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医療的ケア

 たん吸引や管を使った栄養注入など、日常的な暮らしを維持するために必要な医療行為。親を除くと医師や看護師、一定の研修を受けたヘルパーや教員らにしか認められていない。気管切開や胃ろうなどの手術を受けて必要になる子どもが増えている。厚生労働省の推計によると、医療的ケアが必要な子どもは約1万7千人(2015年度)。

2018年06月19日更新

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在宅で「障害者手帳なし」含め 医療的ケア児・者実態調査 県、回答基に支援を検討

 県は、在宅でたん吸引などの医療的ケア(医ケア)が必要な人たちの実態調査を始めた。重度の障害者や難病患者だけでなく、健常児と同じように元気で「歩ける医ケア児」を含め、本人や家族の暮らしぶりを把握して、必要な医療、福祉サービスなどの支援策を検討する。

 市町村と共同で6月中に病院、訪問看護ステーション、居宅介護事業所、特別支援学校など約2800カ所に調査票を配布。7月中旬までの回答を求める。

 医ケアが必要な人は、知的障害と肢体不自由が重複する重症心身障害児・者が多い。一方、医療の進歩で気管切開などの手術をしても自由に動ける子どもが増えている。いずれもほとんどは自宅で暮らし、親などが毎日24時間の介護に携わる。医ケアは親を除けば看護師らしか対応できないため、一時預かりなどのサービスは十分でない。

 動ける医ケア児の中には「日常生活が著しく制限されていない」と判断され、障害者手帳を持たない子どももいる。障害福祉サービスの利用は原則として手帳の有無で判断されるため、行政が実態を把握するのは困難だったという。

 調査票は医ケアの子どもと関わりがあるとみられる保健所、児童相談所、市町村の保健・福祉担当部署にも送る。把握漏れがないように、本人や家族に配ってもらう考えだ。

 調査は、必要な医ケアの種類や頻度▽本人や家族の健康状態▽かかりつけの病院や通っている施設、学校などでの困り事▽各種サービスの利用状況や改善点▽災害時の備え-などを答えてもらう。県障がい福祉課は「行政がつかめていない実態を把握して対応を考えたい」とし、調査結果を基に年内にも支援策を詰める方針だ。

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【ワードBOX】医療的ケア

 たん吸引や管を使った栄養注入など、日常的な暮らしを維持するために必要な医療行為。親を除くと医師や看護師、一定の研修を受けたヘルパーや教員らにしか認められていない。気管切開や胃ろうなどの手術を受けて必要になる子どもが増えている。厚生労働省の推計によると、医療的ケアが必要な子どもは約1万7千人(2015年度)。

=2018/06/19付 西日本新聞朝刊=

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