『古代中国の24時間』 柿沼陽平著 読書 2021/12/25 17:30 歯磨きの習慣がなかった古代中国では多くの人が虫歯に悩んでいた。魏の曹操の墓からも虫歯になった歯が発見されているそうだ。口臭も重...
長引くコロナ禍、九州に朗報も 担当記者が振り返る文化関係の2021年 文化 2021/12/22 17:30 新型コロナウイルスのパンデミック（世界的大流行）の収束が見通せず、文化関係にも影を落とし続けた一年だった。各担当記者がこの一年を振り返った。【文芸】本屋大賞、直木賞、泉鏡...
冑が語る船原古墳の被葬者像 国際的に高位な武人か デジタル技術... 文化 2021/12/21 17:32 朝鮮半島由来とみられる馬具などの発見が相次ぐ福岡県古賀市の船原古墳で、朝鮮半島出土例と共通点が多く、国内では珍しい「竪矧板革綴冑（たてはぎいたかわとじかぶと）」が新たに確...
「伊万里」でよみがえる世界の交流 長崎大・野上建紀教授「陶磁考... 文化 2021/11/25 17:30 「伊万里」とも呼ばれる肥前磁器の国際的な流通を調べてきた長崎大の野上建紀教授（57）が、これまでの研究を著書「陶磁考古学入門やきもののグローバル・ヒストリー」にまとめた。...
「公害の原点」水俣病を未来につなぐ 作家、医師、被害者語り合う 福岡社会 2021/11/8 6:00 公式確認から65年がたった水俣病について考える講演会が7日、福岡市早良区の西南学院大であった。水俣に関心を寄せ続ける作家の田口ランディさん、小児科医の山田真さん、水俣病被...
没後50年、松永安左エ門 「電力の鬼」の信念を支えた茶の心 文化 2021/11/4 17:32 敗戦間もない日本で、国家事業だった電力業の民営化を主導した実業家、松永安左エ門（1875～1971）は、信念を貫くために強硬な姿勢を辞さず「電力の鬼」と呼ばれた。九州電力...
山が結ぶ神と仏、日本と海外 九州歴史資料館で「山岳霊場」展 文化福岡 2021/10/28 17:30 像の表面には節が目立つ。内部には大きな空洞もある。福岡県久山町の清谷（せいこく）寺に伝わる「地蔵菩薩立像（じぞうぼさつりゅうぞう）」（同町指定有形文化財）は平安時代の木像...
福岡文化連盟が彩る芸術の秋 福岡 2021/10/25 5:55 福岡文化連盟（福岡市）の会員らが、伝統楽器からダンスまで多分野の芸能を披露する「芸術舞台2021弾ける－和洋競演」が24日、福岡市東区のなみきホールであった。8団体が出演...
無力でも歩む人間賛歌 戦争を経て、死や老い見つめた晩年 糸園和三郎展 文化 2021/10/18 17:30 大分県中津市出身の洋画家糸園和三郎（1911～2001）の絵画には、絶えず人間が登場する。その姿は静かで、不安げで、なすすべがなく立ちすくんでいるようにも見える。幼い頃に...
九州国立博物館で范道生特集展 「奇才」仏師の足跡を紹介 文化 2021/10/4 17:30 明から来日し「奇才」と呼ばれた仏師の范道生（はんどうせい）（1635～70）を紹介する特集展示が、九州国立博物館（福岡県太宰府市）で開かれている。江戸時代、日本で禅の黄檗...
ドキュメンタリー「緑の牢獄」を制作した台湾出身の黄インイク監督 文化 2021/10/1 17:32 沖縄県の西表（いりおもて）島にかつて存在した西表炭鉱には、台湾から多くの労働者が渡り、厳しい環境で働いた。豊かな自然の中で眠り続ける炭鉱の記憶をひもとくドキュメンタリー映...
【銃後の画家たち⑤】「夜」の時代 「隠れみの」の古典に学び「も... 文化 2021/9/15 17:32 不思議な静寂に支配された1枚の絵がある。暗い空に、幾重にも連なる岩。植物は生きているのか、枯れているのか曖昧だ。北九州市出身の画家、寺田政明（1912～89）が1938年...
【銃後の画家たち④】検閲 正確すぎた戦艦の挿絵 職人気質貫いた... 文化 2021/9/14 17:30 「ペン画の神様」と呼ばれた椛島勝一（かばしまかついち）（1888～1965、長崎県諫早市出身）は、精緻を極めた軍艦の描写を得意とし、戦前期から少年誌で活躍した挿絵画家だ。...
【銃後の画家たち③】ぶれない「絵の鬼」 謎多き造船所絵画 産業... 文化 2021/9/9 17:30 水彩画、油彩画、版画と多岐にわたる表現を極めた画家の吉田博（1876～1950、福岡県久留米市出身）は、きらめく海に帆船が浮かぶ版画がダイアナ妃に愛蔵されたことで知られる...
【銃後の画家たち②】避けられぬ道 集結した女流たち 「奉公隊」... 文化 2021/9/8 17:32 ＜子弟を決戦へ！女流画家が世の母に呼びかく＞。1943年6月26日の朝日新聞に、こんな見出しの記事が載った。女性画家の団体「女流美術家奉公隊」が会合を開き、全国の母親に対...
【銃後の画家たち①】沈黙 ある美術教師の不運 焼失した栄光の画歴 文化 2021/9/7 17:30 薄暗いアトリエで、その美術教師は声をひそめた。「珍しいものを見せてやる」。遊びに来た生徒たちの目の前には、裏返して置かれた横長のキャンバス。表には軍艦の絵が描かれていた。...
『大正史講義【文化篇】』 筒井清忠編 読書 2021/9/4 17:30 三つ前の元号になった「大正」は、1912年から26年まで続いた。ほぼ100年前。かなり昔のようでありながら、花開いた文化を詳細に見ていくと、現在へのつながりが見えて面白い...
アイデンティティーのための宗教 文化 2021/8/24 17:30 夏は数珠を片手に墓参りに出掛け、冬はクリスマスチキンを楽しむ日本人には遠く感じられる世界かもしれない。各地の教徒が教えを守り続けるユダヤ教。その祝祭で使用する「ジュダイカ...
特別展「皇室の名宝－皇室と九州をむすぶ美－」 九州国博、29日まで 福岡文化 2021/8/21 15:00 動植物の生き生きとした姿を細部まで華麗に描ききっている。九州国立博物館の特別展「皇室の名宝－皇室と九州をむすぶ美－」で展示している伊藤若冲（1716～1800）の代表作「...
アジアの多様な美と感性 九州芸文館 17年ぶり日本で「国際展」 福岡 2021/8/13 17:30 アジア各国・地域の美術家が出品する第29回アジア国際美術展が、福岡県筑後市の九州芸文館で開かれている。1985年の第1回展以降、アジア各地を巡回しており、日本開催は200...
