看護師不足を解消する新常識【クーラ】 採用を成功に導く秘訣は「お試し転職」
全国で看護師の欠員が30万人にも達すると言われる昨今、看護師や看護補助者(看護助手)採用のスピード化・コストダウンを図れる新たなモデルとして、採用サービス【クーラ(CURA)】が注目されています。全国で急拡大しているこのサービスは、従来の採用方法とは一線を画し、短時間のバイトから始める「お試し転職」を提案。サービス開始から1年強で、5,000名を超える人材が働く仕組みとなっています。
看護師不足解消の新常識【クーラ(CURA)】とは?
「クーラ」は、短時間のアルバイトを通じて医療・介護施設の働きやすさ、業務内容を体験してもらい、その後に施設側・求職者側双方で正式に入職を決定するという新しい採用方法です。
JA新潟厚生連の導入事例では、
『新潟医療センター、DXツール「クーラ」で看護師不足を解決へ! ~「クーラ」で異例の「週1日2時間から」の超・時短勤務を実現~』
とのリリースが発表されています。

また、介護分野でもサービス付き高齢者住宅を全国で展開する学研ココファン等で導入されており、『業界における先駆的な取り組みである「お試し転職」の導入により、看護職の柔軟な働き方を実現』とリリースが行われました。
クーラの大きなメリットは、求職者に安心感を提供できる点です。求職者は短期間のアルバイトを通じて職場を実際に体験することで、自分に合った職場かどうかを判断できます。この安心感が応募のハードルを下げ、結果的に採用率を高めることに繋がります。また従来の人材紹介の仕組みを用いた採用では、全国平均の年内離職率が20%超にも上っていますが、このアルバイト期間を一種のインターンシップ制度のように活用して定着の見込める人材を探すことによって、いきなり常勤として採用を決める場合よりも、長期で戦力化する人材を雇用できる可能性が高くなります。
潜在看護師の可能性を引き出す
看護師の資格を持ちながら、看護職に就いていない「潜在看護師」は全国で約70万人いると言われています。これらの看護師が仕事を辞めた理由は、結婚・出産、引っ越し、両親の介護などさまざまですが、もう一度看護職に戻りたいと考えているひとも多く存在しています。

しかし、中途採用の応募条件が夜勤の可能性も含むフルタイムとなっていたり、勤務条件は就業開始後の応相談となっていたりすることが主流の現状では、復職のハードルが高く感じられ、看護職以外の業界を選ぶケースが多く見られています。都道府県ナースセンター等が復職への呼びかけの努力を続けているものの、名簿として把握できていない人材がほとんどであるのが現状です。
そのような中で、クーラを用いて「週1回×4時間」といったフレキシブルな勤務形態にもお試しアルバイト期間として門戸を開くことで、従来のエージェント採用とは異なる層にもアプローチできる可能性があります。期間限定のバイトからスタートすることで、柔軟な働き方を求める看護師や転職を考えつつも一歩踏み出せないでいる人々にも興味を持ってもらえるでしょう。そういった人材にまずは時短・短期アルバイトで施設の働きやすさを実感してもらうことで、生活が落ち着き次第、フルタイムに切り替えて活躍してもらえる可能性が出てきます。
また、潜在看護師が持つ不安の多くは病院ごとのカルチャーや業務の違いにもあり、スキマバイトを通してこれらの不安をお互いに解消できます。実際に働いてみると、多くの人材は数日で一人立ちできるようになり、本人も現場の職員も気持ちよく働けるという声が多く上がっています。
クーラの導入事例とその効果
「スキマバイトの受け入れということで現場では当初不安も多かったが、実際は入職して数日で戦力になっている」とクーラを導入したある採用担当者は言います。
こちらの施設では、魅力的な人材の応募を集めるためにお試しアルバイト期間の最低勤務時間をできる限り短時間に設定しつつ、中長期的には一定数の常勤への切り替えも見込めるよう、求める人材像を明確に設定しました。条件設定・業務内容の企画については看護部と総務課が経営戦略として連携して打ち合わせを行うことで、スムーズな受け入れ体制を整えました。

最初は2ヶ月間を基本とする短期間のアルバイトからスタートすることで、看護師と職場の双方が慣れるまでの時間を確保でき、結果、即戦力として活躍できるようになりました。この施設ではまずは看護師を主に活用を始めましたが、現在は介護福祉士・ナースエイドの採用手段としてもクーラを利用しています。
ITを活用した低コストでかんたんな採用手順
「クーラ」はITをフル活用した採用サービスであり、採用側は非常にシンプルな手順で求職者へのアプローチを行えるのが特徴です。求人公開後は自動マッチングにより最適な看護師が紹介されますが、対面での面接や所定の採用手続き等も従来の採用方法と同じように行うことができます。

契約形態も施設と求職者の間の直接雇用となるため、従来医療の現場で広く用いられてきた紹介予定派遣よりもフレキシブルな形で現場業務に配置することが可能であり、また派遣から直接雇用に切り替える際に雇用条件の折り合いがつきにくいというよくあるトラブルも回避できます。
また、実際に勤務を開始するまでは導入費用等の料金は発生しないため、既存の採用経路に加える形で利用でき、その簡便さから全国で利用が広がっています。コスト面でも、対面や電話によって紹介を行っていた従来の仕組みでは主要サービスの平均で一人あたり143万円程度の採用費用がかかっていましたが、クーラの導入によるデジタル化で、50%以上のカットが実現できる場合もあります。
「クーラ」を運営する株式会社フォニムは、看護師へのオンライン研修にも力を入れています。メディカ出版をはじめとする大手医療出版社とも提携し、看護師に対するオンライン講座を提供することで、離職中や復職活動中の看護師が知識を最新のものにアップデートできる環境も同時に整えています。

子育てしながら働くことが当たり前の時代へ
大阪信愛学院大学の遠藤俊子副学長はクーラでのインタビューにおいて、「子育てや介護が必要な人でも働ける環境を整えることが大切だ」と強調しています。

時代の変化とともに、出産や育児をしながら働くことが当たり前という感覚が広がっています。この変化に対応するためには、社会や病院のシステムがサポート体制を整える必要があります。「クーラ」は、看護師にとって働きやすい環境を提供することで、看護師が長いキャリアにおける様々なタイミングにおいて続けやすく、また戻りやすい環境を実現しています。
少子高齢化が進み、人材不足が深刻化する医療業界において、求人側と求職側の双方の安心感を確立することがますます大切となる中で、「クーラ」が新しい看護師採用スキームとして有益なツールとなることが期待されます。
クーラを運営する株式会社フォニム代表・宍戸さんのコメント
弊社は看護師の皆様にフレキシブルな働き方を提供するサービス「クーラ」を、2023年夏にスタートいたしました。少子高齢化が進む中、医療現場ではますます多様な人材が求められる一方で、看護師の方々が働きやすい環境を整えることが急務となっています。
「クーラ」では、短時間・短期のスキマバイトを通じて、看護師がプライベートやライフイベントと両立しながら、安心して働ける機会を提供しています。これにより、フルタイム勤務が難しい看護師や、復職を希望する方々が、無理なく医療現場に戻ることができるようサポートしています。
施設のニーズに応じた柔軟な人材確保を実現し、繁忙期や急な人員不足にも迅速に対応できることを目指して、これまでフルタイム採用が主流だった病院やクリニックにも、スキマバイトの導入をお勧めしています。すでに「クーラ」をご利用いただいた医療施設からは、「時短バイトの導入で人員配置が円滑になった」「まずはスキマバイトをきっかけに優秀な看護師が多く定着してくれるようになった」といったお声を頂戴しております。
今後も、医療現場の皆様と連携しながら、より良いサービスの提供に努めてまいります。