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新聞記事に使われた語彙(ごい)を説明した新聞用語ひと口メモ。このページでは新聞に掲載されたワードBOXとその関連記事をピックアップして紹介します。

ブリッジ

 16世紀ごろに英国で原案が考案され、世界の競技人口は1億人以上とされる。ダブルスで争い、1人13枚ずつのカードを4人が1枚ずつ出し合う。一番強いカードを出した人が勝利。この1回の勝負を「トリック」といい、これを13回繰り返す。手持ちのカードからあらかじめ「トリック」の獲得数を事前に宣言し、その数に到達できたかで得点が決まる。幅広い年齢層がプレーし、今大会は全競技の選手最年長の85歳のフィリピン代表コンテ・ヤン選手が出場。日本では73歳の中尾共栄選手や、もう1組の夫婦ペアを組む長崎県出身で修猷館高(福岡)から九州大を出た上田哲也選手(59)らが参加している。

※ワードの説明及び記事の内容は更新日のものです。

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「ブリッジ」切り札は夫婦 アジア大会初採用のトランプゲーム 出場の勝部夫妻、競技通じ縁結ぶ

 【ジャカルタ伊藤瀬里加】「アジアの五輪」と呼ばれる、4年に1度の祭典で県庁マンと、その妻が夫婦で奮闘した。ジャカルタ・アジア大会で初採用されたトランプのカードゲーム「ブリッジ」に福岡県庁に勤める勝部俊宏選手(58)と雅子選手(52)=福岡市在住=が出場し、混合団体で5位、混合ペアで20位の成績を残した。2人は大会をきっかけに、夫婦の“懸け橋”となった競技を多くの人に知ってもらいたいと思っている。

 28日にあった混合ペア1次リーグ初日。勝部夫婦は仕切りの壁があるテーブルに向き合って座った。互いの持ち札や表情は見えない。プレー中に会話はできず、カードの出し方で作戦を伝える技術が必要で、パートナーとの呼吸が勝利への大切に要素になる。

 堅実な試合運びをする俊宏選手に対し、雅子選手は思い切りがいい。互いに欠点を補い合う関係だ。競技の魅力を「一人ではないこと」とペアで声をそろえる。「勝てばどんな人と組んでもうれしい。でも、負けた時に『また一緒に頑張りましょう』と言えるパートナーがいる」と雅子選手。時には意見の衝突もあるが、「けんかをしても、主人とならまたやっていけるんです」と、ほほ笑んだ。

 福岡県庁で障がい福祉課に勤務する俊宏選手は九州大の同好会でブリッジと出合った。雅子選手は幼い頃からゲームとして親しみ、西南学院大に入学後から競技として取り組む。地元の大会などで頻繁に顔を合わせ、1991年に結婚。コンビを組んで30年近くになる。雅子選手は福岡市博多区で一般向け教室の講師を務め、休日に2人で東京や大阪の試合に出場。書籍やコンピューターも使いながら、研さんを積み、日本一に輝いたこともある。

 本格的な国際大会に夫婦で出場するのは初めて。「地元の大会なら見逃してもらえるミスも突かれてしまう」とレベルの高さを痛感したが、得難い体験もした。選手村で過ごし、陸上の山県亮太選手や競泳の萩野公介選手ら、リオデジャネイロ五輪のメダリストとも顔を合わせた。俊宏選手は「このジャージーを着ているとフレンドリーにあいさつをくださるので、すごくいい」と、“チームジャパン”の一体感も味わった。

 第2次大戦後にアジア諸国の絆を取り戻す目的で始まったアジア大会。このため、各国の伝統競技や、マインド(頭脳)スポーツも多く、過去には囲碁やチェスなどが行われた。今大会はインドネシアの競技人口の多さからブリッジが初採用。同国の伝統武術、プンチャック・シラットやタイ発祥のセパタクローも実施され、五輪採用の可能性が模索されているコンピューターゲーム「eスポーツ」も公開競技としてあった。

 今大会は2020年東京五輪の前哨戦として日本で連日報道されている。ブリッジの日本の競技人口は現在約20万人。「この大会を機に知ってもらい、楽しむ人が増えてほしい」と俊宏選手。ブリッジで縁をつなげた夫婦の切なる願いだ。

■9月、博多駅前で入門講座

 雅子選手が講師を務める福岡ブリッジプラザ(福岡市博多区博多駅前2丁目)は2007年3月、九州初の常設会場としてオープンした。初心者から本格的な競技者まで、レベルに応じてブリッジを楽しむことができる。9月27日には入門講座も開催される予定。問い合わせは同プラザ=092(404)5090。

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【ワードBOX】ブリッジ

 16世紀ごろに英国で原案が考案され、世界の競技人口は1億人以上とされる。ダブルスで争い、1人13枚ずつのカードを4人が1枚ずつ出し合う。一番強いカードを出した人が勝利。この1回の勝負を「トリック」といい、これを13回繰り返す。手持ちのカードからあらかじめ「トリック」の獲得数を事前に宣言し、その数に到達できたかで得点が決まる。幅広い年齢層がプレーし、今大会は全競技の選手最年長の85歳のフィリピン代表コンテ・ヤン選手が出場。日本では73歳の中尾共栄選手や、もう1組の夫婦ペアを組む長崎県出身で修猷館高(福岡)から九州大を出た上田哲也選手(59)らが参加している。

=2018/08/31付 西日本新聞夕刊=

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