奪はれ、又はその他の刑罰を科せられない」とした憲法31条を根拠に「社会公共の福祉」のために法律に基づく死刑制度は是認されているとした。死刑の目的については「死刑の威嚇力によって一般予防をなし、死刑の執行によって特殊な社会悪の根元を絶ち、これをもって社会を防衛せんとしたもの」として犯罪抑止効果を挙げた。犯した罪に見合うだけの罰を科すという応報の考え方には触れていない。裁判官4人による補充意見は「(憲法は)死刑を永久に是認したものとは考えられない」とし、死刑が残虐かどうかは国民感情次第で、時代とともに変遷すると指摘している。

※ワードの説明及び記事の内容は更新日のものです。

PR

PR

注目のテーマ