「地球から戦争追い払おう」ミュージシャン喜納さん「花」に託す沖縄の心 長崎社会 5/20 6:00 沖縄が日本に復帰して半世紀。凄惨(せいさん)な地上戦と米軍統治を経験し、平和を希求してきた人々は復帰50年の年に始まったロシア...
1972年生まれの「復帰っ子」 託された未来「切り開く」 政治社会 5/16 6:00 沖縄では1972年生まれの人を親しみを込めて「復帰っ子」と呼ぶ。その一人、前泊美紀さん(49)=那覇市=は15日、父甫美(としみ)さん(82)を誘って同市の与儀公園を訪ね...
「踏みにじられた50年」「帰るべき祖国だったか」 米統治時代体... 政治社会 5/16 6:00 米統治下時代を生きていた2人の「平良さん」は、節目の日に苦々しい思いを抱いていた。「何の中身もない」。元琉球政府職員の平良亀之助さん(85)=那覇市=は、式典のテレビ中継...
沖縄の痛み、本土に伝え続ける 政治社会 5/16 6:00 「小指の痛みは全身の痛みだと感じてください」。沖縄県祖国復帰協議会の喜屋武真栄(きゃんしんえい)会長は1969年、衆院予算委員会の公聴会でこう訴えた。矛先を向けたのは、土...
沖縄復帰50年「平和の島」いつ 基地負担軽減進まず 政治社会 5/16 6:00 沖縄県は15日、1972年の日本復帰から50年を迎えた。沖縄と東京をつないで記念式典が開かれ、玉城(たまき)デニー知事は「復帰にあたって県と政府が共有した『沖縄を平和の島...
【連載】この町が嫌いだった…でも「死にゆく米兵のお金で生きてきた」 社会連載 5/15 6:00 【島とヤマトと基地⑤】耳をつんざく爆音とともに戦闘機や空中給油機が次々と離着陸する。那覇市から車で50分。3700メートルの滑走路が2本ある極東最大の米軍嘉手納基地のいつ...
その少女は沖縄を思って胸を痛める「言葉の一つ一つが喉に刺さって... 社会 5/15 6:00 映画「ちむぐりさ菜の花の沖縄日記」(2020年公開)は、石川県の親元を離れ、那覇市のフリースクールに通う少女の目を通して沖縄の現実を描いた。監督は沖縄テレビのキャスターで...
【連載】「みんなが沖縄に謝らんと」米軍去った本土、痛み忘れ 社会連載 5/14 6:00 【島とヤマトと基地④】国防上必要な基地ならば、私どもだけが被害を受ける理由はないと思いませんか?-。回答は「はい」が81%に上った。沖縄県民アンケートではない。福岡市議会...
「どうせ来る。考えない方が楽」辺野古の民意は変わったのか 社会連載 5/13 6:00 【島とヤマトと基地③】米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先、名護市辺野古での取材は難航した。「移設の是非ではなく、住民の生の声を聞きたいんです」。そう伝えても「マス...
【連載】基地フェンス内に見える墓 お参りできるのは「年に1度、... 社会連載 5/12 6:00 【島とヤマトと基地②】先祖を供養する沖縄の「清明祭(シーミー)」は、盆、正月と並んで親族が集まって飲食を楽しむ大切な年中行事だ。沖縄県宜野湾市の比嘉和子(73)は4月、夫...
【連載】「自分事になって理解できた」…鳴り響く砲撃音、身に染みる沖縄 大分社会連載 5/11 6:00 【島とヤマトと基地①】4月中旬、大分県中央部に位置する陸上自衛隊日出生台演習場。山々に囲まれた高原に時折、「ドーン」という砲撃音が響いた。玖珠町日出生地区の冬は厳しく、氷...
行けば元気になる!? 「まちぐゎー」の不思議な力 社説・コラム 4/19 6:00 「まちぐゎー」という言葉をご存じだろうか。市場や商店街を指すうちなーぐち(沖縄の方言)だ。大きなものは那覇市・国際通りの近くにある。公設市場やアーケード街に生鮮品や土産物...
反戦訴える沖縄戦体験者 デスク日記 4/9 6:00 太平洋戦争末期に壮絶な地上戦が繰り広げられた沖縄で、ロシアのウクライナ侵攻に抗議する集会が相次いでいる。目立つのは沖縄戦体験者の姿。90歳を超えても「まるであの時のようだ...
「沖縄のガンジー」再び光 米軍に非暴力の闘い、故阿波根昌鴻さん 社会 4/4 6:00 戦後、沖縄県・伊江島で強行された米軍による土地接収に対する抵抗運動のリーダーだった阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)さんが101歳で亡くなって20年。沖縄の本土復帰50年も...
D51の絆は続くよどこまでも♬「ただの鉄の塊ではなく、善意の塊」 社会 4/4 6:00 那覇市中央公民館は3月、隣接する与儀公園に展示されている蒸気機関車D51形(重さ90トン)の由来を紹介する講座を開いた。いきさつはこうだ。1972年の本土復帰を記念し、北...
「やらなければいけないから」悩みながら書く沖縄の記者たち 社会連載 3/31 6:00 島とヤマトと報道(下)1月、インターネット上で沖縄へのヘイトスピーチ(憎悪表現)が相次いだ。警察官と高校生の接触事故を受け、大勢の若者が警察署に投石する姿が報道されたこと...
「ニュースが多いから短く」沖国大・米軍ヘリ墜落に見えた本土メデ... 社会連載 3/29 6:00 島とヤマトと報道(上)「人間じゃないか」取材マイクを奪った青年次々とひっくり返される米兵の車両に火が放たれ、夜空は炎で赤く染まった。1970年12月の未明、本土復帰を1年...
「癒やしの島」沖縄ブームの裏で…近づくほど深まる本土と絶望的な溝 社会 3/28 6:00 沖縄復帰50年1992―20021990年設立の出版社ボーダーインク(那覇市)は、若者向け雑誌を多く出版し、沖縄独特の生活文化を発信してきた。編集者の新城和博さん(59)...
不発弾 終わらぬ「戦後」象徴 社会 3/21 6:00 「パーン」という破裂音が250メートル離れた建物の中にも響き渡った。航空自衛隊那覇基地(那覇市)で1月、不発弾(重さ35キロ)が処理された。陸上自衛隊員が深さ2メートルの...
「弱い人が犠牲に」ウクライナに重なる沖縄の記憶 ロシアへの抗議拡大 社会 3/9 6:00 「沖縄戦と全く同じ。弱い人が犠牲になっている」。第2次世界大戦末期の激しい地上戦で多くの民間人が犠牲になった沖縄県で、ロシアによるウクライナ侵攻への抗議の声が広がっている...