赤霧島(あかきりしま)とは?値段や飲み方、黒霧島との違いも解説

華やかな香りが人気の芋焼酎である赤霧島。

今回の記事では赤霧島の特徴やおすすめの飲み方、合わせるおつまみをご紹介。

さらに、黒霧島や白霧島など、ほかのシリーズとの違いも解説していきます。

目次

赤霧島とは?

予算別!芋焼酎の人気おすすめ20選

赤霧島は宮崎県の霧島酒造が製造・販売する本格芋焼酎。

霧島酒造の持つ「黒霧島」「白霧島」などの霧島シリーズの一つです。

従来の芋焼酎らしからぬ、フルーティーで気品ある味わいは発売時に大きな話題を呼びました。

現在流行している「香り系芋焼酎」のブームを作ったのは、この赤霧島とも言われています。

今では気軽に飲むことができますが、発売からしばらくは「幻の焼酎」とされていた大人気銘柄です。

赤霧島の名前の由来は?

赤霧島の名は、原材料に使われるさつま芋の品種に由来しています。

赤霧島は「ムラサキマサリ」という紫芋を主原料に使用。

このムラサキマサリを使って焼酎を仕込むと、発酵中の液体である「もろみ」がまるで赤ワインのような深い赤色に染まります。

もろみが鮮やかな赤色になることから、赤霧島という名前が付けられました。

ムラサキマサリに含まれる豊かなポリフェノールが、麹のクエン酸と反応を起こすことでもろみが赤色に変化するようです。

ちなみに、黒霧島や白霧島は使用する「麹」の種類がそれぞれ黒麹・白麹であることが名前の由来。

一方で赤霧島は、使用する原材料の紫芋が名前の由来という点がポイントです。

赤霧島の受賞歴

黒霧島は国内外の酒類品評会で多くの受賞歴を誇っています。

主な実績は以下の通りです。

コンテスト受賞年表彰
熊本国税局 酒類鑑評2016~2019年優等賞
インターナショナル スピリッツ チャレンジ(ISC)2015・2019銀賞
サンフランシスコ ワールド スピリッツ コンペティション(SFWSC)2019金賞
インターナショナル ワイン&スピリッツ コンペティション(IWSC)2018優秀銀賞

このように、赤霧島は国内のみならず海外からも高い評価を受けていることが分かります。

赤霧島の特徴は?

赤霧島には2つの大きな特徴があります。

・フルーティーで華やかな香り
・クリアな甘味

【特徴1】フルーティーで華やかな香り

赤霧島のキャッチコピーは「みやびに、するっと」。

他の焼酎には感じられないような、華やかな香りが赤霧島の大きな特徴です。

ワインを思わせるようなフルーティーさ、芋の甘い風味を感じることができます。

紫芋ならではの気品ある香りを楽しむことができるでしょう。

【特徴2】クリアな甘味

まるみのある芋の甘味も赤霧島の魅力。

華やかな香りに寄り添うような、すっきりとした甘味を感じます。

芋の風味が重厚なコクのある甘味とは違う、後味の良い澄み切った甘味が特徴。

まさに「雅(みやび)」と呼ぶにふさわしい味わいです。

赤霧島はどのようにして生まれた?

フルーティーで華やかな赤霧島はどのように誕生したのか。

ここからは、赤霧島の誕生秘話を紹介します。

新種の紫芋との出会い

赤霧島の誕生は、霧島酒造と新種の紫芋の出会いから始まります。

1990年代初頭、九州沖縄農業研究センター所長の山川理先生から1本の連絡が入りました。

「新しく品種改良した紫芋があるから、それを使って焼酎を造ってみないか」。

霧島酒造では、新種のさつま芋が出るたびに焼酎の試験醸造を行っていました。

さっそく新種の紫芋を使ってテスト醸造を試みましたが、最初はなかなかうまくいかず。

しかし、当時は黒霧島がヒットし始めた時期で、霧島酒造としては後続商品の開発を考えたいタイミングでした。

新商品を生み出すにはいいチャンスだと捉え、山川先生と共に紫芋のさらなる改良とテスト醸造を重ねることに。

試行錯誤の年数は十数年にも及び、その末に開発されたのが「ムラサキマサリ」でした。

このムラサキマサリで仕込んだ焼酎は、もろみが真っ赤に染まる点が大きな特徴。

そのことから新商品「赤霧島」が誕生したのです。

消費者ニーズを掴んだ華やかな赤霧島は、瞬く間に大人気銘柄に

赤霧島は従来の芋焼酎とは一線を画すような味わいでした。

赤ワインを思わせるような上品な香りと、すっと切れていく後味。

この斬新な風味を口にした従業員や品評会の審査員からは、「これは焼酎ではない」と戸惑いの意見も出たとのことです。

しかし、すでに大ヒットしている黒霧島は、芋焼酎の「芋臭い」というイメージを払拭したことが人気の要因でした。

赤霧島の新しい風味は消費者ニーズに合致するだろうと判断し、2003年に赤霧島の発売に踏み切ります。

数量限定商品として発売された赤霧島は、大きな反響を呼ぶことに。

「香りが良い」「飲みやすい」との声が、普段焼酎を飲まないライトユーザーからもあがるようになったのです。

新種の改良品種であるムラサキマサリはまだ当時生産量が少なかったために、拡大していく赤霧島の需要に生産が追いつきませんでした。

そのため、赤霧島は近年まで入手困難な”幻の焼酎”と呼ばれていました。

今でこそ「香り系」と呼ばれるフルーティーな焼酎は多くの焼酎蔵が製造しています。

その流れをつくったのは、間違いなくこの赤霧島だといえるでしょう。

赤霧島の選び方

赤霧島の選び方のポイントは以下の2つです。

・容量で選ぶ
・容器で選ぶ

以下で解説していきます。

【選び方1】容量で選ぶ

赤霧島は900mlと1.8Lの規格で販売されています。

お試しで赤霧島を飲んでみたい方は900mlがおすすめ。

毎日の晩酌で飲みたい場合や、宅飲みなど大人数で飲む際には1.8Lを選びましょ。

【選び方2】容器で選ぶ

黒霧島は瓶とパックの容器で販売されています。

瓶は焼酎で最も一般的な容器です。

居酒屋の雰囲気を楽しみたい方や、インテリアとして焼酎の瓶を飾りたい方に向いているでしょう。

パックは利便性が高い点が特徴。

軽量であるため持ち運びが簡単で、捨てる時にも大きな手間がかかりません。

利便性を求めるという方は、パックをおすすめします。

赤霧島のラインナップ

次は、赤霧島の全ラインナップを紹介。

容量・容器・アルコール度数などの違いを参考に、自分に合った赤霧島を選びましょう。

赤霧島 25度 1.8L 瓶 

定価(税抜)容量容器
2,230円1.8L

赤霧島 25度 900ml 瓶

定価(税抜)容量容器
1,175円900ml

赤霧島 25度 1.8L パック

定価(税抜)容量容器
2,210円1.8Lパック

赤霧島 25度 900ml パック

定価(税抜)容量容器
1,156円900mlパック

赤霧島と黒霧島の違いは?

霧島酒造は赤霧島以外にも、黒霧島や白霧島などの商品を発売しています。

これら霧島シリーズにはどんな違いがあるのか、気になる方も多いのでは?

霧島シリーズは使用する原材料に大きな違いがあります

霧島酒造が製造する商品について、原材料の違いを以下にまとめました。

銘柄さつま芋特徴
赤霧島黒麹紫優【紫芋】上品な風味
黒霧島黒麹黄金千貫【白芋】コクとキレ味
白霧島白麹黄金千貫【白芋】やわらかな風味
茜霧島黒麹玉茜【オレンジ芋】フルーティー

麹の違い
黒麹・・・どっしりとしたコクを生み出す
白麹・・・シャープで柔らかな味わいを生み出す

さつま芋の品種の違い
黄金千貫(コガネセンカン)・・・白芋。ふんわりとしたやさしい香りと甘味が特徴
紫優(ムラサキマサリ)・・・紫芋。ワインのような上品な香りが特徴
玉茜(タマアカネ)・・・オレンジ芋。南国フルーツを思わせるトロピカルな香りが特徴。

赤霧島は紫芋と黒麹を使った、上品な香りの芋焼酎。

原材料の違いをもとに、霧島シリーズを飲み比べてみてくださいね。

黒霧島

霧島シリーズの看板銘柄である芋焼酎です。

ふくよかでとろりとした芋の甘味と、後味爽快な切れ味。

クリアな味わいはどんな食事とも合わせやすく、気軽に飲むことができます。

焼酎業界でもトップの売上を誇る、全国で愛飲されている人気銘柄です。

白霧島

ふわりとした芋の風味が楽しめる芋焼酎。

霧島酒造の創業当時から販売している「霧島」をリニューアルした商品です。

白麹仕込みの優しい甘味があり、ほっこりとするような飲み心地があります。

落ち着きのあるマイルドな芋焼酎を飲みたい方におすすめです。

茜霧島

フルーティーで華やかな香りの芋焼酎です。

色鮮やかなオレンジ芋と、独自開発した花酵母を使用。

桃やオレンジなど南国フルーツを思わせる香りを楽しめます。

赤霧島が好きな方にぜひ飲んでほしい霧島シリーズです。

赤霧島のおいしい飲み方

こちらで赤霧島の美味しい飲み方についてご紹介します。

ぜひいろんな飲み方で、赤霧島の味わいを楽しんでみてください。

【飲み方1】ハイボール

ハイボールは、霧島酒造がおすすめする飲み方

弾ける炭酸が赤霧島の上品な香りを運んでくれます。

赤霧島のほのかな甘味と、炭酸の持つほのかな酸味や苦味と絶妙にマッチ。

爽快なのど越しを楽しめる、カジュアルな飲み方です。

【飲み方2】ロック

ロックは赤霧島の華やかな風味を楽しめる飲み方。

温度が低くなることで、華やかなワインのような香りをより強く感じます。

味わいが薄まりにくいので赤霧島の持つ繊細な甘味も楽しめるでしょう。

しっかりと赤霧島の風味を楽しみたい方におすすめです。

【飲み方3】お湯割り

お湯割りは赤霧島の深みを引き出す飲み方。

温度が上がることで、華やかさに加えてふくよかな芋の風味が引き立ちます。

甘味も感じやすくなり、全体として丸みを帯びたほっこりとした味わいに。

リラックスしながら赤霧島を飲みたいときにおすすめ。

【飲み方4】水割り

水割りは食事との相性が抜群の飲み方です。

味わいやアルコール度数が適度に抑えられ、飲みやすさがアップします。

焼酎初心者の方や、様々な食事と赤霧島を合わせたい方に水割りはおすすめ。

香りの良い赤霧島は水割りにすることでさらに飲みやすくなるでしょう。

赤霧島に合わせるおつまみ

香りが華やかな赤霧島ならではの組み合わせをご紹介しますので、ぜひお試しください。

【おつまみ1】生ハム

生ハムはワインのような風味の赤霧島と相性抜群

生ハムの持つ肉の風味を、赤霧島の華やかな風味が支えてくれます。

さらに、ソフトでキレの良い赤霧島の味わいが、塩気の強い生ハムの味わいを和らげます。

濃い目の味わいの生ハムには、ロックの赤霧島をぜひ。

【おつまみ2】白身魚の香草焼き

華やかな香りの赤霧島はおしゃれな洋食ともよく合います。

ワインを合わせるように、ハーブの効いた魚料理とは相性抜群。

ハーブの爽やかさにはハイボールの赤霧島がおすすめです。

赤霧島をワインに見立てて、様々な洋食との組み合わせを楽しんでみてください。

【おつまみ3】チョコレート

「カカオ研究所」がおすすめする赤霧島とチョコレートの組み合わせ。

赤霧島の持つ甘味と華やかな香り、チョコの甘味・苦味がお互いを引き立て合います。

それぞれの原材料である紫芋とカカオには、ポリフェノールが豊富に含まれている点もポイント。

意外性がありつつ、実は共通点もある2つの組み合わせをぜひお試しください。

ややビターなチョコを、食後にロックやストレートの赤霧島と一緒に楽しむのがおすすめ。

【おつまみ4】バニラアイス

霧島酒造のブレンダーイチ押しの組み合わせが、赤霧島とバニラアイスです。

濃厚な甘味のバニラアイスに、華やかな赤霧島を合わせることで大人の味わいに。

別々に合わせるのはもちろん、ソースのように赤霧島をバニラアイスにかけて食べるのもおすすめなんだとか。

バニラアイスは手軽に購入できるので、ぜひ試してみてください。

赤霧島はフルーティーで飲みやすい芋焼酎!

予算別!芋焼酎の人気おすすめ20選

赤霧島はワインのような華やかな風味の芋焼酎です。

上品な香りは芋焼酎を思わせない、優雅な仕上がりとなっています。

赤霧島を選ぶ際には、用途に合わせて容量と容器を選び分けましょう。

飲み方はハイボールがおすすめですが、ロックやお湯割り、水割りでも楽しめます。

生ハムなどのおつまみから、チョコレートなどのスイーツまで幅広く合わせられるので、いろいろな食事と一緒に赤霧島を楽しんでみてくださいね。

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この記事を書いた人

【JSA認定 SAKE DIPLOMA】業務用酒販店勤務。酒屋の立場で様々なお酒を飲んだり、メーカーやインポーターと会話をし最新情報を収集しています。醸造酒全般に詳しくその中でもクラフトビールを愛でている。

お酒の総合Webメディア SAKECOMIでもライターを務める
https://sakecomi.com/

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