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29歳で大分県日出町に移住 穏やかな別府湾、そして人の温もりに魅せられて

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日出町
2024/8/19 10:172024/8/19 10:17 更新)

 「私にとって住むのにちょうどいい場所。それが大分県、それが日出町」。そう話しながら、柔和な表情を見せるのは、今年4月に兵庫県西宮市から大分県日出町に移住してきた北山穂果さん(29)。大分県を訪れるたびに好きになっていき、ついには移り住むことになった。彼女をとりこにしたものは何だったのだろう。彼女を動かしたものは何だったのだろう。「来るべくしてきたような気がします」。大分愛にあふれる北山さんに話を聞いた。

北山穂果さん 29歳

大分愛、日出愛が体中からあふれている北山さん。実はまだ、移住して3か月ほどなんですね。初めて日出町を知ったのはいつですか?

 2016年12月、社会1年目に日出町にあるサンリオハーモニーランドに来たのがきっかけです。それまでは「ひじまち」という読み方も知りませんでした。「ひのでかなあ?」って。もともとサンリオが好きでピューロランド(東京都)に関するDVDを見ていた時に、ハーモニーランドが紹介されていたんです。そこで、興味を持ちました。訪れてみると、町内にあるマンホールには、キティちゃんがデザインされているなど、かわいらしさに魅せられました。一方で、周囲には自然も多いし、近隣には地獄めぐりもあるし。初めは振り幅の大きさに驚きました(笑)

初めて訪れた後から、一気に大分を好きになったんですね。

 そうですね。翌年には3回、大分を訪れました。私のサンリオの推しキャラ「ぼんぼんりぼんちゃん」の誕生日をお祝いにハーモニーランドにきたり、原尻の滝(豊後大野市)を見に行ったり。見るべきところや資源が多いのと、行った先々の地域の人と話すことも楽しく、大分県の全市町村を巡る旅も始めました。まだ、全部はまわりきれてないんですけどね。

旅を重ねるに連れて、大分への愛を少しずつ膨らませていたのですね。そして、ついに今年4月に移住しました。決断した経緯をを教えてください

 昨年10月、大阪で開催された、大分への移住促進イベントに参加しました。その時に「将来地元の食材を使って大分でピザ店をしたいな」なんて、大分愛を語っていたのをたまたまDiveOITA(キャリア相談、就職先の紹介など、移住者を支援する大分県の プロジェクト)の関係者の方が聞いてくれていたみたいなんです。
そして、今年1月に「NPOの求人がありますよ」と、その方から連絡をもらいました。業務内容に、私の苦手な車の運転があったのと、あまり貯金がなかったこともあり、少し悩みましたが、最終的には面接を受けることを決めました。何度も大分を訪れて、好きになっていたので行くしかないな、と。2月に面接を受けて、3月に採用が決まり、4月半ばに日出町に移り住みました。前職の有給休暇も残っていたんですが、すべて消化せぬままです(笑)。大分への移住という機会は来るべくしてきた、と感じています。

移住して約3か月が経過しました。日出町に住んでみて感じていることを教えてください。

 食べものもおいしいし、水もおいしい。住んでいる人もおだやかで、私にとって住むのにちょうどいいところ。大分県は移住者を受け入れる文化や体制がある気がしますね。外国から来ている方も多いですよね。買い物も便利ですし、それでいて、夜はうるさくない。
 特にお気に入りは家の近くから見える穏やかな別府湾の眺め。私が好きな場所から別府湾を眺めると、ひらがなの「つ」の字に見えるんです。美しくて一目ぼれしました。ずっと見ていられますね。食べ物は地域の野菜がおいしい。お吸い物に入っているしいたけは、ぷりぷり(笑)。


 私は、マルシェ(地場産のものが出品されているイベント)に行くのが好きで、先日もそこでお好み焼きを食べたり、カレーを食べたりしました。特に、日出町のInstagramで紹介されていた「高平おばちゃんズのコロッケ」はとても美味しかったです!お金を使いすぎて、周囲からは「マルシェ貧乏」と呼ばれています(笑)。大分のことが好きで、大分のことを何でも知りたいんです。なので、インスタなどで情報も集めていますし、逆に大分のイベントなどの情報を知りたい時は、私に聞けば集まる!というくらいの存在になっています。関西に住んでいるときは、こんなにアクティブではありませんでした。職場ではパリピと思われているので、それを装っています。

日出町のお隣、別府市を活動拠点とするアートNPO「BEPPU PROJECT」に従事されています。メンバーは北山さんのように移住者も多いようですね。

 BEPPU PROJECTは、アートを活用して地域の活性化を目指す活動をしています。例えば、イベントに世界的なアーティストを招いたり、地域や企業の課題解決のためにアーティストやクリエイターが活躍する機会を作ったりとか。地域に密着した活動を行っています。メンバーは約20人で、8割が移住者。外から来た人の方が、逆に大分の魅力がわかるという面もあるのかもしれませんね。

関西では、服飾関係の仕事に就き、舞台を支える裏方をしていました。現在は大好きな地域を支える仕事をされていますね。

 小さいころから、地域社会の役に立ちたいという思いは漠然とありましたが、それは大分に来てから強くなりました。周囲にも、例えば別府の歌を広めたいという団体があったりとか、地域の魅力を発信したいという人がいたりとか。移住者にそういった人が多いのかな。私もそういった地域を盛り上げたいという人と、これからも関わっていきたいです。

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