【スマートキャンプ】DXに触れる、知る 「BOXIL EXPO IT・DX展in FUKUOKA」11月11日開催
スマートキャンプ株式会社は、インターネット上のクラウド経由でサービスを利用するSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス=サース)プラットフォームを軸に企業の販売やマーケティング支援を手がけています。2021年6月には福岡市に支社を開設し、九州全体で事業を拡大。11月11日(金)には同市博多区の博多国際展示場&カンファレンスセンターで初めて「BOXIL EXPO IT・DX展 in FUKUOKA 秋」と題してオフライン展示会を開催します。
同社の詳しい事業内容や、九州・福岡におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の現状、展示会の狙いなどについてスマートキャンプ執行役員の髙橋洸平氏とEVENT事業本部長の堤直樹氏に話を聞きました。
「Small Company、Big Business」
テクノロジーで社会の非効率をなくす
―スマートキャンプとは、どういう会社なのでしょうか。
髙橋氏 労働人口が減少し、1人当たりの労働生産性向上が求められる中で、「Small Company、Big Business」=小さな会社でも大きな事業を遂行する=というビジョンの下、「テクノロジーで社会の非効率をなくす」というミッションを掲げて2014年に創業しました。テクノロジーのツールとしてSaaSを用い、SaaS比較サイト「BOXIL SaaS(ボクシルサース)」、そこから派生したインサイドセールスアウトソーシング「BALES(ベイルズ)」、インサイドセールス管理クラウドサービス「BALES CLOUD(ベイルズクラウド)」、そしてオンライン展示会「BOXIL EXPO(ボクシルエキスポ)」の4事業を核として展開しています。
―「テクノロジーで非効率をなくす」ためには何をしたらいいのでしょうか。
髙橋氏 何らかのツールを入れようとするときに、一つ一つ検索して問い合わせ、何がニーズと合致するのか検討しなければいけません。まず情報収集に膨大な時間を要するわけで、その「情報収集の非効率をなくす」のがメイン事業の「BOXIL SaaS」という比較サイトです。ウェブ上の「BOXIL SaaS(https://boxil.jp/)」にアクセスすると、いろいろなSaaSを一つのページで比較することができます。自社のサービスを多くの人に届けたいと思う提供企業と、いろいろ情報収集してSaaSを導入しようというユーザー企業とをマッチングするサイトで、見込み客の情報提供という形で提供企業のマーケティング活動を支援。そこで、「見込み客の情報をもらっても社員が少ないために営業活動できない」という声に応える形で生まれた事業が、見込み客に対して電話やメールなど非対面で行うインサイドセールスの代行サービス「BALES」で、さらにそこから派生する形でインサイドセールスの支援に特化したCRM「BALES CLOUD」が誕生しました。
各地からDXを推進
初のオフライン展示会を福岡で

―オンラインで続けてこられた「BOXIL EXPO」を今回オフラインで開催されるのはなぜでしょう。
髙橋氏 もともとはオフライン開催を目指していました。それが、コロナ禍で急遽オンラインにシフト。20年6月から現在まで17回、数千名規模のイベントを重ね、事業の大きな柱として成長しています。ですが、オンラインだけで全国各地のさまざまな企業に情報を届けられているかというと、現状はそうではありません。私たちがいくら「BOXIL SaaS」で発信しても、検索していただかないと情報は届けられません。また、各地の企業にとっては東京の成功事例は「東京のマーケットだからできること」にしか思われず、現実的な活用イメージは湧きにくい。地域ごとにイベントを開催し、その地域でのDX成功例を聞くことが、ITやDXを考えるきっかけになるのではないか。そういう思いからオフライン展示会に踏み切ったわけです。
―初のオフライン展示会の場所として福岡を選ばれた理由は。
髙橋氏 福岡市は全国に先駆けたはんこレスの実現、DX戦略課の新設など地方自治体としては他に例がないほどDX推進で注目されています。さらに商工会議所もDX展示会を開催された事例があるなど、チャレンジ意識が強く、既に取り組みに着手している都市。ここなら、われわれと同じ思いで、地元の行政、企業や団体の皆さまと一緒にイベントがつくれるのではないかと選択しました。

DXは経営全体の仕組みを変えること
ITはその手段にすぎない
― 一方で、九州の企業の37%が「DX推進は重要である」と考えているが、DX推進に取り組んでいる企業はわずか18%という調査結果もあります。
堤氏 九州に限らず、全国的に見てもDXの推進率はまだまだ低いです。DXの推進が大切と分かっているけれど、何から始めればいいか分からず、知識やスキルがなくて動けないというのが現状。そのためにも、まずはDXに必要なSaaSなどのITツールに触れてみることが一番大事なポイントです。取り組んでいる企業が18%ならば、まさに残りの82%の「DXってよく聞くけれど、全然分からない」という方々の来場を期待します。
髙橋氏 よく勘違いされるのですが、DXとITの導入は全然違うものなんです。DXは、経営全体の仕組みやフロー、体制や戦略を変えるという大きな取り組みであり、目的。一方、ITはDXを実現するための手段でしかない。ITを導入して終わりではなく、いかにそれを活用して事業に生かしていくかが重要なのですが、DXに精通して推進できる人材が圧倒的に不足しています。その結果、「何をすればいいか分からない」と思考停止してしまっている。その克服には、明確なリーダーがトップダウンで推進していくことが大切で、福岡市はそれがうまく進んでいる良い例ではないでしょうか。
参加すれば、誰もが業務効率化のヒントが得られる展示会
気軽に参加を!
―今回の展示会の具体的な内容をお聞かせください。
堤氏 出展企業は30社弱ですが、人事の業務効率化、営業やマーケティングの効率化などジャンル、サービス内容が多彩です。DXを推進している地元の企業やAIに特化したコンサル、税理士法人によるインボイス制度についての講演やセミナーなども用意しています。経営者、リーダー層だけでなく、全てのビジネスマンが何らかの役立つ情報と出合うことができるでしょう。会場は、博多駅から徒歩圏内に昨年オープンしたばかりの博多国際展示場&カンファレンスセンター。軽い気持ちで立ち寄り、参加していただきたいですね。
―「BOXIL EXPO」を中心とした展示会事業の今後の展望は。
堤氏 オフライン展示会を東京や大阪など大都市でも開催していきたいですね。やっぱりオフラインでしか体験できないことがあります。触れる、見る、聞くなど五感全体で感じる意味は大きいし、現地に出かけることで意識的、能動的になるものです。自宅で参加するのとはモチベーションが大きく違うと考えています。そのため今後は、オフラインとオンラインとを融合させた形でイベントを展開していきたいと思います。
髙橋氏 ベトナムやタイ、インドなど東南アジアや南アジアで展示会をやりたいという海外展開がひとつ。あと個人的には、全都道府県でイベントをやりたいと思っています。今回の展示会では、IT業界でしばしば使われるカタカナの専門用語を日本語に言い換えるなど、誰でも参加しやすい仕組みづくりをしています。「IT」や「DX」に抵抗をお持ちの方も、まず、足を一歩踏み出して触れ、感じていただきたいですね。