魔王はどんな焼酎?人気の秘密や購入方法、おすすめの飲み方まで解説!

最高級銘柄「3M(スリーエム)」の一角として知られる、人気芋焼酎「魔王」。

この記事では、魔王の特徴や購入方法を紹介。

さらにおすすめの飲み方や、魔王以外の銘柄も解説していきます。

目次

魔王とは? 特徴を解説!

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魔王は鹿児島県錦江町にある白玉醸造が製造する芋焼酎

焼酎好きな方であれば知らない人はいないと言っても過言ではないほど、人気ブランドです。

魔王というインパクトのある名前ながら、その味わいはすっきりと穏やか

芋焼酎とは思えないほどのフルーティーな香りもあり、焼酎初心者でも飲めてしまうほどの爽やかさが魅力です。

正規価格で販売されることは非常に稀で、現在は定価の2~3倍ほどで販売されています。

【特徴1】最高級銘柄「3M(スリーエム)」の一つ

魔王は芋焼酎の中でも「3M(スリーエム)」と呼ばれる最高級銘柄の一つ。

3Mとは、2000年代前半に起きた本格焼酎ブームの中で、とりわけ人気の高かった芋焼酎である「魔王」「村尾」「森伊蔵」のことを指します。

3銘柄の頭文字が「M」であったことから、3Mという呼び名が付きました。

3Mの芋焼酎は焼酎好きなら一度は飲んでみたい銘柄として、現在も非常に人気。

魔王は3Mの中では最も飲みやすいと言われており、なめらかさや気品のある味わいが特徴です。

【特徴2】3Mの中でも比較的手に取りやすい価格

希少な芋焼酎として人気の3M。

3Mの定価と、実際に流通している価格を以下にまとめました。

銘柄(1.8L)定価取引価格相場
魔王2,862円8,000~15,000円
村尾2,916円10,000~15,000円
森伊蔵2,381円18,000~25,000円

このように、3Mは定価の3~5倍以上の価格で取引されていることがわかります。

どれも希少な芋焼酎ではありますが、実際の取引価格で比較すると、魔王は3Mの中では手に取りやすい銘柄といえるでしょう。

【特徴3】恐ろしげな名前の由来は「熟成過程」

恐ろしげな魔王の名前は、焼酎の熟成過程に由来があります

ウイスキーやフルボディなワインなど、熟成期間を要するお酒は、時間とともに水分やアルコールが蒸発。

熟成が進むほど、お酒全体の量が少しずつ減少していくのです。

この目減りした分のお酒は、熟成が進んでいる証として「天使の分け前」と呼ばれています

それに対して魔王は、天使を誘惑し、魔界へと極上のお酒を届けるための特別な焼酎、という意味を込めて命名されました。

魔王の名前の由来は瓶のラベルに書かれていますので、実際に確認してみてください。

魔王ってどんな味?

黄麹仕込みによるフルーティーな香り

魔王の大きな特徴は、芋焼酎とは思えないようなフルーティーな香り

このフルーティーな香りの秘密は麹にあります。

温暖な九州地方で製造される焼酎は、雑菌耐性の強い黒麹や白麹を使うことが一般的。

しかし、魔王は日本酒の製造に使われる「黄麹」を使用。

黄麹で仕込みを行うことで、日本酒に感じるようなフルーティーな香りを生み出しました。

これにより魔王からは、柑橘類やハーブ、桃、ライチなどの華やかな香りを感じることができます。

長期熟成された穏やかな味わいも

魔王のように熟成を経た焼酎はアルコールと水分が良く馴染み、角の取れたまろやかな味わいとなります。

また、魔王は「減圧蒸留」によって蒸留が行われます。

圧力をかけた低温下で蒸留を行うことで、力強さを抑えたなめらかで気品のある仕上がりに

フルーティーな香りと穏やかな味わいが組み合わさり、上品な飲み口を生み出しています。

魔王の製造元「白玉醸造」とは?

魔王の製造元である白玉醸造は1904年に創業。

鹿児島県の最南端にある大隅半島に蔵を構えています

魔王が誕生するまでは「白玉の露」という焼酎をメインで販売。

親しみのある味わいが特徴で、いまでも人気がある、白玉醸造の定番銘柄です。

魔王は現社長である玉利氏によって造り出されました。

若者の焼酎離れが危惧されている状況下で、「初心者でも飲みやすい焼酎」をコンセプトに魔王を製造。

発売当初こそは「芋焼酎は芋臭くて飲めない」と、従来の芋焼酎のイメージからなかなか手に取ってもらう機会に恵まれませんでした。

しかし、魔王の特徴は芋焼酎らしからぬ飲みやすさであったため、試飲を通じた販売活動を地道に継続。

すると、次第に魔王の評判は徐々に広がっていき、本格焼酎ブームの訪れとともに大流行することとなります。

白玉醸造では魔王のほかにも、米焼酎と芋焼酎のブレンド焼酎「天誅」や、樫樽熟成を行った「元老院」など、幅広いラインナップも魅力です。

かつては九州産のポンカンを使ったリキュールや、甕貯蔵焼酎、チューハイ専用焼酎なども製造。

焼酎ブームを作るきっかけとなった「黒麹」や「減圧蒸留」などもいち早く取り入れており、商品開発に非常に熱心な姿勢がうかがえます

この焼酎に対する白玉醸造の飽くなき探究心があったからこそ、大人気銘柄である魔王が誕生したといえるでしょう。

魔王はどこで買える?

【購入方法1】正規販売店「白乃さと」

魔王は白玉醸造の販売会社である「白乃さと」で購入することができます。

白乃さとは正規販売店なので、魔王を定価で購入することが可能です。

購入の手順は以下の通り。

魔王の注文方法
①白乃さとに電話し、申込書の依頼をする 【白乃さと TEL:‭0994-40-3741】
②魔王の申込書が届く
③申込書を記入して郵送する

このように、白乃さとに電話をして申込書を貰い、注文を届けるという流れとなります。

1日の予約数には限りがあり、電話はかなり混み合いますので根気強く連絡を続けましょう。

予約開始となる9時〜10時の間に問い合わせるのがおすすめです。

【購入方法2】ネットショップ

魔王はネットショップでも購入することができます。

ネットショップの利点は場所を選ばず、いつでも魔王の注文ができるところ。

しかし、ネットショップで販売されている魔王は定価の2~3倍ほど。

配送料もかかりますので、価格が高額になってしまうのがデメリット。

とはいえ、ネットショップは魔王を素早く確実に入手する方法としておすすめです。

白玉醸造のおすすめ銘柄

続いて、「魔王」を含む白玉醸造から販売されている銘柄を紹介していきます。

焼酎選びのポイント

白玉醸造で焼酎を選ぶときのポイントとして、「麹」と「蒸留方法」の違いをまとめました。

麹で選ぶ
黄麹:フルーティーな香りで飲みやすい
白麹:まろやかで落ち着いた味わい
黒麹:コク深く切れ味が良い

蒸留方法で選ぶ
常圧蒸留:原材料の香ばしさが感じられる骨太な味わい
減圧蒸留:風味が穏やかで飲みやすく上品な味わい

飲みやすい芋焼酎が好みの方は、「黄麹」「減圧蒸留」を選ぶのがおすすめ。

芋焼酎らしい飲みごたえを求める方は「白麹」「黒麹」「常圧蒸留」を選びましょう。

魔王

【入手難易度:★★★★★】
3Mの一角を担う超人気の芋焼酎。

ハーブや柑橘類を思わせる華やかな香りが楽しめます。

上品で落ち着きのある味わいは、従来の芋焼酎と一線を画した仕上がり。

焼酎好きなら誰しもが知っている大人気銘柄です。

種類:芋焼酎麹:黄麹
アルコール度数:25%蒸留方法:減圧蒸留

白玉の露

【入手難易度:★★】
創業当時から製造している芋焼酎。

白麹を使ったまろやかな芋の甘味が特徴です。

ほどよいキレ味があり、親しみのある飲みやすさがあります。

芋の風味をふわりと感じるお湯割りがおすすめ。

種類:芋焼酎麹:白麹
アルコール度数:25%蒸留方法:常圧蒸留

天誅

【入手難易度:★★★】
米と芋の2つの原材料から作られる焼酎です。

米焼酎の華やかさ、芋焼酎のまろやかさが絶妙に調和。

減圧蒸留ならではのすっきりとした印象を全体的に感じます。

水割りやロックにして食事と一緒にぜひ。

種類:芋・米ブレンド焼酎麹:白麹
アルコール度数:25%蒸留方法:減圧蒸留

元老院

【入手難易度:★★★】
樫樽による長期熟成を行った麦・芋のブレンド焼酎。

熟成を経て琥珀色に変化した外観が魅力です。

ウイスキーを思わせる甘い風味と、香ばしくなめらかな口当たり。

ハイボールのようにソーダ割りで楽しむのがおすすめです。

種類:芋・麦ブレンド焼酎麹:白麹
アルコール度数:25%蒸留方法:減圧蒸留

さつまの梅酒

【入手難易度:★★★★】
白玉醸造が製造する手造りの梅酒。

梅の豊かな酸味と程よい甘味が特徴です。

飲んだ後に芳醇な梅の風味がじわりと感じられます。

魔王に匹敵するほど入手困難な梅酒です。

種類:梅酒麹:-
アルコール度数:14%蒸留方法:-

白玉醸造のおすすめ銘柄 比較表

【番外編】魔王と大魔王の違いとは?

魔王とよく似た名前の焼酎に「大魔王」があります。

大魔王は鹿児島県の「濱田酒造」が製造・販売する芋焼酎です。

濱田酒造は「赤兎馬」「海童」「だいやめ」など、多くの有名銘柄を持つ人気の焼酎蔵。

名前は類似していますが、魔王と大魔王の間に直接的な関係はありません。

魔王と大魔王の違いは以下の通りです。

【魔王と大魔王の比較表】

魔王大魔王
メーカー白玉醸造濱田酒造
種類芋焼酎芋焼酎
黄麹黄麹
蒸留方法減圧蒸留常圧蒸留
アルコール度数25%25%
定価 1.8L(税抜)2,892円2,793円

大魔王は魔王と同じく黄麹仕込みの焼酎のため、フルーティーさ飲みやすさが特徴

常圧蒸留により、芋焼酎らしい力強い風味も感じることができます。

フルーティーさは魔王と共通しますが、芋焼酎ならではのコク深さが大魔王の魅力と言えるでしょう。

また、大魔王は定価で流通しているため、魔王よりも入手しやすいところもポイントです。

黄麹仕込みの焼酎を飲んでみたい方や、魔王との飲み比べをしたい方は、ぜひ試してみてください。

大魔王

【入手難易度:★★】
黄麹仕込みの芋焼酎。

軽やかでフルーティーな飲み口を楽しめます。

まろやかな芋の旨味も感じられ、華やかさと力強さを両立。

芋焼酎初心者でも飲みやすく、コストパフォーマンスに優れた1本です。

種類:芋焼酎麹:黄麹
アルコール度数:25%蒸留方法:常圧蒸留

特上大魔王

【入手難易度:★★★】
白麹を使用した大魔王の原酒タイプ。

樫樽熟成が行われ、アルコール度数も36%と高め。

しなやかでコクのある味わい、芋と樫樽の甘い風味が合わさった余韻を楽しめます。

大魔王とはまた一風変わった、ボリューム感のある飲みごたえが魅力です。

種類:芋焼酎麹:白麹
アルコール度数:36%蒸留方法:常圧蒸留

魔王の美味しい飲み方

【飲み方1】ストレート【室温】

魔王の持つ魅力をしっかりと堪能できる飲み方。

飲み口はほんのりと甘く、ふわりと穏やかな香りを楽しめます。

焼酎とは思えないような滑らかさがあり、ストレートでも飲みにくさを感じません。

魔王を初めて飲む際は、まずストレートでお楽しみください。

室温で飲むことで、より深い香りや味わいを感じることができます。

【飲み方2】ロック

氷を浮かべたロックスタイル。

魔王の大きな特徴であるフルーティーな香りが引き立ちます

冷えた魔王が口の中で温められ、変化していく香りや味わいを楽しめるのも魅力

キリリと冷たい口当たりは、魔王のすっきりとした飲み口を強調します。

飲みやすさが増すので、食事とのペアリングを楽しむ際もおすすめです。

【飲み方3】ぬる燗【35~40度】

人肌に温めた温度でいただくぬる燗。

温めることで風味に奥行きや複雑さが現れ、飲みごたえのある味わいを楽しめます。

甘味や旨味に加えてわずかな苦味が現れ、なんともいえない深い味わいへと変化。

フルーティーな香りだけでなく、芋焼酎らしい力強い風味が引き立ちます

「気品のある魔王の少し違う一面を楽しみたい」場合におすすめです。

まとめ

魔王は3Mのひとつとして知られる大人気の芋焼酎です。

芋焼酎とは思えないフルーティーで気品のある落ち着いた味わいが大きな魅力。

魔王は正規販売店である「白乃さと」から定価で購入することができます。

ネットショップでは定価の数倍の価格で販売されていますが、すぐに魔王を入手できる点がメリット。

魔王の飲み方はストレート、ロック、ぬる燗がメーカーから推奨されています。

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この記事を書いた人

【JSA認定 SAKE DIPLOMA】業務用酒販店勤務。酒屋の立場で様々なお酒を飲んだり、メーカーやインポーターと会話をし最新情報を収集しています。醸造酒全般に詳しくその中でもクラフトビールを愛でている。

お酒の総合Webメディア SAKECOMIでもライターを務める
https://sakecomi.com/

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