ボートレースびわこ開設70周年記念「GⅠびわこ大賞」直前インタビュー 選手会長として初のタイトルを「びわこ」で
With(ウィズ)コロナの娯楽として大きく市民権を拡大させているボートレース。10月2日(日)~7日(金)に滋賀県大津市で開設70周年記念「GⅠびわこ大賞」(優勝賞金1000万円)が開催される。〝王者〞松井繁、びわこのスリートップ・守田俊介、馬場貴也、そして3月のクラシック(大村)で女子初のSGVという偉業を成し遂げた遠藤エミら、そうそうたるメンバーが一堂に集う。中でも昨年のグランプリウィナーで7月から日本モーターボート選手会の会長に就任した瓜生正義(46)=福岡支部=に今節の意気込みを聞いた。

―今年のここまでを振り返ってどうですか。
正直言って、今年は何もやっていないに等しいですね。それでもグランプリ(GP)を狙える位置にいるのは救いですが。
―そのGPでは連覇を期待されています。
GPは自分としては出たいじゃなくて、出るべきだし、昨年の覇者として出なくてはいけない。選手会長になったから実力が落ちたと思われたくないし、そうなるのも絶対に嫌ですから。
―7月に選手会長に就任されて何か変化は?。
レーサーとしては何も変わっていないですね。というよりも変わってはいけない。今までの自分を見てもらい選挙で会長に選んでもらったので、今までのままでいないといけない。会長になったからといって、レースで遠慮するようなことは一切ないです。変わったとすれば陸の上ですかね。
―それはどういう点ですか。
ボートレース業界のことを全体的に大きく見る視点ができました。(選手会九州地区の)理事の頃は見えていなかった部分が、施行者側の視点、マスコミ側の視点、競走会側の視点など、いろいろ分かってきました。大変だけどいい人生経験になっているし、自分の人間形成にとって大きな糧になると思います。そういう部分も選手として生かせればいいですね。
―今回出走するびわこボートでは、通算2000勝を達成していますね。
あの時はサプライズでケーキなどを用意してもらってうれしかったですね。花束をもらうことはあってもケーキは初めてだったんで。いつ達成するか分からない中で、準備が大変だっただろうなと思うとありがたかったです。

―びわこボートには、どんな印象を持っていますか。
これはみんなそうでしょうけど、水面は独特のうねりが出るし、いつ走ってもポチャポチャしているのでレースはやりにくいかな。でも、不思議と成績はいいので苦手意識はないです。あと、びわこのレース場自体の雰囲気は風光明媚(めいび)ですごく好きですよ。対岸に建物がないし、スタンドの圧迫感もないんで。景色が良くて精神的には和むレース場ですね。整備場もすごくやりやすいです。
―今大会に臨むにあたって課題はありますか。
やっぱりブランクですね。2年ぶりに走るので、とにかく水面に慣れないといけない。風景と自分のターンを合わせて、どこでどうハンドルを切るとか。ペラ(プロペラ)調整は、びわこの水質は淡水なので地元の芦屋と一緒。それにエンジンが動いてくれるイメージなので大丈夫です。
―最後に意気込みをお願いします。
どのレースも重要なのに変わりはないけど、GPを考えたらそろそろ結果を残したい。びわこは過去にGⅠとGⅡの優勝戦で2回もF(フライング)を切って迷惑をかけたことがあるので、今度は優勝していいところを見せたいですね。

総展望
今年の特別戦線も佳境に入り、GP戦線も熱を帯びてきた。賞金争いを優位に進めるためにも、この時期のGⅠは目が離せない。今年の賞金レースを引っ張る山口剛とオールスター(宮島)を制した原田幸哉はGPの2ndスタート、SG 12Vの〝王者〞松井繁、同 11 Vの瓜生正義、ボート界屈指のS巧者菊地孝平らはGP出場権をたぐり寄せたい。 ただ、迎え撃つ地元勢が協力。今年GⅠ2Vをマークするエース馬場貴也、大村クラシックで女子初SGVの遠藤エミ、当地通算26Vの守田俊介が全身全霊をかけて地元タイトル死守をもくろむ。
びわこ大賞2022 10月2日(日)~7日(金)
1953年から続く歴史と伝統あるGⅠレース 周年記念競走の優勝賞金は1,000万円

■ボートレースびわこ
滋賀県大津市茶が崎。「びわこボート」とも呼ばれる。1952 年に全国で2番目の公認コースとして開設された。琵琶湖や比叡山など豊かな自然に囲まれ、その美しい景観は全国のレース場の中でも屈指の存在。
■「ボートレースびわこ」公式サイトはこちら