脱原発で100人集まるか 岩本誠也 社説・コラム 5/10 6:00 設立10周年を迎えた「脱原発をめざす首長会議」の年次総会を取材し、まど・みちおさんが作詞した童謡「一ねんせいになったら」を思い...
「本物の森」をつくる人 岩本誠也 社説・コラム 3/19 6:00 東日本大震災で被災した東北で、市民参加型の「森の防潮堤」づくりが進む。津波に流された松林より強い森だ。その一つが宮城県岩沼市の千年希望の丘。津波で人が住めなくなった沿海部...
火山と救護と九州と 岩本誠也 社説・コラム 2/15 6:00 突然の海底火山噴火から1カ月。津波や降灰で大きな被害を受けたトンガでは、生活再建への長い歩みが続く。飲料水やポリタンク、高圧洗浄機、リヤカー、手押し一輪車などを積んだ海上...
八ツ場から届くエール 岩本誠也 社説・コラム 1/11 6:00 正月ムードを盛り上げるかるた遊び。群馬県では「上毛かるた」が親しまれている。名所などを詠んだご当地かるたで、県民の多くが44枚の札をそらんじているという。「や」の札は「耶...
輸入EV加速を実感 岩本誠也 社説・コラム 2021/11/30 6:00 東京タワー近くにあるホテルの駐車場を貸し切って開かれた試乗会は壮観だった。スーパーカー世代には憧れのポルシェをはじめ、高級車のジャガー、メルセデス・ベンツ、アウディなど海...
岸田新首相、それは誤りです 岩本誠也 社説・コラム 2021/10/5 6:00 核燃料サイクルを進める他に道はないと誤解される恐れがある。フェイク(偽)情報が広がるのが心配だ。先月18日に日本記者クラブであった自民党総裁選立候補者4人による公開討論会...
伊能図に魅せられて 岩本誠也 社説・コラム 2021/9/3 6:00 伊能忠敬(1745~1818)らが完成させた「大日本沿海輿地(よち)全図」の幕府献上から今年で200年。全図のうち、日本列島を3枚に収めた「伊能小図」の副本が新たに見つか...
電力にも色を付けては 岩本誠也 社説・コラム 2021/8/4 6:00 鮮やかなオレンジ色の炎が東京都江東区に設置された聖火台で燃え続けている。東京五輪開会式でテニスプレーヤーの大坂なおみ選手が点火した聖火。五輪とパラリンピックの期間中、24...
木造高層ビルはいかが 岩本誠也 社説・コラム 2021/6/30 6:00 住宅展示場巡りが趣味の知人によると、木のぬくもりを感じられるのが木造の魅力。独特の香りも心地よい。最近、純木造が注目を集めている。こちらはビルの話。日本初という7階建ての...
世の中動かすお金の力 社説・コラム 2021/5/28 6:00 インターネットを使い、多くの人から資金を集めるクラウドファンディングが盛んになってきた。さまざまな活動や夢に賛同した人が資金面で支援する仕組み。大事に使われているか分から...
広がる気象ビジネス 岩本誠也 社説・コラム 2021/5/1 6:00 中高年の山歩きブームが続いている。これを支えるのがスマートフォン。衛星利用測位システム(GPS)で現在地を示す登山アプリは山行に欠かせないし、天候が山域ごとに分かる気象予...
夜の森、桜に込めた思い 岩本 誠也 社説・コラム 2021/3/27 6:00 少しせっかちな桜前線が日本列島を北上している。原子力災害の被災地からも開花の便りが届いた。福島県富岡町の「夜(よ)の森地区」の桜。昨年より4日早い23日に開花した。おかげ...
「未完成」がいい理由 岩本 誠也 社説・コラム 2021/3/6 6:00 人気映画「バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2」に描かれたように、クルマが空を飛び交う街を本気で造るつもりか。心の底からわくわくするニュースは久しぶりだ。富士山の裾野...
ディベート教育の効能 岩本誠也 社説・コラム 2021/2/5 6:00 「フェイクニュース」には2種類ある。事実なのに為政者がレッテルを貼った報道と、はなから事実に反するうそっぱち。これらが交じっているから、受け手が真偽を見極めることが重要に...
遠いようで近い2050年 岩本誠也 社説・コラム 2021/1/9 11:00 「未来を支える技術」「40年後の地球守れ」-。こんな見出しが躍る西日本新聞の見開き特集を読み返した。紙面は1月3日付。といっても今年ではなく、11年前の2010年の新聞だ...
NTTが本気になれば 岩本誠也 社説・コラム 2020/12/1 11:00 米国の100ドル紙幣には、ベンジャミン・フランクリンの肖像画が使われている。1776年に採択された独立宣言の起草委員を務めた政治家で、米国の「建国の父」の一人。雷の正体が...
数万年にも及ぶつけ 岩本誠也 社説・コラム 2020/10/30 11:00 大阪と奈良を結ぶ近鉄奈良線を移設するための協議が奈良市で進んでいる。国特別史跡で、世界文化遺産の「古都奈良の文化財」を構成する平城宮跡を線路が突っ切っているからだ。この鉄...
「でくっこつば」の力 岩本誠也 社説・コラム 2020/9/22 11:13 東京・上野駅前の広場に「あゝ上野駅」の歌碑が立つ。東京五輪があった1964年の井沢八郎さんの大ヒット曲。中学を出て集団就職列車で上京し、高度経済成長を支えた「金の卵」への...
秘伝の味はよみがえる 岩本誠也 社説・コラム 2020/7/21 11:00 ウナギの養殖に用いる稚魚シラスウナギが今年は、ここ数年にない豊漁だった。かば焼きが少し身近になるかもしれない。きょう21日は土用の丑(うし)の日。今夏は8月2日もその日に...
ぬれ煎餅で守る鉄路 岩本誠也 社説・コラム 2020/6/27 11:00 関東の最東端にある千葉県銚子市。JR銚子駅から太平洋に突き出た犬吠埼(いぬぼうざき)方面へ6・4キロの線路が延びる。「奇跡のぬれ煎餅」で鉄道ファンに知られる銚子電気鉄道だ...