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業務改善がもたらす心豊かな暮らし目指す。kintoneで成長の循環を生み出すSACCSY

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SACCSY
2023/2/14 15:342023/2/14 15:34 更新)

 今、日本人の働き方が急速に変化している。Fukuoka Work Style Conference(福岡ワークスタイルカンファレンス、以下FWSC)は「働き方で未来は変わる」をコンセプトに、福岡県内で働き方改革に取り組む企業を募集し、独創的な取り組みを行う企業を表彰。時代やニーズ、人々に求められる働き方を推奨していく。2023年2月10日(金)には表彰式を兼ねたイベントが開催される予定だ。
 今回、このFWSCのパートナー企業であるSACCSY(サクシー:福岡市)の中堀博智氏に話を聞いた。

インタビュイー
経営企画
中堀 博智氏

略歴
立命館大学卒業後、12年間中小企業コンサルティング業務に従事し、 中小企業におけるDX推進の必要性と難しさを痛感する。その中でkintoneおよびSACCSYに大きな可能性を感じ、2022年に参画。

業務に合わせてオリジナルシステムを作成できる「kintone」に特化

提供:SACCSY

―日本国内で人事や労務担当者が抱えている問題、働き方の課題をどう捉えていますか。

 弊社では10~100人ぐらいの中小企業をメインにご支援させていただく機会が多く、その規模での人事や労務担当者などのバックオフィス部門の業務は、給与計算、社会保険の手続き、マイナンバー対応など多岐にわたっているのがほとんどです。感染症対策やテレワークなどコロナ禍での対応も加わり、一層煩雑になっています。
 そして近年は、生産性を上げて業績を伸ばす目的や、さまざまな社会情勢に対応するためにIT化を進める必要があり、そのための業務も増えています。しかしIT化に関しては、担当者によって業務への得意不得意があり、ITに明るい方ばかりではないので、全ての業務を人事や労務担当者で対応していくのはなかなか難しいと感じています。

―そんな中、御社が提供しているサービスについて。

 我々は「kintone」(キントーン)というサイボウズ社のクラウドサービスに特化したシステム開発、運用サポートを提供しています。kintoneは自社で業務アプリを構築できるのが特徴です。
 既存の業務系ソフトはたくさんありますが、ニッチな業種などでは細かい部分までカバーできない場合があります。例えば社労士事務所の場合、社労士業務に対応したシステムはあっても、進捗(しんちょく)管理などのシステムが搭載されていない。そうなると、別途エクセルやスプレッドシートで管理したりするわけですが、情報共有がなかなか図れないという問題が出てきます。そこで、自分たちの業務に必要な機能を搭載したアプリを作ることができるkintoneを提案しています。

業務課題を反映しkintoneの開発を代行、改善しながら伴走サポート

提供:SACCSY

―kintoneを利用するメリットとは。

 業務に合わせ、使いやすい形で自社オリジナルのシステムを作れるのが、やはり最大のメリットです。東証プライムの3社に1社の割合で導入をしているサービスで、普及率も大変高いです。ただ、社内の担当者が使い方を十分理解し、自らが全部システムを作ることができるかというと、現実的には難しい面があるのも事実。システム担当者が何人もいるような企業であれば、専門のチームを作って対応できますが。
 そこで弊社では代理店という形で「オフィシャルパートナーが代わりにkintoneの開発をします」というサービスを提供しています。クライアントから話を聞き取り、業務の課題や必要な機能を整理してkintoneに反映させてアプリを作成します。これまで紙ベースで管理していた分をシステム化するだけでも、煩雑な業務が随分と改善されますし、改善が必要な業務に優先順位をつけた上でサービスを提供し、アプリ導入後も伴走支援でサポートを続けます。せっかく導入してもうまく使いこなせなかったり、そもそも使われないシステムが多かったりしたら意味がありません。kintoneは、使いながら「ここを細かく管理したい」と感じたら細かく管理できる要件を追加することができるので、我々は最低でも1年は伴走し、改善につながるまでをサポートしています。

―kintoneに絞った代理店というのは全国的にも珍しいですが、なぜkintoneだったのでしょう。

 そもそもは弊社代表が創業前に、企業の業務課題の相談などに携わっていたのですが、その中で「導入したシステムが高額で、自社でシステムをカスタマイズすると数百万円~1000万円以上かかってしまう」などの話を多く耳にしていた。それだとIT化の実現は難しいし、ではリーズナブルなパッケージソフトを導入すると、それでは業務に細かく対応できないという問題がありました。
 そこで適切な商品を探していたところkintoneがリリースされ、「これでクライアントが必要とするサービスを提供できる」と感じたわけです。他のシステムとkintoneを平行して扱う代理店が多いですが、弊社ではkintoneに特化した方がサービスの質も上がると確信しています。

煩雑な業務やアナログ作業が多い業界にDXで業務改善と意識改革に貢献

提供:SACCSY

―福岡や九州のエリアの導入事例を。

 社労士・行政書士法人のアドバンス(福岡市)では、データの一元管理をはじめ、在宅勤務のサポート、紙の書類を減らすための電子化やクラウド管理などにkintoneを利用されています。kintoneは最小単位が5人(5ID)から始められるのも特徴なので「少しずつ紙をなくしていこう」とスタートし、業務の進捗管理や手続きもスムーズにできるようになりました。それまで紙ベースの作業で出社が求められていた事案もなくなりました。業務の進捗について知りたいときも、以前はその都度、担当者に確認が必要でしたが、クラウド管理になり社内全体で共有できるように。在宅ワーク時をはじめ、担当者が欠勤や産・育休、退職しても、情報を管理できるようになったのも利点です。
 建設業の大新電興(福岡県那珂川市)では、工事に関するさまざまな業務をkintoneで管理しています。いつどこから受注したか、内容や担当者、受注金額や材料費、人件費の予算などです。この業界は現在も紙やエクセルでの台帳管理が多いようですが、それでは情報共有が難しく、全体の把握ができない場合が多々あったようです。労務費や人件費などの計算も、それぞれ紙に書き出して日報で集計していたとか。紙ベースでの作業は、提出のために現場から事務所に戻る必要があり、事務担当者も手書きの日報をまとめて集計する手間がかかります。
 そこで、工事台帳と業務日報をkintoneで組み入れ、スマホなどで現場から日報を入力すると自動集計され、台帳に反映できるように。さらに担当現場が赤字か黒字か、現場にコストかかり過ぎていないかなど、労務費などを数字にして可視化したことで、従業員の大きな意識改革につながっているそうです。
 「業務が楽になった」という業務改善だけでなく、関連して業績を上げるのが命題。データの蓄積をはじめ、従業員の意識改革が見られた点は大きな効果といえるのではないでしょうか。

―今回のFWSC参加への思いや狙いを。

 弊社は「業務改善で心を豊かにする」をミッションに掲げ、2019年に設立して4期目になります。仕事をしっかりこなしながらも、プライベートや家族との時間も充実させようという理念で創業しました。
 一人一人の気持ちに余裕が生まれ、前向きな気持ちで仕事に取り組めるようになる。そうすることで個人も会社も生産性が上がり、一層成長できる循環が生まれる。そんな社会をつくっていきたいという思いで、業務改善やIT化でその手助けができればと考えています。コロナ禍になり同様の考え方が一般的にも急速に浸透してきているので、一層、価値ある時間をつくりたい思いが深まりました。今回のカンファレンスにも同様の意義があると感じています。

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