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運命的な出会いに導かれた大分県日出町への移住 自宅サウナ、己書道場開設… 還暦前にかなえた夫妻の夢

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日出町
2025/2/5 18:302025/2/5 18:30 更新)

 愛知県刈谷市から2023年に大分県日出町へ移住してきた古田賢一さん(61歳)と美香子さん(58歳)。大分県には特に縁がなかった二人だが、日出町との運命的な出会いがあり移住に至った。移り住むきっかけになったエピソードや、会社員時代の緊張感から解放されて「120%満足」と賢一さんが語る現在の暮らしについて、話を聞いた。

2023年の10月末頃、愛知県刈谷市から大分県日出町に移住した古田さん夫妻。これまで大分県や日出町との接点はあったのでしょうか。

古田賢一さん(以下賢一さん) 全くありませんでした。自分は山口県下関出身で、妻は青森県出身。私は高校を卒業後、就職して約40年間愛知に住んでいたものですから。

古田美香子さん(以下美香子さん) 大分県に来るようになったきっかけは、11年前の訪問です。下関に帰省するタイミングで、何げなく「ついでに別府の温泉に入ろうか」という話になったんです。だけど別府市内の宿が全く空いていませんでした。 諦めかけていたときに日出町の施設「カサデルビエント(Casa del vient)」がオープンしたと知って、そこに宿泊したんです。そしたら大神エリアと別府湾の景色がすごくて。

賢一さん もう景色に一目ぼれしちゃって。「いつかここに住みたいね」って話すようになったんです。後から聞いたら、別大マラソン(別府大分毎日マラソン大会)があったから宿が全然空いていなかったらしいんです。でも結果的にはよかった。これをきっかけに毎年1回は日出町を訪れるようになりました。

もともと退職後は下関に戻ろうと思っていたんです。でも、「海もあるし、山もあるし、生活に必要な施設が一通り揃っていて、住むんだったら日出町がいいな」という気持ちがだんだん強くなりました。

別府のホテルが空いていたら、今、ここにはいらっしゃらないかもしれませんね。ご自宅は新築の一軒家ですが、土地はどのように探されましたか?

美香子さん 日出町に行くたびに土地探しや展示場まわりをしていました。 そんな中、ある不動産会社のHPに良さげな土地が掲載されていたので、すぐに連絡を入れました。掲載してわずか15分くらいだったらしいです。仮押さえしてもらって、すぐに見に行きました。

賢一さん 素晴らしいロケーションだったので即決でしたね。驚いた不動産会社には「いいんですか」って聞かれましたが(笑)。愛知で仕事を続けるか迷っていたんですが、土地を買ったことが移住への後押しになりました。最終的には妻がかけてくれた「ここまで頑張ったんだから、自分のために生きたほうがいいんじゃない?」という言葉が決め手になりました。

巡り合わせの連続ですね。日出町に移住を決断してから、どのように進めていきましたか?

賢一さん 日出町役場まちづくり推進課(旧 政策企画課)にはお世話になりました。 再就職の相談にも乗っていただいて、産業雇用安定センターを紹介してもらいました。

美香子さん 移住の準備をする人向けに町内宿泊施設での滞在費を一部補助してもらえる「ひじ暮らし体験宿泊費補助金」などの補助制度をいろいろと教えてもらい、フル活用していました。自分たちは利用しませんでしたが、「ひじ暮らし体験住宅」という、一時的に滞在するお試し移住施設の利用も、便利だと思います。

ご自宅にもサウナをつくるほど大のサウナ好きという賢一さん。移住後によく行かれる施設はありますか?

賢一さん 日出の「ホテルソラージュ」や大分市「シティスパてんくう」のサウナは景色がいいですね。別府だと「野乃別府」かな。でも自宅のサウナに入ることが多いですね(笑)。

移住して1年以上。日出町での暮らしをどのように感じていますか?

賢一さん 今のところ不便は全く感じていません。交通の便がよくて空港にもすぐ行けるし、暘谷(ようこく)駅の周辺もきれいで、気に入っています。出会う人もいい人ばかりで。最初は「カサデルビエント(Casa del vient)」のオーナー夫妻しか知り合いがいない状態でしたが、お二人がいろんな場所に連れていってくれたり、知り合いに紹介をしてくれたりして、どんどん交友が広がっていきました。 今では地元のイベントに参加するまでになるほど、すっかり日出町に溶け込んでいます。

美香子さん とにかくこの町のロケーションが好きです。自転車で職場に通っているんですが、「CMの風景みたい」と思いながら海沿いの道を走っています。 日出城址も風情があって好きですね。家から見える日の出も美しくて、いまだに感動して写真を撮ってしまいます。

賢一さん 夜景も本当に素晴らしい。二人で毎年沖縄に行っているんですが、沖縄に負けないくらい星空がきれいです。

日出町の食べ物はいかがでしょう?

美香子さん 「鈴木養鶏場」(日出町藤原)のシュークリームとソフトクリーム、あと味付き卵が好きです。

賢一さん 鈴木養鶏場はとにかく卵がおいしいですね。日出ポークもおいしい。 お店だと、JR日出駅近くにある「大黒や(日出町川崎)」。活イカやイカ墨の瓦そばが食べられる居酒屋です。

移住後、「己書(おのれしょ)日出ととのう道場」という趣味である書の教室を開くという夢をかなえた賢一さん。お二人が今後日出町でやってみたいことは他にありますか?

美香子さん 日出町に憩いの場所を作りたいですね。近くの物件を購入して民泊経営なんかもいいかなと思っています。

賢一さん 妻は料理が得意なので、カフェをやるのもいいのかなと。自分たちも退屈しないですし。日出町でもっと笑っていける生活をしたいですね。

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